シラバス情報

授業コード
510435
オムニバス
科目名
介護体験Ⅱ
科目名(英語)
Experience of Care for Old Peopleand Handicapped II
配当学年
3年
単位数
0単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
木曜5限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,先_ロボ,先_情報,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
教職科目
必選の別
教職科目
担当者
山口 剛
教室
5-401
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
社会福祉施設で五日間、特別支援学校で二日間の介護等体験を行う。また、その体験の内容や感想を共有する機会が設けられる。実習を通して高齢者や障害者・障害児の介護等を経験することで、人間理解を深めことが目的とされる。さらにコミュニケーション能力の向上を目指し、教員としての資質を向上が期待される。
達成目標1
社会福祉制度と社会福祉施設について事前の準備をして,体験的に利用者や施設の方と交流する。それら一連の体験を具体的に説明できる。【30%】
達成目標2
特別支援教育と特別支援学校について事前の準備をして,体験的に利用者や施設の方と交流する。それら一連の体験を具体的に説明できる。【30%】
達成目標3
高齢者や障害者・障害児について体験的に理解し,コミュニケーションをとりながら介護の補助ができる。【40%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ガイダンスと振り返り
「介護体験I」の復習(1時間)
第2回
車いす体験
車いすの介助方法を調べる(1時間)
第3回
体験日誌の書き方の復習
体験先の社会福祉施設のことを調べて,日誌にまとめる(1時間)
第4回
社会福祉施設の体験準備
事前に施設と連絡を取り,必要なモノを準備する(2時間)
第5回
社会福祉施設での体験(1日目) 
日誌に体験内容をまとめ,次の日の目標を明記する(1時間)
第6回
社会福祉施設での体験(2日目)
日誌に体験内容をまとめ,次の日の目標を明記する(1時間)
第7回
社会福祉施設での体験(3日目)
日誌に体験内容をまとめ,次の日の目標を明記する(1時間)
第8回
社会福祉施設での体験(4日目)
日誌に体験内容をまとめ,次の日の目標を明記する(1時間)
第9回
社会福祉施設での体験(5日目)
日誌に体験内容をまとめる(1時間)
第10回
社会福祉施設での体験の評価と反省
五日間の体験内容をまとめ,学んだことを日誌に記録する(3時間)
体験先にお礼状を送る(1時間)
第11回
社会福祉施設での体験の発表
発表の準備をする(1時間)
発表を通して得られた価値観などをまとめる(1時間)
第12回
社会福祉施設での体験の事後指導
体験した内容と感じたことを,「介護体験I」で学んだ専門性と結びつける(2時間)
第13回
社会福祉施設での体験を教員生活に活かす方法
体験して得た経験や価値観について,教員となったときにどのように活かせるか考える(1時間)
第14回
春学期のまとめ(主に社会福祉施設での体験について)
社会福祉施設とは何か,自分の体験先など,より俯瞰して体験を捉え直す(2時間)
第15回
ガイダンスと春学期の体験の振り返り
春学期の振り返り(1時間)
第16回
社会福祉施設の体験準備(春学期未体験者)
事前に施設と連絡を取り,必要なモノを準備する(2時間)
第17回
特別支援学校での体験に関する事前オリエンテーション
体験先の特別支援学校のことを調べて,日誌にまとめる(1時間)
特別支援学校の先生の説明を日誌にまとめる(2時間)
第18回
特別支援学校の体験準備
必要なモノを準備する(1時間)
第19回
特別支援学校での体験(1日目)
日誌に体験内容をまとめ,次の日の目標を明記する(1時間)
第20回
特別支援学校での体験(2日目)
日誌に体験内容をまとめる(1時間)
第21回
特別支援学校での体験の評価と反省
二日間の体験内容をまとめ,学んだことを日誌に記録する(3時間)
体験先にお礼状を送る(1時間)
第22回
特別支援学校での体験の発表
発表の準備をする(1時間)
発表を通して得られた価値観などをまとめる(1時間)
第23回
特別支援学校での体験の事後指導
体験した内容と感じたことを,「介護体験I」で学んだ専門性と結びつける(2時間)
第24回
特別支援学校での体験を教員生活に活かす方法
体験して得た経験や価値観について,教員となったときにどのように活かせるか考える(1時間)
第25回
社会福祉施設と特別支援学校での体験の共通点と相違点
異なる施設での体験を対比し,相違点だけでなく共通点もまとめる(2時間)
第26回
体験前と体験後の自分の価値観の違い
体験内容だけでなく,体験を通した自分の変化を客観的にまとめる(2時間)
第27回
秋学期のまとめ(主に特別支援学校での体験について)
特別支援教育・特別支援学校とは何か,自分の体験先など,より俯瞰して体験を捉え直す(2時間)
第28回
1年間を通した介護等体験の振り返りと今後の展望
合計七日間の体験を振り返り,自分の認識や価値観や変化をもう一度まとめる(2時間)

課題等に対するフィードバック
体験施設や実習校の教職員の方からフィードバックをいただくこととなる。その一部は体験日誌に記録される。 担当教員(山口)は、日誌を確認して、その内容を踏まえてコメントする。
評価方法と基準
体験日誌(50%)とプレゼンテーション(50%)によって評価される。日誌と証明書は返却されるため、教員免許申請の際まで保管しておくこと。
テキスト
現代教師養成研究会 (編) 『教師をめざす人の介護等体験ハンドブック(五訂版)』大修館書店(2020)[978-4-469-26876-8]
参考図書
庄司和史『よくわかる教職シリーズ 介護等体験安心ハンドブック』学事出版(2018)[978-4-7619-2477-5]
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
小・中学校の教員免許(本学では中学1種「技術」および「数学」)を取得するためには介護等体験(社会福祉施設五日間と特別支援学校二日間)が義務づけられてる。本科目は大学での授業と社会福祉施設および特別支援学校での体験からなる。なお,「介護体験I」(2年生から履修可)の単位を取得していない場合は、本科目の履修と体験はできない。
履修登録前の準備
「介護体験I」で学んだことを復習しておくこと。また,秋学期の同科目「介護体験II」の履修も忘れないように。