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教員名 : 伊藤 大輔
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授業コード
220516
オムニバス
科目名
建築光環境特論
科目名(英語)
Advanced Course on Lighting Environment
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
火曜1限
対象学科
博前_建築
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択科目
担当者
伊藤 大輔
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
建築環境工学の分野は、熱・光・水・音・空気質等、広範囲に及ぶが、光環境は建物の省エネルギーや快適性に深く関連している要素であり、建築照明はなくてはならないものである。この授業を通して、光環境について、さらに詳しく修得することを目的としている。
達成目標1
建築光環境を具体的に計画することができるようになる。【40%】
達成目標2
窓方位や地域によって最適な日よけや昼光導入装置の検討ができるようになる。【30%】
達成目標3
省エネルギーや快適性向上を目指すための、照明手法を修得できる。【30%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
○
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
建築光環境デザインの在り方
環境工学Ⅰまたは室内環境で学んだ、光分野の基礎を復習しておくこと。(2時間)
第2回
電磁放射と光
電磁放射について事前に調べ、理解を深めること。(2時間)
第3回
測光量
各測光量の関係についてまとめて、理解を深めること。(2時間)
第4回
光色と物体色
身の回り照明の光色を調査し、自らの生活における影響について考えてみる。(2時間)
第5回
昼光(太陽位置)
計算により太陽高度と太陽方位角を求め、実際の太陽位置を確認すること。(2時間)
第6回
昼光(窓と日よけ・採光装置)
身の回りの日よけを調査し、その効果について考察すること。(2時間)
第7回
昼光(事例紹介)
太陽位置を確認し、どのように昼光が導入されているかを調査すること。(2時間)
第8回
人工光(光源の種類)
身の回りの照明器具に使われている光源を調査すること。(2時間)
第9回
人工光(照明器具)
様々な照明器具を調査し、どのような光環境となっているかを考察すること。(2時間)
第10回
人工光(照明方式と建築化照明)
建築化照明の最新事例を調べ、理解を深めること。(2時間)
第11回
照明計算の基礎
環境工学Ⅰまたは室内環境で学んだ、照明計算を復習しておくこと。(2時間)
第12回
照明シミュレーション(概要説明)
照明シミュレーションの資料を読んでおくこと。(2時間)
第13回
照明シミュレーション(演習)
照明シミュレーションの計算し、その結果について考察すること。(2時間)
第14回
総評まとめ
照明シミュレーション方法の復習をしておくこと。(2時間)
課題等に対するフィードバック
,
毎回の授業でのレポート、課題に対するレポートや発表について、その都度、講評、コメントをおこなう。 評価方法と基準
レポート(40%)+ 課題(60%)の割合で評価し、60点以上を合格とする。
テキスト
なし。適宜資料を配布する。
参考図書
倉渕隆 『建築環境工学』 市ヶ谷出版社(2016年) [ISBN: 978-4-87071-024-5]
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
建築の光環境について、理論学習と計算演習をとおして、深く理解することを目的としている。最初に光の基礎に関して学習を行い、その後、昼光と人工光に分けてそれぞれの特徴を学ぶ。最後に照明シミュレーションを行うことにより光環境を予測・評価するスキルを身に付けることができる。
履修登録前の準備
学部の2学年に履修している「環境工学Ⅰ」において、光環境に関する内容が、この授業の基本となっているため、環境工学について、しっかりと復習しておくこと。
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