シラバス情報

授業コード
510088
オムニバス
科目名
電気電子工学概論
科目名(英語)
Intrroduction to Electrical and Electronics Engineering
配当学年
1年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
月曜4限
対象学科
先_ロボ
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
淺賀 裕介
教室
1-303
実務家教員担当授業
担当教員は、公務として電気設備設計および施工の実務経験がある。この経験を活かし、基本的な電気電子に関する技術が、実際の現場でどのように適用されているか動作原理や重要性を示しつつ授業を進める。学生が電気電子工学の実用性を理解し、興味を持って学べるようにする。
授業の目的と進め方
電気電子工学は現代社会を支える基礎であり、ロボットにおいても多数使用されるため、ロボット工学を学ぶ上で必須の学問である。本科目の目的は受講者が電気電子工学の概要を学び、各種電気電子機器の基本的な動作原理と電気回路の解析手法を理解できることである。受講者が上記目的および下記目標を達成できるよう、毎回の演習で理解を確認し、正解をふりかえる。
達成目標1
電流、電圧、電力等の電気に関する基礎的な物理量を説明できる。【25%】
達成目標2
直流回路の計算をおこなうことができる。【25%】
達成目標3
交流回路の計算を行うことができる【25%】
達成目標4
直流・交流回路の解析を行うことができる【25%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
授業ガイダンス
予習: シラバスの内容を確認する。教科書を読み、授業の全体像を把握する。(2時間)
復習: 教科書を読み、授業の全体像を把握する。(1時間)
第2回
電気概論
電子、電流、電 圧、電 力、電力量
予習: テキスト1ページから44ページを読む。(2時間)
復習: 授業中に示された演習問題を解く。(1時間)
第3回
抵抗とオームの法則
予習: テキスト44ページから49ページを読む。(2時間)
復習: 授業中に示された演習問題を解く。(1時間)
第4回
直流回路
抵抗の直列回路、並列回路
予習:テキスト50ページから72ページを読む。(2時間)
復習:授業中に示された演習問題を解く。(1時間)
第5回
キルヒホッフの法則
予習:テキスト94ページから120ページを読む。(2時間)
復習:授業中に示された演習問題を解く。(1時間)
第6回
磁界とインダクタ
予習:テキスト155ページから177ページを読む。(2時間)
復習:授業中に示された演習問題を解く。(1時間)
第7回
電界とコンデンサ
予習:テキスト178ページから188ページを読む。(2時間)
復習:授業中に示された演習問題を解く。(1時間)
第8回
電子部品の実際
予習:テキスト148ページから188ページをふりかえる。(2時間)
復習:授業中に示された演習問題を解く。(1時間) 
第9回
中間演習
予習: 第1回〜第7回の講義内容について復習する 。(2時間)
復習: 演習で誤った問題、分からなかった問題を重 点にテキスト・資料を読み返す。(1時間)
第10回
電気数学概論
複素数、三角関数、微分方程式
予習:テキスト189ページから216ページを読む。(2時間)
復習:授業中に示された演習問題を解く。(1時間) 
第11回
交流回路
予習:テキスト217ページから250ページを読む。(2時間)
復習:授業中に示された演習問題を解く。(1時間) 
第12回
LCR回路の振る舞いと解析(1)
予習:テキスト251ページから284ページを読む。(2時間)
復習:授業中に示された演習問題を解く。(1時間)
第13回
LCR回路の振る舞いと解析(2)
予習:テキスト285ページから314ページを読む。(2時間)
復習:授業中に示された演習問題を解く。(1時間) 
第14回
総復習
予習:第1回〜第13回の講義内容について復習する。(1時間)
復習:分からなかった問題を重点にテキスト・資料を読み返す。(2時間)


課題等に対するフィードバック
授業の中で演習等の要点を解説する。
評価方法と基準
期末試験60%と演習40%で評価します。演習の要点は授業内で都度解説する。
期末試験、演習の配点はそれぞれ60点、40点であり、これらの合計が60点以上で合格(C評価以上)となる。
テキスト
高崎 和之『カラー徹底図解 基本からわかる電気回路』ナツメ社(2014年)[ISBN:978-4816359286]
参考図書
岩崎 久雄 他『基本からわかる電気回路講義ノート』 オーム社(2014年)[ISBN:978-4274214905]
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
ディプロマポリシー、カリキュラムポリシーで述べている電気電子技術はロボットの電子系設計技術の基礎である。本科目では今後学修する電気電子技術(電磁気学、電子回路、ロボット制御回路、計測工学、制御工学等)を学ぶための必須の理論と知識を学ぶ。
履修登録前の準備
高校レベルの複素数の演算、微分積分学について予習・復習しておくこと。