シラバス情報

授業コード
220008
オムニバス
科目名
特別演習Ⅱ
科目名(英語)
Advanced Practice II
配当学年
1年
単位数
2単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
集中講義
対象学科
博前_環境
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
必修科目
担当者
内田 祐一
教室
実務家教員担当授業
担当教員の内田は、研究室の専門分野に関する研究開発などの実務経験がある。その経験と知見を活かし、実践的なテーマについて受講生を指導する。
授業の目的と進め方
学生は、本授業を受講することにより、修士論文を作成するための広範なスキル(広い視野で思考する力、課題を発見し分析する力、速やかに実行する力、研究を企画する力、明快に説明する力、論理的に議論をする力、自らコミュニケーションする力)を伸ばし、2年次の「特別研究」を効率的に進めることにより、より大きな研究成果を得ることができるようになる。これらのスキルは、自らの研究テーマに対する研究活動を通して育まれていくように指導されるため、積極的に学会などでの発表を行うことが期待される。
達成目標1
研究レベルに応じた装置を製作し、自らデータを獲得することができる。【40%】
達成目標2
学会発表を行い、研究背景や結果をわかりやすく表現・説明し、論理的に議論することができる。【20%】
達成目標3
中間審査会にて、1年を通した研究活動の総括となる発表を行うことができる。【20%】 
達成目標4
自らコミュニュケーションし、協調性をもって行動できる。【20%】 
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
本演習の概要説明
予習:特別演習Iの振り返りを行う。(1時間) 
復習:本演習の実施内容を確認し、目標を設定する。(2時間)
第2回
研究課題・目的の具体化:文献追加調査
予習:特別演習Iで設定した研究課題・目的の再確認を行う。必要に応じ文献調査などを行う。(3時間)
復習:教員とのディスカッションの内容を整理する。(2時間)
第3回
研究課題・目的の具体化:整理・再設定
予習:研究課題・目的のさらなる具体化の検討を行う。(3時間)
復習:教員とのディスカッションの内容を整理し、研究目的を再設定する。(2時間) 
第4回
研究計画の立案:実施項目
予習:研究目的を達成するための研究実施項目を検討する。(3時間)
復習:教員とのディスカッションの内容を整理する。(2時間)
第5回
研究計画の立案:スケジュール
予習:整理された研究実施項目を実施するためのスケジュールを立案する。(3時間)
復習:教員とのディスカッションの内容を整理し、スケジュールを確定する。(2時間)
第6回
研究:実験の遂行
予習:実験の準備を進める。(3時間)
復習:実験を繰り返しながら、出現した問題点をその都度解決するための手段を検討する。(3時間)
第7回
研究:実験データの整理
予習:実験データの整理に必要な技能を確認しておく。(2時間)
復習:整理した結果に基づき、必要に応じて再実験などを進める。(2時間)
第8回
研究:実験データの評価
予習:実験結果の評価に必要な情報を集めておく。(2時間)
復習:評価した結果に基づき、必要に応じて再実験などを進める。(2時間)
第9回
学会・研究会での発表申込
予習:これまでに得られた結果を整理し発表概要を作成する。(3時間)
復習:教員とのディスカッションにより発表に向けた今後の具体的なスケジュールを検討する。(2時間)
第10回
学会・研究会での発表(プレゼンテーション)の練習
予習:学会・研究会でのプレゼンテーションに関わる技能について調査する。(2時間)
復習:発表練習の結果、指導を受けたところを整理し、プレゼンテーション資料の修正を行う。(3時間)
第11回
学会・研究会での発表
予習:質疑応答に対する準備を行い、繰り返し発表練習を行う。(3時間)
復習:発表にて受けた質問を十分に吟味検討し、中間審査に備える。(3時間) 
第12回
中間審査(発表と報告書)への準備
予習:これまでに得られた結果を整理する。(3時間)
復習:教員とのディスカッションによりまとめ方を検討する。(2時間)
第13回
中間発表(プレゼンテーション)の練習
予習:プレゼンテーションに関わる技能について再確認し、必要に応じて再修得しておく。(2時間)
復習:発表練習の結果、指導を受けたところを修正する。(1時間) 
第14回
中間審査(発表と報告書提出)
予習:発表のためのスライドの作成および報告書を完成させる。(5時間)
復習:中間審査で教員から受けた指導をまとめ、自分のものとして定着させる。(2時間)


課題等に対するフィードバック
研究指導を通して特別演習に対するフィードバックを行う。
評価方法と基準
研究背景に基づいた目的の設定、研究計画の立案、実験の実施状況やその中間審査(発表・報告書)の内容により総合的に評価する。 
合格(C評価以上)になるには、中間審査会で発表することが最低限の条件となる。
テキスト
特に指定しない。
参考図書
必要に応じて担当教員が適宜用意する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
この科目は、博士前期課程2年の特別研究Ⅰ・Ⅱにおいて最終的な修士論文をまとめ上げる前段階として、同1年の学生を対象とした最重要科目と位置づけられる。研究企画能力と専門知識を高めるとともに、学会や研究会で発表できる能力を育成する。
履修登録前の準備
担当教員と話し合い、特別演習Iにおける反省点を整理する。