シラバス情報

授業コード
220399
オムニバス
科目名
空間構造特論
科目名(英語)
Advanced spatial structure
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
月曜3限
対象学科
博前_建築
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択科目
担当者
箕輪 健一
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
本授業では大空間構造物を構成する空間構造の全般を学ぶ。空間構造に関する歴史や座屈性状や振動特性を把握するとともに、実例を通して構法や設計法について学ぶ。また、近年における空間構造の新たな展開について学ぶとともに、自ら大空間の構成方法を提案するとともに模型の製作や発表を通じて実践的な能力を修得する。 
提出された課題等は添削し返却します。内容を必ず復習して下さい。
達成目標1
空間構造の歴史を述べられるとともに、空間構造の代表的な作品の特徴を説明できる 【25%】
達成目標2
ラチスシェルや膜構造などの設計法やテンセグリティや形態創生に関する知識を説明できる 【25%】
達成目標3
空間構造の基本的な性質を理解し、座屈性状や振動特性を説明できる 【25%】
達成目標4
今後の空間構造の展望を述べることができる 【25%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
空間構造の実例と分類
国内外における空間構造に関する事例を各自調査しておくこと。(1時間) 
第2回
アーチ構造とシェル構造
アーチ構造やシェル構造に関する事例や特徴を各自調査しておくこと。(1時間) 
第3回
折板構造
折板構造に関する事例や特徴を各自調査しておくこと。(1時間) 
第4回
ラチスシェル構造
ラチスシェル構造に関する事例や特徴を各自調査しておくこと。(1時間) 
第5回
膜構造
膜構造に関する事例や特徴を各自調査しておくこと。(1時間) 
第6回
空間構造の新たな展開
近年における空間構造における新たな挑戦を各自調査しておくこと。(1時間) 
第7回
レシプロカルフレーム構造
レシプロカルフレーム構造に関する文献を各自調査しておくこと。(1時間) 
第8回
テンション構造
テンション構造に関する文献を各自調査しておくこと。(1時間) 
第9回
張弦梁構造
張弦梁構造に関する文献を各自調査しておくこと。(1時間) 
第10回
テンセグリティ構造
テンセグリティ構造に関する文献を各自調査しておくこと。(1時間) 
第11回
自由曲面の形態創生
自由曲面の形態創生に関する文献を各自調査しておくこと。(1時間) 
第12回
空間構造の提案
新たな空間構造を考え、基本計画案をエスキスすること。(1時間) 
第13回
空間構造の製作
自ら提案した新たな空間構造の模型を作製し、さらなる進化をはかること。(1時間) 
第14回
課題発表
自ら提案した新たな空間構造について、わかりやすく紹介できるプレゼンテーションを作成する。(1時間) 


課題等に対するフィードバック
課題で正答率が低かったものについては、授業内で解説の時間を設ける。
評価方法と基準
課題60%、演習40%
課題と演習の結果に基づいて総合得点を求め、60点以上を合格とする。
テキスト
適宜、授業にて指示をおこなう。 
参考図書
皆川洋一『建築学構造シリーズ 建築空間構造』オーム社 (2002) [ISBN-13: 978-4274132537] 
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
本科目では、連続体シェル構造の発展的内容である空間構造の力学問題を取り扱い、空間構造を通じ建築技術のこれまでの発展や可能性について探求することで、実務設計や研究・開発を行うに資する専門的な能力を身につける。そして、新たな空間構造を自ら提案し、プレゼンテーションする能力を養う。 
履修登録前の準備
シェル構造設計論を受講した上で、連続体シェル構造の力学について熟知していること。