シラバス情報

授業コード
510282
オムニバス
科目名
教育課程論
科目名(英語)
Study of Educational Curriculum
配当学年
2年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
集中講義
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
教職科目
必選の別
教職科目
担当者
佐藤 環
教室
5-203
実務家教員担当授業
実務家担当授業ではない。
授業の目的と進め方
 教育課程の意義、編成、評価を考察するため,教育課程の諸類型における得失,教育課程編成の実際や評価、カリキュラム・マネジメントなどについて講述する。また、学習指導要領の歴史的変遷とその特色について論究する。
 方法としては、基礎的理解を踏まえた上で、教師と生徒の相互関係に焦点をあてたカリキュラムの実際を検討する。講義においてformでの回答を要求するため、PCを持参すること。
 
達成目標1
学校における教育課程の意義と重要性を説明できる。【20%】
達成目標2
我が国における中学校と高等学校の教育内容を学習指導要領を中心として理解できる。【20%】
達成目標3
教育課程編成の基本原理をベースとして教育課程に対する評価の必要性について理解できる。【30%】
達成目標4
現在の中学校と高等学校の教育課程を教科および教科以外の教育活動から考察できる。【30%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
シラバスを用いたガイダンス
教育課程の意義について
 テキストの第6章を読み、教育課程について事前に学修しておく。
第2回
教育課程の諸類型① 
 −教科カリキュラムを中心として−
 テキストの第6章を読み、カリキュラム類型のうち教科カリキュラムについて事前に学修しておく。
第3回
教育課程の諸類型② 
 −経験カリキュラム−
 テキストの第2章「デューイ」と第6章のカリキュラム類型のうち経験カリキュラムについて事前に学修しておく。
第4回
隠れたカリキュラム
 テキストの第6章を読み、隠れたカリキュラムについて事前に学修しておく。
第5回
中学校・高等学校における学習指導要領の変遷
 テキストの第8章を読み、学習指導要領の変遷について概観しておく。

第6回
現行学習指導要領の特色と評価
 テキストの第8章にある現行学習指導要領のメリット・デメリットについて考察すること。

第7回
教育課程編成の編成と教育課程への評価
 テキストの第10章を読み、教育課程編成と評価について事前に学修しておく。

第8回
教科書について
 テキストの第10章を読み、教科書について事前に学修しておく。
第9回
中学校教育課程における「数学」「技術」の内容 
 中学校学習指導要領の「数学」と「技術」について、事前に学修しておく。
第10回
「総合的な学習の時間」の実践例 
 中学校学習指導要領の「総合的な学習の時間」について、事前に学修しておく。
第11回
高等学校の学習指導要領について(教育内容)
 高等学校学習指導要領を概観しておくこと。
第12回
工業高等学校の教育課程(教育内容) 
 工業高等学校の学習指導要領を概観しておくこと。
第13回
学校と地域社会との協働 −コミュニティスクールと地域学校協働活動−
 テキスト第11章を読み、コミュニティスクールと地域学校協働活動について事前に学修しておく。
第14回
カリキュラム・マネジメント(評価・改善)について
授業のまとめと振り返り

 学校で行われているカリキュラム・マネジメントの多様な実践について復習し、考察すること。



課題等に対するフィードバック
 授業中、formに回答して貰う。適宜、その回答について教員が評価し解説する。
評価方法と基準
 毎時間のform回答(100%)により評価する。
 なお、「C」評価となる基準は、毎時間のform回答を評価し、その内容が水準に達していることである。
テキスト
 佐藤環著『学校の教育学』青簡舎(2020年) [ISBN 9784909181237]
参考図書
中学校学習指導要領、高等学校学習指導要領(平成29年3月公示 文部科学省)
中学校学習指導要領解説、高等学校学習指導要領解説 総則編(平成29年3月公示 文部科学省)
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
 教育課程とは学校教育活動の基盤であり、教育課程の実践とは教育課程編成のレベルから毎日の授業等のレベルまで重畳的であることを理解する。
履修登録前の準備
 教職課程の履修によって中学校・高等学校教育に関心を持ち、教職の魅力について考えておくことを期待する。