シラバス情報

授業コード
510478
オムニバス
科目名
ロボット製作プロジェクトⅤ
科目名(英語)
Robot Development Project V
配当学年
3年
単位数
1単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
集中講義
対象学科
先_ロボ
コース
科目区分
カレッジマイスタープログラム
必選の別
選択科目
担当者
安原 鋭幸、宮川 豊美
教室
実務家教員担当授業
担当教員の宮川は、ロボット・メカトロニクスの機構設計に係わる研究開発等の実務経験がある。その経験を活かし、ロボットの機構設計とその制御法に関しての実例を授業で扱っている。
授業の目的と進め方
本講義では、ロボットの企画・設計・製作・大会参加を一貫して行うことで、ロボット開発に必要な専門能力と問題解決能力を修得する。また、チームでの大会参加を経験することで、エンジニアとしての高い責任感と協調性を身につけることを目指す。ここでは、作成したロボットの紹介を通してプレゼンテーション技術と、大会参加に向けたチーム全体のマネジメント手法を身につける。
達成目標1
製作したロボットの駆動系、材料、機械要素についてわかりやすく説明できる【20%】
達成目標2
製作したロボットへの技術的な質問に的確に回答できる。【20%】
達成目標3
ロボットの製作技術を資料にまとめる事ができる。【20%】
達成目標4
プロジェクトマネジメントについて理解し、説明できる【40%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ガイダンス
「ロボット製作プロジェクトI〜Ⅳ」の内容の復習を行い、ロボット作製に必要になる要素の概要を説明する。
【予習】「ロボット製作プロジェクト」の内容について復習しておく(1時間)
【復習】説明で初めて知った要素について調べておく(1時間)
 
第2回
ロボットの紹介
【予習】製作したロボットについての資料をまとめておく(1時間)
【復習】紹介した際に受けた質問・コメントについてまとめておく(1時間)
第3回
駆動系の紹介
【予習】製作したロボットの駆動系について詳しくまとめておく(1時間)
【復習】紹介した際に受けた質問・コメントについてまとめておく(1時間)
第4回
材料の紹介
【予習】製作したロボットの材料の種類・特性をまとめておく(1時間)
【復習】紹介した際に受けた質問・コメントについてまとめておく(1時間)
第5回
機構の紹介
【予習】製作したロボットの機構の種類・動作原理・特徴をまとめておく(1時間)
【復習】紹介した際に受けた質問・コメントについてまとめておく(1時間)
第6回
技術資料・ドキュメント作成
【予習】これまでの紹介時の内容、質疑についてまとめておく(1時間)
【復習】ロボット製作にかかる技術資料を作成し、まとめる(1時間)
第7回
プロジェクトマネジメント
【予習】PMBOK(Project Management Body of Knowledge)について調べておく(1時間)
【復習】ロボット製作のプロジェクトに当てはめて考えてみる(1時間) 
第8回
スコープ・マネジメント
【予習】ロボット製作におけるプロジェクトの範囲(スコープ)を考えておく(1時間)
【復習】ロボット製作のプロジェクトに当てはめて考えてみる(1時間) 
第9回
コスト・マネジメント
【予習】ロボット製作におけるコスト(費用、人的資源)を考えておく(1時間)
【復習】ロボット製作のプロジェクトに当てはめて考えてみる(1時間)
第10回
タイム・マネジメント
【予習】ロボット製作における年間スケジュールを考えておく(1時間)
【復習】ロボット製作のプロジェクトに当てはめて考えてみる(1時間) 
第11回
コミュニケーション・マネジメント 
【予習】ロボット製作におけるコミュニケーション(連絡事項の通知方法等)について考えておく(1時間)
【復習】ロボット製作のプロジェクトに当てはめて考えてみる(1時間)  
第12回
リスク・マネジメント
【予習】ロボット製作におけるリスクについて考えておく(1時間)
【復習】ロボット製作のプロジェクトに当てはめて考えてみる(1時間) 
第13回
プロジェクト計画書
【予習】ここまでのマネジメントに関する知識をまとめておく(1時間)
【復習】ロボット製作のプロジェクトに当てはめてプロジェクト計画書を作成する(1時間)
第14回
まとめ
一連の作業により得られた知識をまとめたノート(ファイル)の作成・プレゼンテーション。 
【予習】結果報告書の作成
プレゼンテーション資料の作成(1時間)
【復習】一連の作業および得られた知識をまとめたファイルの作成(1時間)


課題等に対するフィードバック
授業内における教員とのディスカッションを通して行う。 
評価方法と基準
一連の作業をまとめた技術ファイル、平常点および期末に課すレポートを総合的に判断する。 
テキスト
文献調査能力も身に付けることを目的としているので、特定のテキストは指定しない。
参考図書
文献調査能力も身に付けることを目的としているので、特定の参考図書は指定しない。 
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
「ロボット製作プロジェクトⅠ〜Ⅵ」と連続する、カレッジマイスタープログラム6科目の5番目の科目である。
また、本科目は専門科目で習得した知識を実践すると同時に、目的をもった授業履修を促し、工学技術への動機づけや自発性の喚起をはかる。 
履修登録前の準備
ロボットの理解に必要な、基本的な数学・物理を自分のものにしておくこと。