シラバス情報

授業コード
220405
オムニバス
科目名
次世代デバイス応用セミナーⅡ
科目名(英語)
Seminar on Next-generation Device ApplicationⅡ
配当学年
1年
単位数
2単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
集中講義
対象学科
博前_電子
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択必修科目
担当者
清水 博幸、上野 貴博、青柳 稔、粂野 文洋、松浦 隆文、新井 啓之
教室
実務家教員担当授業
指導教員の青柳、粂野、新井、神林は、研究開発等の実務経験がある。その経験と知見を活かし、次世代デバイス応用の研究について受講生を指導する。
授業の目的と進め方
自身の研究テーマについて、既存研究のポイント、解決すべき課題・問題点の整理、課題解決に向けた取り組み状況・改善方法などの要点を発表・議論する。これらの研究計画の立案・課題分析・発表・議論を通じて研究企画能力、プレゼンテーション能力を修得することを目的とする。また専攻内外の研究内容に幅広く関心を持ち、積極的に議論することにより、視野の拡大とコミュニケーション能力の向上を図る。 
達成目標1
自身の研究において解決すべき課題、既存研究に対する新規性を比較的早い段階で明確にし、修士論文の一部として重要な位置づけを占める「研究の背景」「研究の目的」に相当する内容ならびに「研究進捗状況」をまとめ、分かり易く説明できる。【40%】
達成目標2
研究の背景や価値を理解した上で、研究計画を主体的に立案することができる。【20%】
達成目標3
自身の研究の背景や目的、ならびに研究進捗状況を専門外のメンバに分かり易く説明できる。【20%】
達成目標4
専門外の技術領域に対しても興味を持ち、他者の考えを理解し議論ができる。【20%】 
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
論拠を明確にして、自分の研究の新規性を専門外の他者に理解してもらう。

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
本セミナーⅡの趣旨についての説明および発表会日程の調整 
セミナーⅠで整理した関連研究の調査内容をよく復習しておくこと。
2回の発表会の教室予約などを進めておくこと(2時間) 
第2回
関連研究の調査の振り返りと既存研究の整理
既存研究の要点、解決すべき問題点、残された課題など、自身の研究テーマの背景となる事項を整理しておくこと(2時間)
第3回
研究テーマの目的の整理
これまでの関連研究の調査、研究の背景の整理に基づいて、自身の研究の目的をまとめること(2時間)
第4回
研究・実験環境の事前検討
自身の研究テーマを遂行するために必要となる数値計算・シミュレーションなどの計算機環境や実験装置・材料などの実験環境を予め整理しておくこと(2時間)
第5回
研究・実験環境の構築
環境構築のための事前準備および構築後の実験計画の立案などを進めること(2時間)
第6回
研究計画の発表に向けた準備
これまでの検討内容を研究計画としてプレゼンテーション資料にまとめること(3時間)
第7回
研究計画の発表と議論
研究計画発表会での質疑内容を議事録として残し、今後の研究の具体的計画を見直すこと(2時間)
第8回
研究・実験の試行
構築した実験環境、立案・修正した研究・実験計画に基づき、準備が出来次第、試行実験を開始し、問題点等をリストアップしておくこと(3時間) 
第9回
研究・実験の遂行
リストアップした問題点を解決するための改善案を予め検討しておくこと。
実験を繰り返しながら、解決した問題点を記録するなど作業の進捗を明確にすること(3時間)
第10回
研究・実験データの評価
研究・実験データの評価方法を予め検討しておくこと。
評価結果に基づき、必要に応じて再実験などを進めること(2時間) 
第11回
研究・実験データの整理
進捗状況報告に向けて研究・実験データをわかりやすくまとめておくこと。また、残された課題、今後の予定を整理しておくこと(2時間)
第12回
研究進捗状況の発表に向けた準備
これまでの検討内容を整理してプレゼンテーション資料にまとめること(3時間)
第13回
研究進捗状況の発表と議論
進捗状況発表での質疑内容を議事録として残し、最終的なまとめの方針を立てること(2時間) 
第14回
最終的なまとめとドキュメントの整理
本科目を通じてまとめた2回の発表会のスライドに加えて、ドキュメントとして、検討内容をまとめておくこと(3時間)


課題等に対するフィードバック
題発表内容についてはその場で講評し解説を行う。 
評価方法と基準
研究の背景・目的・進捗状況をまとめたドキュメント、セミナーにおける発表、議論内容により総合的に評価する。 
テキスト
特に指定しない。
参考図書
必要に応じて担当教員が適宜用意する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
この科目は、博士前期課程2年の特別研究Ⅰ・Ⅱにおいて最終的な修士論文をまとめ上げる前段階として、セミナーⅠに続く同1年の学生を対象とした最重要科目と位置づけられる。研究企画能力と専門知識を高め、発表や議論を通じて、研究計画を定め、計画的に遂行できる人材を育成することを目標とする。
履修登録前の準備
対応するセミナーⅠが履修済であることが望ましい。