シラバス情報

授業コード
510251
オムニバス
科目名
フォーミュラ工房Ⅲ
科目名(英語)
Formula SAE Workshop III
配当学年
2年
単位数
1単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
集中講義
対象学科
基_機械
コース
科目区分
カレッジマイスタープログラム
必選の別
選択科目
担当者
中野 道王、安原 鋭幸、桑原 拓也
教室
実務家教員担当授業
担当教員の中野道王は、自動車関連の民間企業における研究開発等の実務経験がある。その経験を活かし、車両製作および試験等に関して実例をもとにした授業を行う。 
授業の目的と進め方
フォーミュラーカーの企画・設計・製作・走行を一貫して行うことで、エンジニアとして必要な専門能力と問題解決能力を修得する。さらに、自ら製作した車両を走行させることにより、エンジニアとしての高い責任感を身につけることを目指す。ここでは、完成度の高い設計を行う能力を身につけるために、問題のある部品の再設計・再製作を行うことで、他の部品との関係を考慮した設計を行える能力を修得する。
達成目標1
学生フォーミュラ日本大会のレギュレーションに基づいた車両の完成を目指して、各部品の問題点抽出を主体的に行える。【50%】
達成目標2
抽出された問題点を解決する原因を明らかにし、これを考慮した対策部品の設計および製作を行うことができる。【50%】
達成目標3
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
車両への部品組付け
予習:組み付け手順をまとめておくこと。 (2時間)
復習:組み付け時の問題点をまとめること。 (2時間) 
第2回
各部の干渉の確認
予習:各部品の動作確認の手順をまとめること。 (2時間)
復習:修正箇所と対策をまとめること。 (2時間)
第3回
修正と動作確認
予習:各部品の干渉に対する修正を行うこと。(2時間)
復習:動作確認の結果をまとめ、必要があれば対策をまとめること。 (2時間)
第4回
部品評価とまとめ
予習:各部品に要求される機能を確認しておくこと。 (2時間)
復習:これまでの問題を解決する設計案をまとめること。 (2時間)
第5回
各部品の再設計(基本形状)
予習:基本形状のポンチ絵を作成しておくこと。 (2時間)
復習:基本形状の寸法決定に必要な諸元をまとめること。 (2時間)
第6回
各部品の再設計(詳細形状)
予習:詳細な設計に必要な各部寸法を決めておくこと。 (2時間)
復習:組み付け時の干渉などが起きないか確認すること。 (2時間)
第7回
各部品の再設計(加工工程検討)
予習:加工に要する作業を抽出すること。 (2時間)
復習:加工工程をまとめること。 (2時間)
第8回
各部品の再設計(強度評価)
予習:CAEの実施手順を復習すること。 (2時間)
復習:CAEの結果をまとめ、問題があれば設計に修正を加えること。 (2時間)
第9回
各部品の再設計(相互干渉の評価と細部修正)
予習:関連する部品の図面を確認しておくこと。 (2時間)
復習:他の部品との干渉が無いことを確認すること。 (2時間)
第10回
各部品の再製作(準備)
予習:材料と使用する工具を確認すること。 (2時間)
復習:加工工程の全体スケジュールをまとめておくこと。 (2時間)
第11回
各部品の再製作(荒どりなど)
予習:荒どりの加工手順をまとめること。 (2時間)
復習:中仕上げに向けて問題がないことを確認すること。 (2時間)
第12回
各部品の再製作(中仕上げなど)
予習:中仕上げの加工手順をまとめること。 (2時間)
復習:仕上げに必要な精度があることを確認すること。 (2時間)
第13回
各部品の再製作(仕上げなど)
予習:仕上げの加工手順をまとめること。 (2時間)
復習:精度を確認し、問題があれば修正を加えること。 (2時間)
第14回
仮組と修正および最終組み付け
予習:作業手順をまとめておくこと。 (2時間)
復習:加工や組み付けに問題があれば、原因と対策をまとめること。 (2時間)


課題等に対するフィードバック
随時、設計図面や加工、製作について問題解決についてのサポートを行う。
評価方法と基準
部品製作に関する成果物と貢献度にて評価する。指導教員が達成目標に基づいて評価し、60%以上の到達をもって合格とする。
テキスト
参考図書
自動車技術会編著『自動車開発・製作ガイド』自動車技術会(2008) 【ISBN-10: 4904056043、ISBN-13: 978-4904056042】
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
機械工学科で学ぶ教養科目や専門科目で身に着けた知識および技術をもとに、自発的な課題発見能力と、現場で役に立つ問題解決能力を養成する。さらに、最新鋭の工作機械やCAD/CAM/CAEを使いこなすことで、現場の即戦力となる技術力を養成する。
履修登録前の準備
「フォーミュラ工房Ⅱ」で学習した内容を復習しておくこと。