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教員名 : 小川 次郎
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授業コード
510243
オムニバス
科目名
建築設計Ⅱ
科目名(英語)
Architectural Design Ⅱ
配当学年
2年
単位数
3単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
水曜2限、水曜3限、水曜4限、水曜5限
対象学科
建_建築_Aコース
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択必修科目
担当者
小川 次郎、石井 大五、佐々木 誠、渡邉 高宏、安野 彰、小山 大吾、佐河 雄介、平 宏明、土佐谷 勇太
教室
実務家教員担当授業
担当教員の小川、石井、渡邊、小山、平は、建築設計・監理に関する豊富な実務経験をもつ。その経験を活かし、建築意匠に関して実践的なテーマや実例を授業で扱っている。
担当教員の佐々木は、建築設計・監理に関する実務経験をもつ。その経験を活かし、建築計画や建築設計に関して、実践的なテーマや実例を授業で扱っている。 授業の目的と進め方
中小規模の集合住宅を対象とし、人々が集まって住むために必要な要素を理解し、敷地とその周辺の環境の読み取り、配置計画や平面・断面計画による立体的な空間を構成する一連の設計を行う。それらを通して、集合住宅を設計するための基礎的な素養、魅力的な住空間を提案し魅力的に表現する能力、今後の設計課題に展開できる設計の基礎力を修得することを目的とする。
達成目標1
住宅における身の回りの寸法や単位空間など、住空間の基本的なスケールと図面表現を理解し修得する【10%】
達成目標2
敷地周辺を把握し解釈した上で、オープンスペースと建築の関係を考えることができる【10%】
達成目標3
プライベート(私的空間)とコモン(共用空間)の関係を考え、集合住宅に展開することができる【10%】
達成目標4
中規模建築物の設計手法を修得し、実践できる(法規による制約、ゾーニング、動線計画、周辺環境への配慮等)【20%】
達成目標5
様々なスケールの設計を融合しバランスをとるデザイン感覚を修得し、実際の設計に生かせる【10%】
達成目標6
配置図・平面図・立面図・断面図の製図法を習熟する【20%】
達成目標7
デザインの魅力を伝える図面やプレゼンテーションの基礎的な手法を修得し、実践できる【20%】
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
○
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
○
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
課題説明/小課題1
小課題1のまとめ(3時間)
第2回
小課題2
小課題2のまとめ(3時間)
第3回
小課題のプレゼン・講評
小課題プレゼンの準備(3時間)
第4回
敷地調査/敷地レポート/設計コンセプトづくり
敷地見学/設計資料の学習(3時間)
第5回
設計コンセプトおよび配置計画のエスキスチェック
設計コンセプトおよび配置計画のエスキスチェック(3時間)
第6回
中間発表・講評会1
コンセプト視覚化/配置計画のプレゼン準備(3時間)
第7回
建築設計(スタディ模型)とエスキスチェック
建築設計(スタディ模型)(3時間)
第8回
建築設計(平面図・断面図)とエスキスチェック
建築設計(平面図・断面図)(3時間)
第9回
建築設計(立面図・建築概要)とエスキスチェック
建築設計(立面図・建築概要・全体の調整)(3時間)
第10回
中間発表・講評会2
各種図面のプレゼン準備(3時間)
第11回
エスキスチェックと完成模型
完成模型の制作(3時間)
第12回
エスキスチェックと図面レイアウト
図面レイアウトの検討と作図(3時間)
第13回
発表・講評会(クラス)
口頭発表の準備(3時間)
第14回
発表・講評会(学科)
講評内容を生かした設計内容や図面の手直し(3時間)
課題等に対するフィードバック
各回の授業で見解を伝えアドバイスを行う。
評価方法と基準
授業への取組、グループ課題、設計のプロセス:30〜50%、個人の課題作品の内容、プレゼンテーション:50〜70%
これらを総合し、60点以上をC評価以上と判定する。 テキスト
日本建築学会編『第3版 コンパクト建築設計資料集成』丸善(2005)【ISBN978-4-621-07509-8】
日本建築学会編『第2版 コンパクト設計資料集成[住居]』丸善(2006)【ISBN978-4-621-07688-0】 日本建築学会編『現代集合住宅のリ・デザイン』彰国社(2010)【ISBN978-4395008094】 佐々木誠ほか著『住むための建築計画』彰国社(2013)【ISBN978-4395023080】 参考図書
新建築、住宅特集、A+U、GA、GA HOUSES、建築知識などの建築専門誌
『DA建築図集 低層集合住宅I』彰国社(1983)【ISBN 978-4395250066】 『DA建築図集 低層集合住宅II』彰国社(1983)【ISBN 978-4395250073】 日本建築学会編『事例で読む現代集合住宅のデザイン』彰国社(2004)【ISBN978-4395007233】 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
一連の設計演習科目に位置づけられる。1年秋学期で学んだ木造住宅設計「設計と製図」「建築設計I」の次の段階、応用として中小規模な集合住宅を対象としている。
また、本科目の基礎的知識となる「建築計画Ⅱ」(2年春学期)と連携し、同時期の開講としている。 2年秋学期「建築設計Ⅲ」における発展的な展開につながる。 履修登録前の準備
テキスト・参考図書に掲載されている集合住宅を読み、理解する。
身近にある集合住宅の実例(特に、専門誌に掲載されている作品)を見学する。 身の回りの住空間や家具の寸法などを測り、スケール感を身に付ける。 1年次に学んだ設計や製図の基本を復習する。 |