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教員名 : 金 承子
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授業コード
510031
オムニバス
科目名
会計学
科目名(英語)
Accounting
配当学年
2年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
月曜3限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
共通教育科目
必選の別
選択科目
担当者
金 承子
教室
実務家教員担当授業
実務家教員の金 承子は監査法人や企業現場などで多様な経験を持つ会計学教員として、会計の基本的な知識と手法、現実の生きた財務諸表についての考え方について講義する。
授業の目的と進め方
「会計学」には多くのテーマがあるが、すべてを完璧に学ぼうとするのではなく、着実に知識を固めていくことが大切である。このように段階的に取り組むことで、初見の問題にも応用できる知識が身につけられる。本授業では、企業会計に関する基礎知識を学ぶことで、会計情報を読み解く力を養うことができる。具体的には、財務諸表(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書)の仕組みを理解し、企業会計の全体像を把握できるようになることを目指す。
達成目標1
会計学の理解に不可欠となる会計学基本概念の説明ができる【20%】
達成目標2
企業会計原則が説明できる【10%】
達成目標3
貸借対照表や損益計算書を説明できる【20%】
達成目標4
企業の経済活動の成果である決算書の基本が説明できる【20%】
達成目標5
キャッシュフロー計算書が説明できる【10%】
達成目標6
連結会計が説明できる【10%】
達成目標7
決算書の数値を用いた経営分析の基本が説明できる【10%】
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ガイダンス
会計学とは何かについて予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
第2回
会計は経営なり
会計の対象と会計学の対象について予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
第3回
会計と複式簿記システム
会計の定義・複式簿記の体系役割について予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
第4回
会計の情報利用者とグローバル化(1)
会計の情報利用者・企業活動のグローバル化の仕組みについて予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
第5回
会計の情報利用者とグローバル化(2)
実際の財務諸表を用意しその見方について予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
第6回
会計情報のディスクロージャー
さまざまな会計情報のディスクロージャーについて予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
第7回
会計情報の入手方法
有価証券報告書・アニュアルレポート・決算短信について予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
第8回
財務諸表の体系(1)
会計期間と財務諸表の4表について予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
第9回
財務諸表の体系(2)
連結の重要性について予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
第10回
貸借対照表の読み方
資産、負債、純資産(資本金)について予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
第11回
損益計算書の読み方
収益、費用、当期純損益について予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
第12回
キャッシュ・フロー計算書の読み方
現金の増減とその理由について予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
第13回
実際のケーススタディを使い、会計情報を読む
会計情報の役割について予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
第14回
経営分析の基礎を学ぶ
総括(会計学講義のまとめ) 4つ(収益性、安全性、生産性、成長性)の経営分析について予習(1時間)をすること。また、課題などが適宜出されるので、事後学習を行うこと(1時間)。
課題等に対するフィードバック
課題提出時は、それ以降の講義においてコメントを付して返却する。
評価方法と基準
毎回徹底的な個人の管理を行い、強い目標意識を持たせる。そのために、成績評価方法については、重要会計概念レポート(30%)、会計記事レポート(30%)、小テストなど (40%)を加味し総合的に評価する。
※上記の基準で総合得点を求め、60%以上を合格とする)。 テキスト
なし(必要に応じ配布資料を使う)。
参考図書
片山 覺(ほか5名)『入門会計学 改訂版−決算書が読めるようになるエッセンス』 実教出版(2020年 改訂版) [ISBN-13: 978-4-407-34954-2]
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
企業の経済活動は毎年、決算書として報告され企業の事業計画や利害関係者への報告のために活用されている。本科目では、社会人として必要不可欠な会計学の基礎知識を学ぶことにより、企業の決算書を理解することを学習目的としている。その結果、就職活動の際は企業案内の決算書の数値データを活用して、企業の収益性や成長性、安全性などの経営指標を読み取ることも可能となる。
履修登録前の準備
日頃から日本経済新聞等の経済面やテレビの経済ニュースに注目しておくこと。
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