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教員名 : 末吉 雄二
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授業コード
520850
オムニバス
科目名
特別活動及び総合的な学習の時間の指導法
科目名(英語)
Teaching method for extracurricular activitiesand comprehensive study time
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
金曜4限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
教職科目
必選の別
教職科目
担当者
末吉 雄二
教室
5-301
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
特別活動は、集団及び体験的な活動を通して、社会性の育成等を図るという特質を理解するために、特によりよい人間関係を築く力や自主的・自発的に社会に参画する態度や自治的能力を育成することを修得する。
総合的な学習の時間は、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通してよりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力の育成することを修得する。 達成目標1
特別活動の指導法では、目標や内容及び教育課程上の位置付け、また他領域との関係を理解できる。【20%】
達成目標2
地域住民や他校等との連携のあり方や、指導体制及び評価のあり方を理解できる。【10%】
達成目標3
学級活動や生徒会活動及び学校行事の実践事例を通して、人間関係形成・社会参画・自己実現の指導法を修得できる。【20%】
達成目標4
総合的な学習の時間の指導法では、各教科や特別活動の相違点及び共通点を理解できる。【10%】
達成目標5
総合的な学習の時間では、実社会・実生活の課題を探求する学びを実現するために必要な基礎的な能力を身に付けて、指導計画を作成できる。【20%】
達成目標6
主体的・対話的で深い学びにより、総合的な学習の時間の具体的な手立てを理解できる。【20%】
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
〇授業に関するオリエンテーション
〇特別活動の位置と変遷 ・我が国における特別活動の変遷とは ・学校教育における特別活動の位置や役割について の理解 ・新学習指導要領の要点の理解 ・どんな学級が過ごしやすいか、まとめてみる。(1時間)
(学習指導要領で要点を確認してみる。) ・配布したプロフィール用紙を作成してくる。(1時間) 第2回
〇特別活動の目標と内容(1)
・特別活動の目標(中学校・高等学校) ・目標の構成:望ましい集団活動、集団・社会の一員、自己の生き方 ・内容及び特質:集団活動、実践活動、自主的活動の意味と意義 〇特別活動の目標と内容(2)
・特別活動の内容と教師の役割 ※中学校の近年の 生徒の実態を通しての事例の分析・考察 ・生徒指導との関係 ・相互の関連と教育的意義についての理解と、その具 体的取り組み 第3回
・学級担任として、学級経営方針等を含む自己紹介(3分間)スピーチ原稿をまとめてくる。(1時間)
・課題について、自分の考えを述べる。(1時間) ・学級担任として、学級経営方針等を含む自己紹介(3分間)スピーチ原稿をまとめてくる。(1時間)
・課題について、自分の考えを述べる。(1時間) 第4回
〇特別活動の目標と内容(3)
・特別活動の内容 ※高等学校の近年の生徒の実態 を通しての事例と分析・考察 ・生徒指導との関係 ・相互の関連と教育的意義についての理解と、その具体的取り組み ・生徒指導の根本は何かを考え、まとめてくる。(1時間)
・課題について、自分の考えを述べる。(1時間) 第5回
○学級活動
・学級活動(ホームルーム)と学級経営との関連 ・生徒と教員の人間関係 ・指導上の留意点:学級経営との関係、配当時間、TT方式、専門的な知見 教員の指導のあり方と、生徒との人間関係の観察の仕方をまとめる。(1時間)
・課題について、自分の考えを述べる。(1時間) 第6回
〇生徒会活動
・生徒会活動の目的・内容の理解 ・生徒会活動の特質への理解 ・異年齢活動としての生徒会・各種専門委員会・学校行事との関連 ・生徒会活動の意義と学級経営との関係をまとめる(1時間)
・課題について、自分の考えを述べる。(1時間) 第7回
〇学校行事
・学校行事のねらいと種類別内容 ・修学旅行・運動会等を考える。 ・学校行事の指導計画の実際、及び指導に当たっての留 意点 ・各生徒のよさ・可能性を活かす学校行事への関わり方をまとめる。(1時間)
・課題について、自分の考えを述べる。(1時間) 第8回
〇特別活動の全体計画と年間指導計画の作成
・各活動の年間指導計画を作成するための方法や手順の理解 ・特別活動の全体計画を作成する。(1時間)
・課題について、自分の考えを述べる。(1時間) 第9回
特別活動の評価及びその内容と方法
・評価についての基本的な考え方 ※特別活動の評価の特徴 ・活動と評価の一体化とは、具体的に何を意味するのかまとめてみる(1時間)
・課題について、自分の考えを述べる。(1時間) 第10回
〇特別活動と各教科との関連
・各教科との関連 ・総合的な学習の時間、道徳、生徒指導との関連 ・集団活動の特質と発達についての理解 ・豊かな人間形成に果たす特別活動の目標及び内容について改めてまとめてみる。(1時間)
・課題について、自分の考えを述べる。(1時間) 第11回
〇総合的な学習の時間の意義と役割
・内容及び基本的な考え方の理解 ※探求的な見方・考え方の理解 ・シラバスより本授業の概要を理解し、総合的な学習の時間で育つ力について考える。(1時間)
・課題について、自分の考えを述べる。(1時間) 第12回
○総合的な学習の時間の目標と具体的な指導法の理解
・主体的・対話的で深い学びの理解 ・学習指導要領の4・5章を通読する。(1時間)
・テーマ設定と単元計画の内容を考える。(1時間) 第13回
○総合的な学習の時間における指導法体制及び評価の考の考え方への理解
・個人、又はグループにてテーマの設定・資料収集 ・ポートフオリオ評価について調べてくる。(1時間)
・テーマによる発生した課題に対する自分の考えをまとめる。(1時間) 第14回
〇総合的な学習の時間の全体計画、及び年間指導計画の作成
・テーマについてまとめたものを発表 ・テーマのまとめを発表する為の原稿を作成する。(1時間)
・全体計画の素案を作成する。(1時間) 課題等に対するフィードバック
①毎回の課題についてまとめてくる。
②各自がまとめてきた内容を、自グループ内で発表する。 ③各グループ内で、よりよい内容にまとめる。 ④指示された4つのグループの代表者が全体の中で発表し、そのポイントを授業者が板書する。 ⑤板書された内容以外の意見を求める。 ⑥課題についての内容を、板書された以外の内容もあわせて学生全体に指導し、理解を求める。 評価方法と基準
・毎回の課題提出:20%
・授業中の課題についての発表30% ・レポート:50% 上記内容を100点満点で成績評価し、最終的な評価が60〜70点未満の場合をC評価とする。 テキスト
・末吉雄二『自己肯定感・有用感を高めるカリキュラム・マネジメント』学事出版(2020年)
[ISBN978-4-7619-2604-5] 参考図書
・中学校学習指導要領(平成29年告示)[ISBN978-4-8278-1558-0]
・高等学校学習指導要領(平成30年告示)[ISBN978-4-8278-1567-2] 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
特別活動における学級づくりが教育課程の実施には不可欠な基盤づくりであることを理解して、学級の構成者としてのカリキュラム実施(望ましい集団活動)に積極的に参加できるようにする。
・総合的な学習の時間では、テーマにおける探求的な活動を積極的に深めようとする姿勢を重視すると同時に、話し合い活動や発表において、他者の意見を受け入れながら多様な考えを表現することができるようにする。 履修登録前の準備
教育実習、教員採用試験の前年度であることの自覚を強くもって授業に参加する。
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