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教員名 : 齊藤 直子
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授業コード
510469
オムニバス
科目名
自然科学の統計学
科目名(英語)
Natural Science Statistics
配当学年
3年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
火曜4限
対象学科
基_応用,基_環生
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
齊藤 直子
教室
3-227
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
統計学は、⼯学にとどまらず様々な分野で利⽤され、日常生活の中にあるデータを統計的に分析して、そのデータの持つ特徴や性質をより明確に整理することに適用出来る。特に、⼯学における実験データの分析に数理統計学は⽋かせない。この科目は基礎的な統計量の求め方を修得し、さらに、一部の情報から全体を推し量る統計的手法を修得することを目的としている。
授業は講義を中心に進めるが、毎回課題を提出することとする。 達成目標1
確率変数、確率分布の概念を理解し、その確率や平均、分散を求めることができる【30%】
達成目標2
色々な分布を理解し、分布表を用いてデータを整理できるようにする。【40%】
達成目標3
区間推定、仮説検定の考え方を理解し、具体的な問題を解くことができるようにする。【30%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
度数分布と度数分布表
度数分布と代表値についてテキストp1−p10までを読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、度数分布、代表値について復習し、課題を提出すること。(2時間) 第2回
散布度
散布度についてと平均、分散の簡便方法についてテキストp10−p21までを読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、散布度と簡便方法について復習し、課題を提出すること。(2時間) 第3回
相関係数、回帰直線
相関係数、回帰直線についてテキストp22−p31までを読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、相関係数、回帰直線について復習し、課題を提出すること。(2時間) 第4回
1次元確率変数と確率分布
1次元確率変数と確率分布についてテキストp34−p41までを読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、1次元確率変数と確率分布について復習し、課題を提出すること。(2時間) 第5回
2次元同時確率変数
2次元同時確率分布についてテキストp42−p53までを読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、2次元同時確率分布について復習し、課題を提出すること。(2時間) 第6回
離散分布
離散分布の二項分布についてテキストp54−p56までを読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、離散分布の二項分布について復習し、課題を提出すること。(2時間) 第7回
連続分布(1)
連続分布の正規分布についてテキストp55−p60までを読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、連続分布の正規分布について復習し、課題を提出すること。(2時間) 第8回
連続分布(2)
ラプラスの定理についてテキストp61−p63を読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、ラプラスの定理について復習し、課題を提出すること。(2時間) 第9回
χ2乗分布、t分布、F分布
χ2乗分布、t分布、F分布についてテキストp64−p71までを読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、正規分布表について復習し、課題を提出すること。(2時間) 第10回
標本分布
標本分布についてテキストp74−p76までを読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、標本分布について復習し、課題を提出すること。(2時間) 第11回
中心極限定理
中心極限定理についてテキストp77−p81までを読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、標本分布について復習し、課題を提出すること。(2時間) 第12回
区間推定
区間推定についてテキストp82−p91までを読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、区間推定について復習し、課題を提出すること。(2時間) 第13回
仮説検定
仮説検定についてテキストp92−p95までを読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、仮説検定について復習し、課題を提出すること。(2時間) 第14回
母平均の検定
母平均の検定,母分散の検定についてテキストp98−p111までを読んで理解しておくこと。(1時間)
講義後は、母平均の検定,母分散の検定について復習し、課題を提出すること。(2時間) 課題等に対するフィードバック
課題で正答率が低かったものについては、授業内で解説の時間を設ける。
提出された課題等は締め切り後に解答をサポータルに載せる。各自、内容を必ず復習すること。 評価方法と基準
期末試験50%、平常点50%
出席や課題の提出状況も平常点として考慮する。 100点満点で採点し60点以上を合格とし、60点から69点を「C」評価とする。 テキスト
小寺平治『新統計入門』裳華房(1996)【ISBN 978-4-7853-1099-8】
参考図書
小寺平治『はじめての統計15講』講談社(2012)【ISBN 978-4-06-156501-2】
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
1、2学年では化学の知識を、2学年の『熱力学統計』では、確率統計学的考えを基礎とした熱力学の統計的解釈を学んだ。本科目はそれらの知識やデータを統計的手法により整理し、処理する方法の修得を学ぶ科目である。本科目の知識は、社会に出てからも、多くの情報を適切に判断するために役立つものである。
履修登録前の準備
連続確率分布の計算には微分積分の知識が必要となる。これらを復習しておくこと。
授業資料や課題の提出はすべてサポータルにて行うので、閲覧や入力ができるようにしておくこと。 また計算には関数電卓が必要なので各自授業に持参できるように準備すること。 |