シラバス情報

授業コード
210631
オムニバス
科目名
昼光照明設計論
科目名(英語)
Daylighting Design
配当学年
1年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
火曜1限
対象学科
博前_建築
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択科目
担当者
伊藤 大輔
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
昼光の特徴や太陽位置、評価方法、採光手法、事例を学ぶことによって、建築物の開口部や採光装置の計画や設計で活用できる知識やスキルを修得する。
達成目標1
太陽位置を計算できるようになり、開口部の適切な位置や大きさを検討することが出来る。【25%】
達成目標2
ガラスの光学特性値や熱物性値を学び、それぞれの特徴を理解する。【25%】
達成目標3
昼光の評価方法を学び、地域や方位ごとに室内の光環境を評価することが出来る。【25%】
達成目標4
昼光利用時に光だけではなく熱も含めた考え方を理解する。【25%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
昼光利用とは
昼光利用を積極的に行っている建物について、できれば実際に見学をして、その特徴を調べておく(2時間)
第2回
昼光設計とは
建築物の設計の流れについて調べておく(2時間)
第3回
太陽位置の計算
真太陽時や平均太陽時といった時刻の表し方を調べておく(2時間)
第4回
窓面に入射する昼光照度の算出
昼光照度や日射量など気象データについて説明できるようにする(2時間)
第5回
昼光利用の評価手法
昼光利用時の光環境について調べておく(2時間)
第6回
昼光利用技術(昼光導入装置、日よけ)
昼光導入装置や日よけについて調べておく(2時間)
第7回
昼光利用技術(窓ガラス)
建築用窓ガラスの種類やその特徴についてまとめておく(2時間)
第8回
昼光利用の事例(躯体による工夫)
躯体を工夫して昼光を利用している事例を調べておく(2時間)
第9回
昼光利用の事例(昼光導入装置)
最新の昼光導入装置について調べておく(2時間)
第10回
昼光利用の事例の解説
太陽位置や昼光照度の観点から事例を検討しておく(2時間)
第11回
昼光導入装置・日よけ(計画)
地域や方位ごとに昼光利用について検討しておく(2時間)
第12回
昼光導入装置・日よけ(グループディスカッション)
採用する昼光利用技術の選定までのプロセスについて説明できるようにする(2時間)
第13回
昼光導入装置・日よけ(評価)
採用した昼光利用技術の評価し、理解を深める。(2時間)
第14回
まとめと講評
昼光設計に役立つ知識を整理す、復習しておく(2時間)


課題等に対するフィードバック
毎回の授業でのレポート、課題に対するレポートや発表について、その都度、講評、コメントをおこなう。 
評価方法と基準
レポート(40%)+ 課題(60%)の割合で評価し、60点以上を合格とする。 
テキスト
配布資料
参考図書
日本建築学会編 昼光照明デザインガイド〜 自然光を楽しむ建築のために 〜  技法堂出版 2007年 【ISBN : 978-4-7655-2505-3】
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
昼光利用について太陽位置や昼光利用技術など様々な観点から学び、昼光を最適ににコントロールする手法を学ぶ。事前に身の回りの具体的な昼光利用の事例を調べ、授業内で、その技術に説明することで、昼光利用の理解を深めることを目的とする。
履修登録前の準備
大学院1年春学期の講義となるため、学部に履修した環境系の専門科目「環境工学Ⅰ・Ⅱ」等で学んだ建築光環境について復習し、再度確認しておくこと。