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教員名 : 吉野 一
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授業コード
510342
オムニバス
科目名
建築設備
科目名(英語)
Building Equipment
配当学年
3年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
月曜2限
対象学科
建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
吉野 一
教室
2-375
実務家教員担当授業
担当教員の吉野一は、建築設備に関する実務経験がある。その経験を活かし、各種建築設備に関して実践的なテーマや実例を授業で扱っている。
授業の目的と進め方
本講義は給排水衛生設備、空気調和設備、換気設備の役割とそれぞれの設備の種類について修得することを目的とする。
達成目標1
建築設備全般の基礎事項・役割に関して修得する。【10%】
達成目標2
給排水衛生設備の種類と役割について修得する。【40%】
達成目標3
空気調和設備の種類と役割について修得する。【30%】
達成目標4
換気設備の種類と役割について修得する。【20%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
建築設備(1)
建築における建築設備の関わり、建物に求められる性能、建築設備の種類・役割 予習:建物と建築設備の関わりを調べておくこと(1時間)
復習:建築設備の種類と役割について理解・確認すること(1時間) 第2回
建築設備(2)
身近な建物における建築設備、給排水衛生設備、空気調和設備の概要 予習:身近な建物における建築設備に関する調査・分類(1時間)
復習:建築設備の重要性に関して理解・確認すること(1時間) 第3回
給水設備(1)
給水設備、上水・雑用水、設計用使用水量、最低必要水圧、水質基準 予習:給水設備や水の特徴について調べておくこと(1時間)
復習:給水量について理解・確認すること(1時間) 第4回
給水設備(2)
給水方式、水道直結方式、受水槽方式、上水の汚染原因と防止 予習:給水方式について調べておくこと(1時間)
復習:上水の汚染原因について理解・確認すること(1時間) 第5回
給湯設備・ガス設備
給湯設備、給湯方式、ガス設備、ガス給湯器の能力 予習:給湯・ガス設備について調べておくこと(1時間)
復習:ガス給湯器の能力について理解・確認すること(1時間) 第6回
衛生器具設備
衛生器具の種類、便器の排水方式、洗浄方式、水栓金具、所要器具数、利用形態 予習:衛生器具の種類について調べておくこと(1時間)
復習:大便器・小便器の所要個数について理解・確認すること(1時間) 第7回
排水・通気設備
排水設備、通気設備、汚水・雑排水、排水管・通気管の種類、排水トラップ、種類と構造、二重トラップ 予習:汚水と雑排水の区分について調べておくこと(1時間)
復習:排水トラップの種類について理解・確認すること(1時間) 第8回
雨水排水・排水処理設備・集合住宅の給排水衛生設備
雨水排水設備、排水処理設備、BOD、合併処理浄化槽、集合住宅の給排水衛生設備、さや管ヘッダ工法 予習:水質について調べておくこと(1時間)
復習:合併処理浄化槽について理解・確認すること(1時間) 第9回
消防設備
消防設備、消火設備、屋内消火栓設備、警報設備、避難設備 予習:消防設備の概要・目的ついて調べておくこと(1時間)
復習:消防設備(消火設備、警報設備、避難設備) について整理しておくこと(1時間) 第10回
空気調和設備(1)
空気調和設備の概要、室内環境基準、外界気象、温熱環境の6要素、空気調和設備の全体構成 予習:学内の空調設備について調べておくこと(1時間)
復習:室内環境基準について理解・確認することすること(1時間) 第11回
空気調和設備(2)
空気調和設備の構成、熱源設備、空気調和機、熱搬送設備、室内ユニット、空調時における空気の名称 予習:各種構成設備(熱源設備、空気調和機、熱搬送設備)の概要・目的ついて調べておくこと(1時間)
復習:各種構成機器について確認すること(1時間) 第12回
空気調和設備(3)
空調負荷、冷暖房時の空気と熱の流れ、空気調和設備の計画、ゾーニング、空調方式、単一ダクト方式、パッケージユニット方式 予習:空調方式の種類・特徴ついて調べておくこと(1時間)
復習:空調方式について整理しておくこと(1時間) 第13回
換気設備
換気の目的、自然換気、機械換気、換気設備の計画、必要換気量 予習:換気設備の概要・目的ついて調べておくこと(1時間)
復習:換気設備について整理しておくこと(1時間) 第14回
総括:演習問題
予習:これまでの学習内容(1時間)
復習:これまでの復習問題(1時間) 課題等に対するフィードバック
各回の授業において確認のためのテストを実施し、その解答と解説を行うことでフィードバックを実施している。
また、授業の前半に前回授業のおさらいを実施している。 評価方法と基準
授業内で行われる小テスト(30%)+ 期末テスト(70%)
100点満点の評価に対し、60〜69点をC評価とする。 テキスト
大塚雅之 初学者の建築講座『建築設備(第二版)』 市ヶ谷出版社 2011年 【ISBN-13: 978-4870710177】
参考図書
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
「建築設備」で修得した環境形成手法は、2年次で学ぶ「環境工学Ⅰ」と「環境工学Ⅱ」の環境形成理論と関連することで、広義の意味での建築環境工学を理解することが出来る。また、3年次の「建築・都市の設備計画」と「建築設備演習」ではその応用として、より実践的な建築設備工学を学び、建築設備を体系的に修得することが出来る。
履修登録前の準備
「環境工学Ⅰ」、「環境工学Ⅱ」において、熱・空気の部分を復習しておくこと。
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