シラバス情報

授業コード
510292
オムニバス
科目名
構造力学・演習Ⅰ
科目名(英語)
Structural Mechanics Exercise I
配当学年
2年
単位数
3単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
火曜3限、火曜4限
対象学科
建_建築_Lコース
コース
建_建築_Lコース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
藤井 佑太朗
教室
5-402
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
構造物の架構形式や、構造物に作用する荷重について学習する。また、構造物に作用する力のつり合いについて理解するとともに、静定梁、ラーメン構造およびトラス構造の反力や応力の計算方法を修得する。
達成目標1
・建築構造物の架構形式やその特徴を説明することができる。【10%】
達成目標2
・力の合成・分解、および、力のつり合いを説明できる。【10%】
達成目標3
・静定構造の反力の計算方法を説明することができる。【20%】
達成目標4
・静定梁の応力が計算できる。【20%】
達成目標5
・静定ラーメンの応力が計算できる。【20%】
達成目標6
・静定トラスの応力が計算できる。【20%】
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
建築構造入門
最近の建築構造物の例を調査し、その構造物の架構形式について調べておく。(2時間)
第2回
序論と力の合成
高校の物理で学んだ力や、力の合成、分解について事前に復習しておく。授業の復習としてテキストの例題を解く。(2時間)
第3回
力の釣り合い、反力計算
作用・反作用、偶力、支点と反力について予習しておく。復習としてテキストの例題を解く。(2時間)
第4回
任意の点のMNQを求める
応力と断面、応力における正負の向きについて調べる。復習としてテキストの例題を解く。(2時間)
第5回
集中荷重の梁のMNQ図(1)
単純梁について
モーメント図(M図)、軸力図(N図)、せん断力図(Q図)の意味を理解しておく。復習としてテキストの例題を解く。(2時間)
第6回
集中荷重の梁のMNQ図(2)
組合せ部材について
MNQ図の描き方を理解しておく。
復習としてテキストの例題を解く。(2時間)
第7回
集中荷重のラーメンのMNQ図
MNQ図の描き方、ラーメン構造の意味を理解しておく。復習としてテキストの例題を解く。(2時間)
第8回
等分布荷重のMNQを求める
集中荷重と等分布荷重の意味、その違いを予習しておく。また、応力の計算方法を復習しておく。(2時間)
第9回
等変分布荷重の梁
集中荷重、等分布荷重、等変分布荷重の違いを理解しておく。高校の数学で学んだ微分・積分を復習しておく。(2時間)
第10回
分布荷重のラーメン
前回までに学んだ部材に作用する応力の計算方法を理解しておく。復習としてテキストの例題を解く。(2時間)
第11回
ゲルバー梁
第3回の反力計算の章におけるピン接合の意味を理解しておく。(2時間)
第12回
3ヒンジラーメン
ラーメン構造と3ヒンジラーメンの違いを予習しておく。応力計算方法を復習しておく。(2時間)
第13回
トラス(1)
トラス構造とは、節点法と切断法
トラス構造に関する基礎知識や、トラス構造の応力計算法を予習しておく。(2時間)
第14回
トラス(2)
平行弦トラス、山形トラス
前回学んだトラス構造の応力計算方法を復習しておく。復習としてテキストの例題を解く。(2時間)


課題等に対するフィードバック
演習課題の採点・チェックを通して、課題のフィードバックとする。
評価方法と基準
授業内の演習・レポート(30%)、期末試験(70%)
60点以上を合格とする。
テキスト
テキスト:村上雅英『静定構造力学』学芸出版社(2014)【ISBN978-4-7615-3215-4】
参考図書
-
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
・本科目では、静定梁、ラーメン構造、トラス構造を対象に、反力および応力の計算方法を学修する。
・2年次秋学期に累進科目として開講される「構造力学・演習Ⅱ」の基礎となる科目である。
・3年次に開講される「構造力学・演習Ⅲ」、「構造力学・演習Ⅳ」の理解に必要な応力の数値解法ができるようにしておく。
・「構造力学・演習Ⅲ」、「構造力学・演習Ⅳ」の履修には、本科目の単位取得が条件である。
履修登録前の準備
・高校物理における力のつり合いについて復習をしておく。
・高校で学んだ三角関数などの基礎的内容を確認しておく。