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教員名 : 清水 博幸
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授業コード
220572
オムニバス
科目名
次世代デバイス応用セミナーⅠ
科目名(英語)
Seminar on Next-generation Device ApplicationⅠ
配当学年
1年
単位数
2単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
集中講義
対象学科
博前_電子
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択必修科目
担当者
清水 博幸、上野 貴博、青柳 稔、粂野 文洋、松浦 隆文、新井 啓之
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
自身の研究テーマに関連する国内外の研究を幅広くサーベイし、関連研究動向としてとりまとめて発表・議論する。これらの情報収集・分析・発表・議論を通じて、博士前期課程に求められる調査分析力、プレゼンテーション能力を有する人材を育成することを目的とする。また、自身の研究に閉じず、専攻内外の研究内容に幅広く関心を持ち、積極的に議論することにより、視野の拡大とコミュニケーション能力の向上を図る。
達成目標1
国内外の研究動向を幅広く・深くサーベイし、博士前期課程1年春学期の段階で修士論文の一部として重要な位置づけを占める「関連研究」に相当する内容をまとめて、分かり易く説明できる。【40%】
達成目標2
自身の研究内容を取り巻く関連技術の相互関係を体系的にまとめることができる。【20%】
達成目標3
自身の研究対象分野の面白さ・位置づけを専門外のメンバに分かり易く説明できる。【20%】
達成目標4
専門外の技術領域に対しても興味を持ち、他者の考えを理解し議論ができる。【20%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
特定の技術分野に関する調査・分析を通して、新しい研究の方向性を探る。
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
本セミナー遂行のための概要説明、研究倫理教育、報告会日程の調整
研究倫理に関する講習内容をよく復習しておくこと。2回の報告会の教室予約などを進めておくこと(2時間)。
第2回
文献調査方法の講習受講と実践
LCセンターが提供する文献検索サービスについて予め調べておくこと。
JDreamⅢ、Xploreなどの代表的な科学技術文献情報データベースを活用して文献調査を試行してみること(2時間) 第3回
研究テーマの方向性と研究領域の検討
卒業研究テーマを振り返り、博士前期課程における研究テーマの方向性を予めイメージしておくこと。
指導教員とのディスカッションを通じて、研究テーマの方向性と研究領域を絞り込むこと(2時間) 第4回
研究テーマの方向性を見出すための文献調査
第3回で検討した研究テーマの方向性および研究領域に関して、第2回で修得した文献調査方法を用いて、調査を進めること(3時間)
第5回
研究テーマに対する関連研究の基本調査
前回までの議論や調査に基づいて絞り込んだ研究テーマに関して、関連研究の動向を幅広く調査すること(3時間)
第6回
研究テーマに対する関連研究の調査の深堀り
前回までの調査で明らかになった関連研究のうち、特に自身の研究テーマとの関連の深い文献を中心として、調査の深掘りを進めること(3時間)
第7回
関連研究の動向調査の中間報告に向けた準備
これまでの調査内容を中間報告としてプレゼンテーション資料にまとめること(3時間)
第8回
関連研究の動向調査の中間報告と議論
中間報告での質疑内容を議事録として残し、追加調査の計画を立てること(2時間)
第9回
中間報告での議論・助言に基づく調査対象の拡大
中間報告時の議論・助言に基づき、調査対象の学会の追加や異なる文献データベースの活用など、文献調査の対象の拡大や深掘りを進めること(3時間)
第10回
関連度の高い文献の熟読
関連の高い文献候補を予め絞り込んでおくこと。
熟読した論文の内容をノートやプレゼン資料にわかりやすく整理しておくこと(3時間) 第11回
関連研究の相互関係の体系化
関連研究分野のサーベイ論文やテキストなどを参考にして、関連研究の相互関係を体系的にまとめること(2時間)
第12回
関連研究マップ等を活用した調査内容の整理
これまでの調査内容を整理してプレゼンテーション資料にまとめること(3時間)
第13回
関連研究の動向調査の報告と議論
調査報告での質疑内容を議事録として残し、最終的なまとめの方針を立てること(2時間)
第14回
最終的なまとめと文献データベースの整理
本科目を通じてまとめた2回の報告会のスライドに加えて、文章として、調査内容をまとめておくこと。また、BibTeXなどの形式で、文献データベースを整理しておくこと(3時間)
課題等に対するフィードバック
課題発表内容についてはその場で講評し解説を行う。
評価方法と基準
サーベイ結果をまとめたドキュメント、発表、議論内容により総合的に評価する。
テキスト
特に指定しない。
参考図書
必要に応じて担当教員が適宜用意する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
この科目は、博士前期課程2年の特別研究Ⅰ・Ⅱにおいて最終的な修士論文をまとめ上げる前段階として、同1年の学生を対象とした最重要科目と位置づけられる。研究調査能力と専門知識を高め、発表や議論を通じて自身の研究の位置づけと方向性を定められる人材を育成することを目標とする。
履修登録前の準備
自身の研究テーマに関連する研究成果が発表されている領域(学術論文誌、研究会、国際会議など)をあらかじめいくつかリストアップしておくことが望ましい。
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