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教員名 : 野口 憲治
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授業コード
510411
オムニバス
科目名
デジタルプレゼンテーション
科目名(英語)
Digital Presentation
配当学年
3年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
火曜3限、火曜4限
対象学科
建_建築_Lコース
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
野口 憲治
教室
W10-403 DD室A
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
建築やインテリアの設計では、図面や模型写真、CGを用いて空間の魅力を伝えるプレゼンテーションを作成する。この科目では、こうしたプレゼンテーション作成に必要な模型製作、写真の撮影と加工、図面レイアウトといった技術を修得することを目的とする。また、展覧会を訪れたり、建築家のプレゼンテーションを聴講するなど実践的な事例から学ぶとともに、自らの作品のポートフォリオ制作を通してこれら技術を定着させる。
達成目標1
プレゼンテーションボードの作成にあたり、パソコンのアプリケーションを用いてその構図を整理できるようになる。【20%】
達成目標2
これまでの設計課題や製作した作品をまとめ、ポートフォリオが制作できるようになる。【20%】
達成目標3
模型写真の撮影に関する基礎を学び、Photoshopを用いた基本的な写真加工ができるようになる。【20%】
達成目標4
レーザー加工機の使用方法を理解するとともに、その準備としてのデジタルデータが作成できるようになる。【20%】
達成目標5
建築家や家具デザイナー等のプレゼンテーションから、その作品の特性を読み解き、解説できるようになる。【20%】
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ガイダンス
建築設計とデジタルプレゼンテーション これまでの設計課題の図面、模型、それらのデジタルデータを整理しておく。(2時間)
第2回
プレゼンテーションボードの作成
プレゼンの基本技術・図面要素とそのレイアウト これまでに使用したCADソフト、グラフィックのソフトに触れ、その技術を復習しておく。(2時間)
第3回
写真撮影と写真加工(1)
模型写真の撮影 授業で修得した写真撮影の技術を復習し、日常的に写真撮影をしてみる。(2時間)
第4回
ポートフォリオの図面表現(2)
写真の加工・修正 これまでの設計課題の模型写真を改めて撮影し、ポートフォリオ用の加工を行う。(2時間)
第5回
レーザー加工機による模型製作
データの作成方法 レーザー加工機用データの作成方法を復習しておく。(2時間)
第6回
レーザー加工機による模型製作
機械の使用方法 レーザー加工機の操作方法を復習し、操作に慣れる。(2時間)
第7回
展覧会における建築家のプレゼンテーション
建築・インテリアに関する展覧会を訪れ、展覧会のテーマや展示構成・表現方法について分析する。(2時間)
第8回
展覧会レポートの作成
テキストと写真によるレイアウト 授業で鑑賞する展覧会以外にも、自ら展覧会に足を運び、様々なプレゼンテーションの事例について学ぶ。(2時間)
第9回
メインビジュアルをつくる(1)
一目で魅力を伝える表現手法 建築家によるビジュアル表現について、多くの事例を調べ、その意図を読み取り理解する。(2時間)
第10回
メインビジュアルをつくる(2)
意図を伝えるための図面情報 ポートフォリオ作成に向けて、これまでの設計課題の作品を表現するメインビジュアルを作成する。(2時間)
第11回
ダイアグラムの作成(1)
空間のしくみの抽象化 作品集や建築誌等に掲載された建築のダイアグラムを収集する。(2時間)
第12回
ダイアグラムの作成(2)
設計プロセス・コンセプトを表現する ポートフォリオ作成に向けて、これまでの設計課題の作品を表現するダイアグラムを作成する。(2時間)
第13回
ポートフォリオの編集
プレゼン作成関連ソフトの操作について、復習をしておく。(2時間)
第14回
ポートフォリオの印刷
作成したポートフォリオを印刷し、自身で内容や印刷された状態を確認して改善する。(2時間)
課題等に対するフィードバック
提出した課題やレポートについては翌週の授業にて振り返りを行う。
評価方法と基準
毎回のレポート(50%)+ ポートフォリオの提出(50%)
提出物の評価を点数化し、100点満点換算して60点以上を合格とする。 テキスト
特になし
参考図書
プレゼン作成関連のソフト(Adobe Illustrator、Adobe Photoshop、Adobe InDesign)に関する各種マニュアル。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
前学期の「インテリアCADⅠ・Ⅱ」で修得した図面の描き方、コンピューター・グラフィックス(CG)の作成方法の延長に位置づけられる授業である。
設計製図科目および卒業計画において、それら技術を実践することで、よりスキルアップすることが期待される。 授業時間外でもパソコンアプリケーションの扱いに慣れたり、日頃から写真撮影の機会を増やす等して、そのスキルを定着させることが望ましい。 履修登録前の準備
日頃から、展覧会や書籍等を通して、建築家やインテリアデザイナーのプレゼンテーションに意識を傾ける。
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