シラバス情報

授業コード
210515
オムニバス
科目名
特別演習Ⅰ
科目名(英語)
Advanced Practice I
配当学年
1年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
集中講義
対象学科
博前_環境
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
必修科目
担当者
八木田 浩史
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
学生は、本授業を受講することにより、修士論文を作成するための広範なスキル(広い視野で思考する力、課題を発見し分析する力、速やかに実行する力、研究を企画する力、明快に説明する力、論理的に議論をする力、自らコミュニケーションする力)を伸ばし、2年次の「特別研究」を効率的に進めることにより、より大きな研究成果を得ることができるようになる。これらのスキルは、自らの研究テーマに対する研究活動を通して育まれていくように指導されるため、積極的に学会などでの発表を行うことが期待される。
達成目標1
研究における課題や実施内容を自ら提案することができる。【40%】
達成目標2
研究の背景や実社会で役割を、他分野の人たちも理解できるように説明できる。【20%】
達成目標3
わかりやすく表現・説明し、論理的に議論することができる。【20%】
達成目標4
自らコミュニュケーションし、協調性をもって行動できる。【20%】 
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
本演習の概要説明
予習:卒業研究を振り返り、自身の強み弱みを整理する。(1時間) 
復習:本演習の実施内容を確認し、目標を設定する。(2時間) 
第2回
研究背景の振り返り
予習:研究テーマの社会・技術背景について整理する。(2時間)
復習:教員とのディスカッションの内容を整理する。(2時間)
第3回
文献調査方法の確認(修得)
予習:卒業研究時に行った文献調査方法について再確認する。(1時間)
復習:文献検索やその取得方法をまとめ実行できるようにする。(2時間)
第4回
文献調査による研究背景の整理
予習:調査項目について整理をしておく。(1時間)
復習:検索した文献をまとめ研究の社会・技術背景を理解する。(3時間)
第5回
研究課題の抽出
予習:社会・技術背景をさらに吟味し研究課題を見極める。(3時間)
復習:教員とのディスカッションの内容を整理する。(2時間)
第6回
研究目的の設定
予習:研究課題から研究目的を提案できるようにする。(2時間)
復習:教員とのディスカッションの内容を整理し、研究目的を設定する。(2時間)
第7回
研究計画の立案:実施項目
予習:研究目的を達成するための研究実施項目を検討する。(3時間)
復習:教員とのディスカッションの内容を整理する。(2時間)
第8回
研究計画の立案:スケジュール
予習:整理された研究実施項目を実施するためのスケジュールを立案する。(3時間)
復習:教員とのディスカッションの内容を整理し、スケジュールを確定する。(2時間)
第9回
研究:実験の遂行
予習:実験の準備を進める。(3時間)
復習:実験を繰り返しながら、出現した問題点をその都度解決するための手段を検討する。(3時間)
第10回
研究:実験データの整理
予習:実験データの整理に必要な技能を修得しておく。(2時間)
復習:整理した結果に基づき、必要に応じて再実験などを進める。(2時間) 
第11回
研究:実験データの評価
予習:実験結果の評価に必要な情報を集めておく。(2時間)
復習:評価した結果に基づき、必要に応じて再実験などを進める。(2時間)
第12回
研究進捗状況報告(発表と報告書)への準備
予習:実験方法とその結果を整理する。(3時間)
復習:教員とのディスカッションにより整理する方法を検討する。(2時間) 
第13回
プレゼンテーション技術の修得
予習:卒業研究における発表について振り返りをする。(1時間)
復習:指導を受けたプレゼンテーションに関わる技能を復習し自分のものとしておく。(1時間) 
第14回
研究進捗報告(発表と報告書提出)
予習:発表のためのスライドの作成および報告書を作成する。(5時間)
復習:教員から受けた指導をまとめ、自分のものとして定着させる。(2時間) 


課題等に対するフィードバック
その都度、口頭にて行う。
評価方法と基準
研究背景に基づいた目的の設定、研究計画の立案、実験の実施状況やその進捗状況報告(発表・報告書)の内容により総合的に評価する。 
合格(C評価以上)になるには、教員が指示したすべての提出物を期限内に提出することが最低限の条件となる。
テキスト
特に指定しない。
参考図書
必要に応じて担当教員が適宜用意する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
この科目は、博士前期課程2年の特別研究Ⅰ・Ⅱにおいて最終的な修士論文をまとめ上げる前段階として、同1年の学生を対象とした最重要科目と位置づけられる。研究企画能力と専門知識を高めるとともに、発表や報告書作成を通じて、特別演習IIの目標を達成できる能力を育成する。
履修登録前の準備
担当教員と話し合い、卒業研究における反省点を整理する。