シラバス情報

授業コード
210444
オムニバス
科目名
特別研究Ⅰ
科目名(英語)
Advanced StudyⅠ
配当学年
2年
単位数
4単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
実習
対象学科
博前_機械
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
必修科目
担当者
二ノ宮 進一
教室
実務家教員担当授業
担当教員(二ノ宮)は、公的機構での生産技術研究および実生産指導の経験を活用した授業を行なう。その経験を活かし、機械加工に関する特別研究を、実例、テキストからのみでは分からない細部の解説などを含み、実感のある授業を展開する。  
授業の目的と進め方
機械システム工学に関する研究領域において、各教員の指導を受けながら学術研究を行う。未知の学問の探求と問題解決に必要な専門知識、情報収集・処理能力、実験の計画・遂行能力、さらに独自の発送と見解を解説するプレゼンテーション能力を身に付けることを目標とし、それらをもって修士論文を完成する。その第一段階として、上記能力の育成を図る。 
達成目標1
研究テーマ領域の周辺を幅広く伸ばすべく研究することで、専門領域以外の分野を理解する能力を身に付けることができる。【20%】
達成目標2
国内外での学会における発表を通して、広い世界観と堅実な思想を有することができる。【20%】
達成目標3
投稿論文の作成により、科学技術論文の作成方法や、科学理論の組み立て方、および、論理的な思考を身に付けることができる。【20%】
達成目標4
研究活動を通して、建設的で実践的な科学技術者や技術開発者となることができる。【20%】
達成目標5
研究計画の立案、研究遂行、学会等での成果の報告を通して、自立した科学技術者や技術開発者となることができる。 【20%】
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
研究開始時における専攻による研究計画審査
大学4年間の学習内容及び卒業論文における研究内容を整理する。
大学4年間の研究内容を整理(復習)すること(2時間)
今後の研究活動を企画(予習)しておくこと(2時間)
第2回
研究計画の具体的な立案(第1期)
修士論文の最終形態を意識し、指導教員らと研究計画を立案する。
研究計画を再度見直(復習)しておくこと(2時間)
計画遂行のための課題を整理(予習)しておくこと(2時間)
第3回
研究の遂行(第1期初期)
大学4年間の研究内容で、残された課題を整理する。
課題内容を見直(復習)しておくこと(2時間)
課題内容から発展させる方法を立案(予習)しておくこと(2時間) 
第4回
研究の遂行(第1期中期) 
大学4年間の研究内容で残された課題からさらに発展する方法を熟考する。
課題を発展させる方法を整理(復習)すること(2時間)
発展させた方法から研究計画を立案(予習)すること(2時間)
第5回
研究の遂行(第1期後期) 
指導教員とディスカッションし、最終的な修士論文を意識した研究計画を決定する。
研究計画を見直(復習)しておくこと(2時間)
研究計画に必要な文献等を調査(予習)しておくこと(2時間)
第6回
研究に関する文献調査(第1期)
研究動向を自身の研究に活かすことは有益であるから、主テーマに関する文献を調査する。
調査した文献をまとめ(復習)ておくこと(2時間)
主テーマ周辺分野の文献を調査(予習)しておくこと(2時間)
第7回
研究テーマの周辺技術の文献調査(第1期) 
研究テーマに関連した周辺分野も自身の研究を理解する上で重要で、継続的に文献を調査する。
調査した文献をまとめ(復習)ておくこと(2時間)
主テーマに関連した外国の文献を調査(予習)しておくこと(2時間)
第8回
研究テーマに関する外国語文献調査(第1期)
研究テーマに関連した外国語文献を積極的に調査し、外国の文献調査の手法を身につける。
調査した外国文献をまとめ(復習)しておくこと(2時間)
調査結果から研究のオリジナリティを考えて(予習)おくこと(2時間)
第9回
理論構築(第1期)
研究に関する理論について、そのオリジナリティを意識した仮の理論付けを行う。
理論のオリジナリティを整理(復習)すること(2時間)
理論を立証するための実験計画を立案(予習)すること(2時間) 
第10回
実験計画(第1期)
研究を遂行する実験計画を練り、必要な装置や計測器類を準備する。
実験計画や装置等の整理(復習)すること(2時間)
検証実験・調査を行う準備(予習)すること(2時間)
第11回
研究の遂行(第1期前期)
実験装置の準備や調査方法を吟味する。
準備に不備がないか再整理(復習)すること(2時間)
実験・調査で必要なデータは何かを整理(予習)すること(2時間)
第12回
研究の遂行(第1期中期)
必要なデータやパラメータを理解し、実験・調査を実施する。
データやパラメータに不備がないか整理(復習)すること(2時間)
理論との照合に必要なデータは何か検討(予習)すること(2時間) 
第13回
研究の遂行(第1期後期)
得られたデータやパラメータを処理し、構築された理論との整合性を照合する。
照合結果を再整理(復習)すること(2時間)
オリジナリティを確認し、大学内外への発表の準備(予習)を行うこと(2時間)
第14回
中間発表(大学内外へ発表)
最終的な修士論文の研究に役立てるため、大学内外で行われる発表会に参加し、自身の研究成果を評価してもらう。
研究発表会で指摘を受けた内容を整理(復習)すること(2時間)
研究計画を見直すためのたたき台を立案(予習)すること(2時間)


課題等に対するフィードバック
研究結果について整理した報告書により、ディスカッションを通して指導する。
評価方法と基準
学協会が主催する国内外での学会の研究発表状況、加えて、中間(研究計画)発表会による概要集や発表状況を総合して評価を行う。指導教員が達成目標に基づいて評価し、60%以上の到達をもって合格とする。 
テキスト
研究テーマに関連する専門書および文献(指導教員による)
参考図書
研究テーマに関連する学術図書または学術論文(各指導教員による) 
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
機械システム工学専攻前期課程は材料・設計・計測・加工など、ものづくりに必要な分野の技術をプロダクトデザイン、次世代加工技術、ロボット創造の3つの柱を通して学び、多様化する社会的要請に柔軟に対応できる専門知識と実践力を備えた開発技術者および研究者の育成を目標にしている。本科目は、博士前期課程の学生が必ず受講する最も重要な科目で、博士前期課程の最終科目と位置づけている。 
履修登録前の準備
大学学部4年間で修得した知識について、研究分野の内容を中心に復習しておくこと。また、卒業論文と同じ領域の研究をする場合には、卒業論文の研究の何について深く研究するかを整理しておくこと。卒業論文と異なる領域の研究をする場合には、指導教員と研究内容についてディスカッションしておくこと。