シラバス情報

授業コード
510360
オムニバス
科目名
地球システムのしくみ
科目名(英語)
Earth Evoluton Science
配当学年
2年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
火曜2限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
共通教育科目
必選の別
選択科目
担当者
若月 聡、佐藤 杉弥
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
宇宙スケール ・銀河系や太陽系の中で地球がどのような存在であるかという視点から授業を展開し始めて、固体地球や気候変動などについての理解を深める。基礎的な物理・化学・生物学・等の知識をベースにして地球の構造と性質について学んだ後、地球を多面的に理解する。
「遠隔形式」による週間授業を基本にする。
達成目標1
・宇宙の中での地球の位置づけを理解し、説明できる。( 15% )
達成目標2
・地球の構造、形成過程、地球資源の基本事項について理解し、説明できる。( 20% )
達成目標3
・気候変動、地震、火山活動などの地球変動の要素について理解し、説明できる 。( 20% )
達成目標4
・生命を含むシステムとしての地球環境を包括的に捉え、地球環境問題を議論・理解できる 。( 20% )
達成目標5
・自然災害、等の事象を理解し、事象が生起した際に適切な判断・行動ができる。( 15% )
達成目標6
・ 「 指定テキスト 」はじめ諸教材・諸情報類を閲覧しながら、内容を把握し、要点と諸要素の相関を理解できる。( 5 % )
達成目標7
・ 諸教材・諸情報類から把握した知見を、まとめに取り組む中で、科学的・創造的に表現できる。( 5 % )

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業・全回に於いて、指定テキスト「 地球科学の基礎 」に基づく課題演習を実施し、その成果を各回毎に提出する。

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
地球の概観 ー 地球の特徴・大きさ・形
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで地球の特徴・大きさ・形、等について、調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、次の講義に備えること。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)
第2回
地球の構造 ー 3圏の概要 内部構造、地磁気
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで、地球の構造について調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、次の講義に備えること。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)
第3回
プレートテクトニクスとプリュームテクトニクス ー 地球内部のダイナミクスと地学現象との関連 それ等の地球史上の変化の概要
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで、プレートテクトニクスとプリュームテクトニクスについて調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、次の講義に備えること。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)
第4回
岩石と造岩鉱物 ー 固体地球を構成する様々な岩石
の形成要素である主要な造岩鉱物の概要
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで、岩石と造岩鉱物について調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、次の講義に備えること。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)
第5回
火成岩とマグマ活動 ー 地下のマグマ活動およびそ
れにより形成される火成岩の概要
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで、火成岩とマグマ活動について調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、次の講義に備えること。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)
第6回
火山と噴火現象 ー マグマの噴出現象である噴火の
形態・活動様式と機構 関連する災害の概要
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで、火山と噴火現象について調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、次の講義に備えること。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)
第7回
地層の形成と堆積岩 ー 地表物質の浸食・運搬・堆
積作用と堆積岩の形成過程 機構の概要
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで、地層の形成と堆積岩について調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、次の講義に備えること。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)
第8回
地形の成り立ち ー 地形の多様性と形成プロセスの
概要
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで、地形の成り立ちについて調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、次の講義に備えること。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)
第9回
地震と断層 ー 地震現象の様式 メカニズムと関連
する災害の概要
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで、地震と断層について調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、次の講義に備えること。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)
第10回
地殻変動と変成岩 ー 大地の変位・変形運動である
地殻変動の様式 機構と関連して深部で形成される変
成岩の概要
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで、地殻変動と変成岩について調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、次の講義に備えること。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)
第11回
地球と生物の進化(1) ー 地球誕生からカンブリア爆発まで、無機地球と生物の相互作用としての地球進化の概要
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで、地球誕生からカンブリア爆発までの地球進化について、調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、次の講義に備えること。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)
第12回
地球と生物の進化(2) ー カンブリア爆発以降 無機地球と生物の相互作用としての地球進化の概要
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで、カンブリア爆発以降の地球進化について、調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、次の講義に備えること。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)
第13回
日本列島の地質 ー 私達の国土の地質構造と地質発
達史の概要
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで、日本列島の地質について調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、次の講義に備えること。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)
第14回
生活と地球科学 ー 資源・エネルギー、都市建設、
都市生活における地球科学の応用展開
「 事前学習 」
テキスト・資料を読んで、生活と地球科学との諸関係について、調べておくこと。
(所要1時間)
「 事後学習 」
テキスト・資料の演習問題を解答して、地球システムのしくみに於ける学び全体を総括する事。提出課題に於いては、各課題に於いて示す所定条件を満たすまで実施する事。
(所要1.5時間)


課題等に対するフィードバック
授業・各回に於ける課題は、指定テキスト「 地球科学の基礎 」を基に実施する。
その課題を、サポータル上で実施する場合には、課題・解答と共に記入・提出できるコメントに対し、各回毎に一括して、回答コメントを掲示する。もしくは課題をTeams 上で実施する場合には、課題・解答と共にコメントを記入・提出できる。提出されたコメントに対し、各回毎に一括して、回答コメントを掲示する。
評価方法と基準
授業・全回に於いて実施する演習課題を、成績評価の対象にする。定期試験は実施しない。
演習課題が100%となる。60%以上を合格とする。
演習課題の実施には、指定テキスト「 地球科学の基礎 」を使用する。
授業・各回に於いて、課題内容・解答条件を明示する。
テキスト
関陽児 永野勝裕 若月聡 『地球をもっと理解したい人のための地球科学の基礎』 培風館(2021年) [ISBN 978-4-563-02534-2]
参考図書
西村祐二郎  鈴木盛久 今岡照喜 高木秀雄 金折裕司 磯崎行雄 『基礎地球科学 第3版』 朝倉書店(2019年) [ISBN 978-4-254-16074-1 C3044]

藤野滋弘 上松佐知子 池端慶 黒澤正紀 丸岡照幸 八木勇冶 (地球学シリーズ2)『地球進化学』 古今書院(2020年) [ISBN 978-4-7722-5331-4]
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
地球環境とその諸問題を理解する上で、また地球上に建設された社会に於ける諸問題を考察する上で、我々を支えている地球そのものを科学的に理解することは大切である。
すなわち、地球規模の問題を議論するためには正しく地球システムを捉える必要がある。
それ等の基礎知識を修得しながら、現代社会及び未来に於ける諸事項について、生涯にわたりグローバル(全地球的)な視野から思考する素養を、育てる機会となる事を目的とする科目である。
履修登録前の準備
地球環境・自然災害・等に関するニュース、書籍や映像番組など、関係する諸情報に日常触れておくこと。自分の、地球に関する知識を整理し、疑問点を明らかにしておくこと。

指定テキスト「 地球科学の基礎 」を、日本工業大学書籍部・等に於いて各自購入し、授業期間・開始前に準備をしておくこと。
指定テキスト「 地球科学の基礎 」を所持していないと、授業・毎回に於ける各自による課題演習、及び定期試験(実施する場合)が実施できない。