ロボット製作プロジェクトⅢ

授業コード

510349

オムニバス

科目名

ロボット製作プロジェクトⅢ

科目名（英語）

Robot Development Project III

配当学年

2年

単位数

1単位

年度学期

2025年度春学期

曜日時限

集中講義

対象学科

先_ロボ

コース

科目区分

カレッジマイスタープログラム

必選の別

選択科目

担当者

安原　鋭幸、宮川　豊美

教室

実務家教員担当授業

担当教員の宮川は、ロボット・メカトロニクスの機構設計に係わる研究開発等の実務経験がある。その経験を活かし、ロボットの機構設計とその制御法に関しての実例を授業で扱っている。

授業の目的と進め方

本講義では、ロボットの企画・設計・製作・大会参加を一貫して行うことで、ロボット開発に必要な専門能力と問題解決能力を修得する。また、チームでの大会参加を経験することで、エンジニアとしての高い責任感と協調性を身につけることを目指す。ここでは、ロボット製作の設計加工・組み立ての利用技術を身につける。

達成目標１

ロボット製作の為の駆動系、材料を説明できる【20%】

達成目標２

製作するロボットの要求仕様に合わせて機構を設計できる。【20%】

達成目標３

３DCADを利用して、設計したロボットの図面を描くことができる。【20%】

達成目標４

３DCADで設計した部品を作製し、加工・組み立てができる。【40%】

達成目標５

達成目標６

達成目標７

アクティブラーニング

ディスカッション

○

ディベート

○

グループワーク

○

プレゼンテーション

○

実習

フィールドワーク

その他課題解決型学習

授業計画

授業時間外課題（予習および復習を含む）

第１回

ガイダンス
「ロボット製作プロジェクトI・Ⅱ」の内容の復習を行い、ロボット作製に必要になる要素の概要を説明する。

【予習】「ロボット製作プロジェクト」の内容について復習しておく（1時間）
【復習】説明で初めて知った要素について調べておく（1時間）
　

第２回

駆動系の設計

【予習】駆動系設計に必要なモーターや減速機について復習しておく（1時間）
【復習】駆動系設計時に不明だった点について復習しておく（1時間）

第３回

機械要素の選定

【予習】設計した駆動系で必要になる機械要素について復習しておく（1時間）
【復習】選定した機械要素の代替案についても考察する（1時間）

第４回

材料の選定

【予習】材料の種類・特性の調査しておく（1時間）
【復習】材料の価格・加工方法についても調べる（1時間）

第５回

機構設計

【予習】機構の種類・動作原理・特徴を調査しておく（1時間）
【復習】機構を利用した概念設計を行う（1時間）

第６回

概念設計発表会

【予習】プレゼンテーションの発表練習（1時間）
【復習】発表会の反省、質疑応答・コメントをまとめる（1時間）

第７回

３DCADの利用①
部品設計

【予習】３DCADのインストール（1時間）
【復習】自分の思い描く部品を設計してみる（1時間）　

第８回

３DCADの利用②
アセンブリ

【予習】３DCADで、色々な部品を作ってみておく（1時間）
【復習】拘束条件を変えた時の組み立てについても試しておく（1時間）

第９回

３DCADの利用③
応力解析

【予習】応力と有限要素解析について調べておく（1時間）
【復習】CADでの解析結果と簡単なモデルでの計算結果を比べておく（1時間）　

第10回

３DCADの利用④
動作解析

【予習】機構の種類や動作について復習しておく（1時間）
【復習】色々な気候について、動作を試しておく（1時間）

第11回

３Dプリンタの利用①
データ変換

【予習】３DCADのデータ形式について調べておく（1時間）
【復習】データ形式の特性について復習する（1時間）

第12回

３Dプリンタの利用②
印刷、組み立て

【予習】印刷用の３Dデータを作成しておく（1時間）
【復習】印刷で上手くいかなかった点についてまとめておく（1時間）

第13回

３次元加工機の利用

【予習】３次元加工機の種類と性能について調べておく（1時間）
【復習】加工で上手くいかなかった点についてまとめておく（1時間）

第14回

まとめ
一連の作業により得られた知識をまとめたノート(ファイル)の作成・プレゼンテーション。　

【予習】結果報告書の作成
プレゼンテーション資料の作成（1時間）
【復習】一連の作業および得られた知識をまとめたファイルの作成（1時間）

課題等に対するフィードバック

授業内における教員とのディスカッションを通して行う。　

評価方法と基準

一連の作業をまとめた技術ファイル、平常点および期末に課すレポートを総合的に判断する。　

テキスト

文献調査能力も身に付けることを目的としているので、特定のテキストは指定しない。

参考図書

文献調査能力も身に付けることを目的としているので、特定の参考図書は指定しない。　

科目の位置づけ（学習・教育目標との対応）

「ロボット製作プロジェクトⅠ〜Ⅵ」と連続する、カレッジマイスタープログラム6科目の3番目の科目である。
また、本科目は専門科目で習得した知識を実践すると同時に、目的をもった授業履修を促し、工学技術への動機づけや自発性の喚起をはかる。　

履修登録前の準備

ロボットの理解に必要な、基本的な数学・物理を自分のものにしておくこと。

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