シラバス情報

授業コード
210675
オムニバス
科目名
日本建築史特論
科目名(英語)
Advanced History of Japanese Architecture
配当学年
1年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
火曜2限
対象学科
博前_建築
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択科目
担当者
野口 憲治
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
主に近世以降における日本の建築について、各地域の建築形式に関する知識を修得し、建築技術や意匠などを様々な視点からみる力を養う。また、重要文化財に指定されている建築の見学を通じて、日本建築の設計技術を理解することを目的とする。
達成目標1
各地域における様々な日本建築の特徴を理解し、具体的な事例や細部意匠などを踏まえて説明できる。【50%】
達成目標2
現存遺構の日本建築の発達要因や形成要因をふまえ、今後の歴史的建造物の保存・活用のあり⽅を考察でき
る。【50%】
達成目標3
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
日本建築の特質
日本建築の特質について調べておく(2時間)。
第2回
日本の木造建築の構造と細部
木造建築の基本構成について調べておく(2時間)。
第3回
発掘資料から読み解く古代の建物
鳥越 憲三郎,若林 弘子『家屋文鏡が語る古代日本』を読む(3時間)。
第4回
家屋文鏡に描かれた建物を読み解く
家屋文鏡について調べておく(2時間)。
第5回
若林弘子氏の家屋文鏡に関する史料を読み解く
若林弘子氏に関する書籍を読み解くこと(2時間)。
第6回
若林弘子氏の家屋文鏡に関する復原図を読み解く
家屋文鏡に描かれた建物を読み解くこと(2時間)。
第7回
神社建築の特質
自身が住んでいる地域の神社を見学しておくこと(2時間)。
第8回
中世の寺院建築の特質
自身が住んでいる地域の寺院を見学しておくこと(2時間)。
第9回
密教本堂の特質
密教に関する書籍を読んでおくこと(2時間)。
第10回
鎌倉新仏教の寺院建築
鎌倉新仏教に関する書籍を読んでおくこと(2時間)。
第11回
書院造りの特質
書院造りに関する書籍を読んでおくこと(2時間)。
第12回
『匠明』からみた日本建築の設計手法
『匠明』に関する書籍を読んでおくこと(2時間)。
第13回
接客空間と遊興空間
江戸時代における接客・遊興建築を調べておく(2時間)。
第14回
日本建築の特質
これまでの授業内容をふり返り、日本建築の特質をパワーポイントにまとめておくこと(4時間)。


課題等に対するフィードバック
課題を提出した次の授業回において、講評や議論を実施する。
評価方法と基準
課題とプレゼンテーション、ディスカッションの内容などを総合的に評価し、60点以上で合格とする。
テキスト
授業にて適宜に指⽰する。
参考図書
海野聡『日本建築史講義 木造建築がひもとく技術と社会』【ISBN4761528168】
授業にて適宜に指⽰する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
日本建築の意匠や技術の本質を深めることで、今後の建築に何が求められているかを、自らの言葉で考え、議論や提言ができる力を養う。また、日本建築の設計技術を理解することで、建築設計等に役立てることができるようになる。
履修登録前の準備
日本建築に関連する書籍や論文を読み、現存遺構を⾒学しておく。