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教員名 : 徐 華
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授業コード
220307
オムニバス
科目名
街路空間設計論
科目名(英語)
Planning and Design of Street Space
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
金曜5限
対象学科
博前_建築
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択科目
担当者
徐 華
教室
実務家教員担当授業
あり、その経験を活かし、街路空間における設計上の工夫に注目し、設計と人間の行動の研究と両方の視点から授業を行う。
授業の目的と進め方
街路空間には、路地、商業街、水辺、広場、公園などが挙げられ、そこで人々が出会って会話を交わし、くつろぎ、楽しく過ごす。生き生きした、安全、健康、持続可能なまちを作り上げるために、空間のスケール、人々の感覚・アクティビティに配慮した街路空間のデザインを考える必要がある。本授業では、現地を調査した上、よい街路空間の提案を行ってもらう。街路空間について計画・設計の基本素養を身につけることを目的とする。
達成目標1
街路空間のスケール・感覚・アクティビティについて把握できること【10%】。
達成目標2
路地空間、商業街空間、広場空間、公園空間、親水空間などを取り上げ、利用者の視点によって良質な街路空間のあり方を把握できること【20%】。
達成目標3
演習を交えることによって、人々の滞留・通過・交流行動を観察し、街路空間の設計との関係を考察できること【50%】。
達成目標4
よい街路空間のデザインの際に考慮すべき要素を見つけること【20%】。
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
○
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
○
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
街路空間設計論についての全体の説明
生き生きした、安全、持続可能、健康な街路空間に関する文献を調べ、現地調査を行う(3時間)。
第2回
生き生きした、安全、持続可能、健康な街路空間
出会いの場所としての街路空間に関する文献を調べ、現地調査を行う(3時間)。
第3回
出会いの場所としての街路空間
感覚とスケールと街路空間に関する文献を調べ、現地調査を行う(3時間)。
第4回
感覚とスケールと街路空間
感覚とコミュニケーションと街路空間に関する文献を調べ、現地調査を行う(3時間)。
第5回
感覚とコミュニケーションと街路空間
いきいきした街路空間における移動行動に関する文献を調べ、現地調査を行う(3時間)。
第6回
いきいきした街路空間における移動行動
いきいきした街路空間における滞在行動に関する文献を調べ、現地調査を行う(3時間)。
第7回
いきいきした街路空間における滞在行動
安全な街路空間に関する文献を調べ、現地調査を行う(3時間)。
第8回
安全な街路空間
持続可能かつ健康な街路空間に関する文献を調べ、現地調査を行う(3時間)。
第9回
持続可能かつ健康な街路空間
目の高さの視覚と街路空間に関する文献を調べ、現地調査を行う(3時間)。
第10回
目の高さの街路空間
時を過ごすのに適した街路空間に関する文献を調べ、現地調査を行う(3時間)。
第11回
時を過ごすのに適した街路空間
出会いに適した街路空間に関する文献を調べ、現地調査を行う(3時間)。
第12回
出会いに適した街路空間
自己表現・快適な街路空間に関する文献を調べ、現地調査を行う(3時間)。
第13回
自己表現・快適な街路空間
アクティビティな街路空間に関する文献を調べ、現地調査を行う(3時間)。
第14回
アクティビティな街路空間
街路空間の設計要素をまとめ、これまでの発表成果を冊子にする(2時間)。
「人間のための街路空間」の提案(3時間) 課題等に対するフィードバック
課題における代表的な論点について、現地調査の写真などを通して実例を挙げながら、授業内で解説や議論を行う。
評価方法と基準
レポートと発表により総合評価する。60点以上(100点満点)で合格とする。
テキスト
『人間の街 公共空間のデザイン』 ヤン・ゲール著 北原理雄訳 鹿島出版(2014)
参考図書
『建築・都市計画のための調査・分析方法』 日本建築学会編 井上書院(2005)
『建築設計資17 歩行者空間—楽しく歩ける街をめざして』 建築思潮研究所・編 建築資料研究社発行(1987) 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
本授業では、演習を通して人間の視点による多種な街路空間を比較考察によって、街路空間におけるスケール・感覚・アクティビティを検討し、街路空間のデザインの質を向上させる要素を見つける。人間に配慮した良好な街路空間デザインを実現するための計画・設計力を高める。
履修登録前の準備
街路空間のスケール・配置、人々の滞留・通過行動をよく観察する。
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