シラバス情報

授業コード
510770
オムニバス
科目名
教育実習Ⅱ
科目名(英語)
Teaching Practice II
配当学年
カリキュラムにより異なります。
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
木曜2限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
教職科目
必選の別
教職科目
担当者
末吉 雄二、山口 剛、宮原 浩
教室
2-273
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
本講座の後半では、教員免許状の一括申請手続きについても取扱うため、教務課や財務課とともに学生の教員免許状取得を積極的に支援することを目的とする。あわせて教職希望者に対しては進路先についても随時講師等の求人相談を行っている。
達成目標1
教育実習生として、教育実習校と授業研究について綿密に連絡を取り、事前、実習中および事後の指導を積極的に受けることができる。【25%】
達成目標2
大学で学んだ基礎的な知識、理論及び技術について、教育実習を通して、教員に必要な資質を養うことができる。中でも様々な課題解決法や事前・事後学習を一貫して学ぶことができる。【35%】
達成目標3
学校運営や学校教育の展開について、教育実習を通して総合的に理解することができる。【20%】
達成目標4
教育実習を通して、教員としての適性や能力を発見し、進路先選定として教職への意欲を高めることができる。【10%】
達成目標5
教員免許状に関する手続きを、きめ細かな支援を受けながら自ら円滑に処理をすることができる。【10%】
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
この授業に関するオリエンテーション
教育実習校の確認、事前アンケート
志望の動機を明確にすること。(1時間)
実習校先に連絡を密にとる。
インターネット等により最新の教育実習校先調査をすること。(1時間)
第2回
教育実習前の諸準備と心構え、マナーとルール(SNSへの指導注意喚起、教育実習生としての服務)
模擬授業(1)と相互評価

「教育実習Ⅰ」の資料を再度よく読み細部を確認すること。(2時間)
第3回
教材作成、学習指導案の作成
模擬授業(2)と相互評価
単元指導計画や学習指導案を作成すること。(2時間)
第4回
学習指導の実際① 授業の導入・展開
模擬授業(3)と相互評価
教科書を入念に読み教材研究をすること。(2時間)
第5回
学習指導の実際② 模擬授業の実施・改善
模擬授業(4)と相互評価
模擬授業の準備、一人で授業の練習をすること。なお、録画等で振り返ること。(2時間)
第6回
学習指導の実際③ 模擬授業の実施・改善
模擬授業(5)と相互評価
教材資料の収集をすること。一人で授業の練習をすること。(2時間)
第7回
学習指導の実際④ 模擬授業の実施・改善
教育方法・授業技術(板書・発問・ノート指導)
模擬授業(6)と相互評価
模擬授業の教材研究をすること。(1時間)
評価規準を作成しておくこと。一人で授業を練習すること。(1時間)
第8回
学習指導の実際⑤ 模擬授業の実施・改善
模擬授業(7)と相互評価
模擬授業の教材研究をすること。(1時間)
一人で授業を録音や録画して、工夫・改善をおこなうこと。
(1時間)
第9回
教育実習研究授業の実施①
研究授業の準備と反省・改善をおこなうこと。(1時間)
第10回
教育実習研究授業の実施②
研究授業の準備と反省・改善をおこなうこと。指導者の意見を参考にして、改善すること。(1時間)
第11回
教材研究発表①と相互評価
複数の教材を作成すること。(1時間)
第12回
教材研究発表②と相互評価
教材の工夫・改善をおこなうこと。(1時間)
第13回
教育実習報告会①と事後指導
日誌の整理、礼状指導
教育実習の反省事項を整理し、日誌に記入すること。
実習校への礼状を作成すること。(3時間)
第14回
教育実習報告会②と事後指導
マナーとルールの再確認、守秘義務の確認
事後アンケート
14回の授業を終えて自己の取組をふり返る。教員としての適格性について自己診断を実施する。(1時間)
第15回
秋学期に関するオリエンテーション
教員免許状一括申請についての確認、秋学期教育実習に関しての事前指導
秋学期教育実習者に対して実習校先に連絡を密にとる。
インターネット等により教育実習校先の調査をすること。
(計2時間)
第16回
教員免許状の一括申請事務手続き説明
教員免許状申請書類の確認すること。事務処理手続きの実施。(1時間)
第17回
教員免許状に関するQ&A、免許の更新講習について
教員免許状の取り下げについて
教員免許状書類の再確認と提出。(1時間)
第18回
4年生による教育実習報告① 学科単位
模擬授業(1)
3年生に対して教育実習の事前・事後および成果報告。研究授業のビデオ視聴準備。(1時間)
第19回
4年生による教育実習報告② 学科単位
模擬授業(2)
3年生に対して教育実習の事前・事後および成果報告。研究授業のビデオ視聴準備。模擬授業の準備。(1時間)
第20回
4年生による教育実習報告③ 学科単位
模擬授業(3)
3年生に対して教育実習の事前・事後および成果報告。研究授業のビデオ視聴準備。(1時間)
第21回
4年生による教育実習報告④ 学科単位
模擬授業(4)
3年生に対して教育実習の事前・事後および成果報告。研究授業のビデオ視聴準備。(1時間)
第22回
4年生による教育実習報告⑤ 学科単位
模擬授業(5)
3年生に対して教育実習の事前・事後および成果報告。研究授業のビデオ視聴準備。模擬授業の教材研究。(2時間)

