シラバス情報

授業コード
220388
オムニバス
科目名
特別研究Ⅱ(修士設計)
科目名(英語)
Master’s DesignⅡ
配当学年
2年
単位数
4単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
実習
対象学科
博前_建築
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択必修科目
担当者
小川 次郎
教室
実務家教員担当授業
担当教員の小川は、建築設計・監理に関する豊富な実務経験をもつ。その経験を活かし、建築意匠に関して実践的なテーマや実例を授業で扱っている。   
授業の目的と進め方
この科目では、建築学に関する個別の研究課題について、建築や都市、環境に関する調査・研究と考察を下敷きとして、高度な建築設計計画を実現し得る能力を身に付ける。 
達成目標1
・現代社会における様々な事象や問題点等に基づき、社会的に意義をもち得る設計テーマを提案できる【20%】。
達成目標2
・設計テーマを建築として実現する上で求められる条件や建築プログラム、敷地等を構想できる【20%】。
達成目標3
・設計テーマに基づく建築・地域計画を、それらに相応しい方法を用いて空間化できる【20%】。
達成目標4
・建築設計に必要となる各種図面の役割を理解し、作成できる【20%】。
達成目標5
・建築設計の背景となる論理を組み立て、説明できる【20%】。
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
設計主旨及び基本構想の整理(1)配置図を中心に 
設計の前提項目に基づき、配置図を作成しつつ、具体的な設計構想を進める。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第2回
設計主旨及び基本構想の整理(2)平面図を中心に 
設計の前提項目に基づき、平面図を作成しつつ、具体的な設計構想を進める。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第3回
設計主旨及び基本構想の整理(3)立・断面図を中心に 
設計の前提項目に基づき、立・断面図を作成しつつ、具体的な設計構想を進める。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第4回
基本設計案の確定(1)図面間の整合性の確認 
各図面間の整合性を確認しつつ、基本設計案を取りまとめる。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第5回
基本設計案の確定(2)建築プログラムの確認 
建築プログラムの妥当性を確認しつつ、基本設計案を取りまとめる。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第6回
基本設計案の確定(3)構造・環境計画の確認 
構造・環境計画を確認しつつ、基本設計案を取りまとめる。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第7回
中間報告会 
基本設計を報告すると共に、これ以降必要となる詳細設計や、設計の根拠となる論理的背景に関して整理する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第8回
詳細設計及び技術的検討(1)建築意匠の視点から 
基本設計案を基に、建築意匠の視点から技術的検討を進める。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第9回
詳細設計及び技術的検討(2)構造・構法の視点から 
基本設計案を基に、構造・構法の視点から技術的検討を進める。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第10回
詳細設計及び技術的検討(3)環境・設備の視点から 
基本設計案を基に、環境・設備の視点から技術的検討を進める。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第11回
設計図書・概要書の作成(1)設計図書の作成 
最終的な成果物となる設計図書を作成する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第12回
設計図書・概要書の作成(2)模型の制作 
最終的な成果物となる模型を作成する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第13回
設計図書・概要書の作成(3)設計概要書の作成 
最終的な成果物となる模型を作成する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第14回
修士設計発表会 
特別研究における2年間の成果を、設計図書及びその背景となる論理を用いて発表する。
(予習・復習をあわせて4時間) 


課題等に対するフィードバック
各回のゼミで見解を伝えアドバイスを行う。 
評価方法と基準
修士設計としての成果および最終試験による。 
テキスト
教員作成による関連資料を適宜配布する。 
参考図書
教員作成による関連資料を適宜配布する。 
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
この科目では、受講者毎の研究課題について、入学時から指導教員のもとで設計・計画を進め、1年次を準備期間として位置づけ、2年次に具体的な設計を実施する。Ⅱにおいては、設計テーマと具体的な敷地環境や設計条件との整合性を図りつつ、設計図書及びその概要書を作成し、最終成果を発表する。この科目では、関連する内容をもつ「建築設計インターンシップ」もしくは「建築設計スタジオⅠ・Ⅱ」を履修することが望ましい。 
履修登録前の準備
履修に先立ち、参考となる建築作品の事例を文献等により調査しておくこと。
中間報告会での指摘事項について整理しておくこと。