シラバス情報

授業コード
510479
オムニバス
科目名
化学生物情報処理演習
科目名(英語)
Chemical- and Bio-Infomatics
配当学年
3年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
金曜1限、金曜2限
対象学科
基_応用,基_環生
コース
科目区分
専門科目
必選の別
必修科目
担当者
佐野 健一、大澤 正久、小池 隆司
教室
1-355、1-353
実務家教員担当授業
担当教員の大澤、佐野は、研究機関における科学研究開発等の実務経験がある。その経験を活かし、実践的なテーマや実例を授業で扱っている。    
授業の目的と進め方
化学・生物を学ぶにあたりコンピュータの役割はますます増えつつある。分子構造作図ソフトの使い方、及びインターネットを活用した情報収集の方法を身に付けるためには必須の授業である。各種ソフトを使ってグラフ、レポートや論文の作成、及びプレゼンテーション資料の作成と実施が行えるようになることを目標とする
達成目標1
ChemDraw 及び Chem3Dを用い、分子の化学構造を正確に描写することができる。【25%】
達成目標2
NCBIやPDBなどのデータベースにアクセスし、必要なデータを取得・解析できるようになる【25%】
達成目標3
ChemDraw及びChem3Dを用いて作成した構造をプレゼンテーション資料に取り込み、わかりやすいプレゼンテーションができる。【25%】
達成目標4
検索サイトやオンラインジャーナルを活用して、必要な文献を検索する方法を身に付ける。【25%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ガイダンス:授業の進め方
【予習】「情報リテラシー」「フレッシュマンゼミ」他、実験科目で学んだPCの使い方を復習してくること。(4時間)
第2回
ソフトのセットアップとPCのtips
【予習】「情報リテラシー」「フレッシュマンゼミ」他、実験科⽬で学んだPCの使い⽅を復習してくること。(1時間)【復習】PCのデスクトップ、HD、ドライブの構成。ダウンロードのファイルへのアクセス方法等について復習しておくこと。(1時間)
第3回
ChemDraw: 便利な機能
【予習】1学年のFゼミで使用した「ChemDrawの使い方」を読んでおくこと。(1時間)【復習】授業内で行った課題および発展課題の内容を復習しておくこと。(1時間)
第4回
ChemDraw: officeソフトとの連携
【予習】前回学習したフォーマットの種類を確認しておくこと。(1時間)【復習】授業内で行った課題および発展課題の内容を復習しておくこと。(1時間)
第5回
Chem3D: ソフトの使い方
【予習】インストール済のChem3D内のフォーマットの種類を確認しておく。(1時間)【復習】目的別に種々のフォーマットを確認しておく。(1時間)
第6回
NCBIの使い方:遺伝子情報の収集
【予習】ポータルサイトで指示するサイトにアクセスし、テキストに書かれていることを一通り確認しておくこと。(1時間)【復習】授業内で行った課題を復習し、発展課題を期限までに提出すること。(1時間)
第7回
NCBIの使い方:オミックス情報の収集
【予習】ゲノミクス、トランスクリプトーム、プロテオーム、メタゲノムとはなにか調べてくること。(1時間)【復習】授業内で行った課題を復習し、発展課題を期限までに提出すること。(1時間)
第8回
NCBIの使い方:PubChemの使い方
【予習】ポータルサイトで指示するサイトにアクセスし、テキストに書かれていることを一通り確認しておくこと。(1時間)【復習】授業内で行った課題を復習し、発展課題を期限までに提出すること。(1時間)
第9回
NCBIの使い方:PubMedによる文献検索
【予習】ポータルサイトで指示するサイトにアクセスし、テキストに書かれていることを一通り確認しておくこと。(1時間)【復習】授業内で検索した文献のうち指定された文献についてアブストラクトを訳してくること。(1時間) 
第10回
卒業論文と雑誌論文
【予習】分子構造、生体分子構造を扱っている研究で興味のある分野を絞っておくこと。またLCセンターのデータベースや雑誌へアクセスできることを確認すること。(1時間)【復習】興味のある研究内容の文献を調査すること。(1時間)
第11回
雑誌の抄録を作成
【予習】興味のある研究分野の英文雑誌を見つけ、精読すること。(1時間)【復習】授業内で終わらなかった文献購読、資料作成を進める。(1時間)
第12回
プレゼンテーションファイルの製作
【予習】各グループでの役割分担や資料作成分担を確認すること。(1時間)【復習】授業内で行った内容を復習し、課題に取り組むこと。(1時間)
第13回
模擬プレゼンテーション
【予習】これまでの授業での知識を確認し、プレゼンテーション資料を作成しておくこと。(1時間)【復習】自分のプレゼンテーション資料に改善すべき点がないかみなおすこと。(1時間)
第14回
まとめ
第2-13回までの内容を確認し、疑問点などを予めまとめておくこと(2時間)。未完成、生提出を求められた課題について完成させること(2時間)。 


課題等に対するフィードバック
第2〜5回の通常課題が合格点に満たない学生へは個別に連絡する。また発展課題については提出した学生のみそれぞれの評価(加点)を伝える。
第6〜9回の課題については、teamsを通してコメントを添えて返却する。 
第10〜13回ではteamsを通して毎回課題を提出する。teamsと次の講義の冒頭で課題に関してコメントをする。
評価方法と基準
平常点、及び演習問題と課題レポートにより総合的に評価する。各教員(3名)がそれぞれ100点満点で採点し、その平均点が60〜69点を「C評価」とする。ただし、それぞれの評価で60点以上が必要である。毎週出席することは当然であり、授業中に指示された課題は期限までに提出しなければならない。
テキスト
特になし。
参考図書
参考webサイトなどは授業内で適宜紹介する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
応用化学科のカリキュラムの特徴として「ゼミ・卒業研究を通して、先端研究に取り組むことで、より実践的な技術と経験、企画力、問題発見能力と解決能力、さらにプレゼンテーション能力を養うとともに、倫理観や自己研鑽への意識を高める。」ことを掲げている。化学生物情報処理演習はプレゼンテーション能力を高めるために必須の授業である。
履修登録前の準備
・ソフトの更新、再インストールについては、授業内で説明するので特に事前準備は必要ない。
・毎回必ず充電済みPCを持参すること。(学内LANに接続できることを確認しておくこと。)
・サポータルから配布する「化学生物情報処理演習を履修する前に」を予習しておくこと。