第23回
4年生による教育実習報告⑥ 学科単位
模擬授業(6)
3年生に対して教育実習の事前・事後および成果報告。研究授業のビデオ視聴準備。反省・改善。(1時間)
第24回
4年生による教育実習報告⑦ 学科単位
模擬授業(7)
3年生に対して教育実習の事前・事後および成果報告。研究授業のビデオ視聴準備。(1時間)
第25回
秋学期教育実習報告会と事後指導、事後アンケート
教職希望者への学内登録手続き
秋学期教育実習の報告準備。(1時間)
第26回
教員採用試験二次合格者の模擬授業① 講師求人指導
該当者の授業準備。講師としての心構え。(1時間)
第27回
教員採用試験二次合格者の模擬授業② 講師求人指導
該当者の授業準備。服務の研修(1時間)
第28回
教員免許状一括申請についての日程確認、注意事項
講師求人指導
28回の授業を終えて自己の取組をふり返る。教員としての適格性について自己診断を実施する。(2時間)

課題等に対するフィードバック
各担当教員より個別または、次回の講義の中で講評、補足説明する。
評価方法と基準
実習日誌の提出が大前提であり、教育実習校による評価を基準点最大50点(100点満点)とし、日誌内容が最大20点、教材作成が最大10点、教育実習報告書および学習指導案の提出が最大20点をそれぞれ付与する。これらの合計点が60点の学生の場合は、C評価とする。
教育実習中だけでなく事前・事後を含めトラブル等が生じた場合は、教育実習はその時点で中止とし、評価はしない。 
テキスト
教職教育センター作成の教育実習日誌、教育実習の手引きおよび各種資料
参考図書
『中学校学習指導要領』(平成29年3月告示)【ISBN978-4-8278-1-1461-3】
『高等学校学習指導要領』(平成30年3月告示)【ISBN978-4-8278-1-1478-1】 (文部科学省)
『中学校学習指導要領解説』(平成29年3月告示)
『高等学校学習指導要領解説 総則編』(平成31年3月告示) (文部科学省)
その他『評価規準』、関係する教科書・指導書等
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
3年生までに規定の教職科目を履修することが必要。特に3年生の「教育実習Ⅰ」を必ず履修・修得しなければ教育実習には行けない。「教育実習Ⅱ」は、高校の免許のみを取得予定の者が対象である。教育実習を通して、教員としての適性や能力を発見し、進路先選定として教職への意欲を高める。
履修登録前の準備
教育実習校や教育実習担当指導教諭との連携を密にしておくこと。様々な機会をみて母校のHP調査や訪問するなど積極的に行動する必要がある。新聞等を活用して最新の教育情報等を入手し教材開発に生かすこと。