シラバス情報

授業コード
510424
オムニバス
科目名
フォーミュラ工房Ⅴ
科目名(英語)
Formula SAE Workshop V
配当学年
3年
単位数
1単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
集中講義
対象学科
基_機械
コース
科目区分
カレッジマイスタープログラム
必選の別
選択科目
担当者
中野 道王、安原 鋭幸、桑原 拓也
教室
実務家教員担当授業
担当教員の中野道王は、自動車関連の民間企業における研究開発等の実務経験がある。その経験を活かし、車両製作および試験等に関して実例をもとにした授業を行う。 
授業の目的と進め方
フォーミュラーカーの企画・設計・製作・走行を一貫して行うことで、エンジニアとして必要な専門能力と問題解決能力を修得する。さらに、自ら製作した車両を走行させることで、エンジニアとしての高い責任感を身につける。ここでは、組み上げられた車両を評価し、必要な修正や調整を施す技術を身につける。これにより、実践的なエンジニアとしての総合能力が身につき、プロジェクトの指導的立場での行動ができるようになる。 
達成目標1
学生フォーミュラ日本大会のレギュレーションに準拠した上で、車両の完成を目指した各部品の問題点抽出において、指導的立場で対処することができる。 【50%】
達成目標2
抽出された問題点を解決する原因を明らかにし、これを考慮した対策部品の設計および製作において、指導的立場で行動することができる。【50%】
達成目標3
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
評価項目の抽出
予習:評価項目をまとめておくこと。 (2時間)
復習:担当教員の指摘をもとに評価項目を見直すこと。 (2時間) 
第2回
走行試験の準備 
予習:試験項目を確認しておくこと。 (2時間)
復習:担当教員の指摘をもとに試験項目を見直すこと。 (2時間) 
第3回
各部動作確認 
予習:主要な部位の操作および動作を確認しておくこと。 (2時間)
復習:動作に不具合のある個所を見直すこと。 (2時間) 
第4回
実走行試験
予習:試験手順を確認しておくこと。 (2時間)
復習:試験手順の問題点をまとめること。 (2時間)
第5回
評価結果のまとめ 
予習:評価項目を記入するシートを準備しておくこと。 (2時間)
復習:担当教員の指導を基に評価結果をまとめること。 (2時間) 
第6回
対策の検討 
予習:評価結果から、問題点とその原因をまとめておくこと。 (2時間)
復習:問題点への対策をまとめること。 (2時間) 
第7回
修正部の設計(基本)
予習:もとの部品の設計図を確認しておくこと。 (2時間)
復習:担当教員の指導を基に、設計を修正すること。 (2時間) 
第8回
修正部の設計(詳細形状) 
予習:設計に必要な数値をまとめておくこと。 (2時間)
復習:強度評価の入力条件をまとめること。 (2時間) 
第9回
修正部の設計(強度評価)
予習:CAEの使用手順を復習しておくこと。 (2時間)
復習:評価結果をまとめること。 (2時間) 
第10回
修正部の製作・加工(準備)
予習:評価結果をもとに設計を修正すること。(2時間)
復習:材料と工具を確認すること。 (2時間) 
第11回
修正部の製作・加工(中仕上げなど) 
予習:中仕上げの加工手順をまとめること。 (2時間)
復習:加工精度に問題が無いかを確認すること。 (2時間) 
第12回
修正部の製作・加工(仕上げなど) 
予習:仕上げの加工手順をまとめること。 (2時間)
復習:加工精度に問題が無いか確認すること。 (2時間) 
第13回
仮組と修正
予習:各部品の摺合せを行うとともに、作業手順を確認すること。  (2時間)
復習:動作確認による問題点の有無と対策をまとめること。 (2時間) 
第14回
動作確認および走行試験 
予習:作業手順をまとめておくこと。 (2時間)
復習:担当教員の指導を基に評価結果をまとめること。 (2時間) 


課題等に対するフィードバック
随時、設計図面や加工、製作について問題解決についてのサポートを行う。
評価方法と基準
製作車両と試験評価に関する成果物と貢献度にて評価する。指導教員が達成目標に基づいて評価し、60%以上の到達をもって合格とする。
テキスト
— 
参考図書
自動車技術会編著『自動車開発・製作ガイド』自動車技術会(2008) 【ISBN-10: 4904056043、ISBN-13: 978-4904056042】
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
機械工学科で学ぶ教養科目や専門科目で身に着けた知識および技術をもとに、自発的な課題発見能力と、現場で役に立つ問題解決能力を養成する。さらに、最新鋭の工作機械やCAD/CAM/CAEを使いこなすことで、現場の即戦力となる技術力を養成する。  
履修登録前の準備
「フォーミュラ工房Ⅳ」で学習した内容を復習しておくこと。