シラバス情報

授業コード
510772
オムニバス
科目名
進路指導論
科目名(英語)
Career Guidance
配当学年
3年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
水曜5限
対象学科
基_機械,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ
コース
科目区分
教職科目
必選の別
教職科目
担当者
末吉 雄二、工藤 雄司
教室
5-301
実務家教員担当授業
公立小中学校の教員及び、その管理職を含めて30年間の教育活動に携わってきました。特に、児童生徒の健全育成の在り方等を中心に研究も併せて活動を実施してきました。その実務経験を活かし、生徒の発達段階を踏まえてキャリア教育の中で進路指導の在り方を指導していきます。
授業の目的と進め方
小学校段階からのキャリア教育を踏まえ、社会の形成者育成を狙いにキャリア教育の一環として進路指導の意義と原理を理解し、ガイダンス機能やキャリア・カウンセリングの在り方を理解していく。
各回の授業で異なるテーマを展開していきますが、グループによる対話を通して互いの意見を発表し、共に考え合う時間を設け(アクティブ・ラーニング)て深い学びに発展させていきます。
達成目標1
進路指導を含めたキャリア教育の意義や原理を理解する。(50%)
達成目標2
進路指導における教師の役割について理解し、それに関する諸問題を多角的な視点から考察できるようになる。(25%)
達成目標3
生徒の自己理解や進路決定の支援の方法等、家庭や地域との連携等を踏まえてキャリア教育の進め方の方法が理解できる。(25%)
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
生徒指導場面を想定し、実際に教育現場で生起する課題にどのように対応・指導するのか、ロールプレイを用いて取り組む。

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
オリエンテーション
時代による進路指導とキャリア教育の用語の扱いの理解【末吉】
進路指導とキャリア教育の異同を説明できるようにしておく(2時間)
第2回
教育課程における進路指導・キャリア教育の意義と原理【末吉】
学校における進路指導・キャリア教育の歴史的変遷のポイントを押さえておく(2時間)
第3回
進路指導・キャリア教育の歴史【末吉】
わが国の職業教育からキャリア教育への流れについて理解しておく。(2時間)
第4回
進路指導・キャリア教育の基礎理論【末吉】
わが国の進路指導とキャリア教育の内容の違いを考察しておく。(2時間)
第5回
進路指導・キャリア教育の組織的な指導体制と運営の在り方【末吉】
進路指導・キャリア教育について組織的運営の在り方としての同僚教員の動きを考察しておく。(2時間)
第6回
カウンセリング指導としてのキャリア形成の視点に立った自己評価の意義【末吉】
ポートフォリオの活用とはどのようなものかを考察しておく。(2時間)
第7回
地域の実態を考慮した進路指導の目的と方法【末吉】
学校の進路指導の指導体制、及び家庭や地域関係機関との連携の在り方を考察しておく(2時間)
第8回
進路指導・キャリア教育におけるガイダンス指導の在り方【末吉】
全体指導を行うガイダンス機能とはどのような内容かを考察しておく。(2時間)
第9回
ガイダンス機能を生かした進路指導・キャリア教育の留意点とその実際【末吉】
ガイダンスの充実を図る為の生徒目線での方法を考察しておく。(2時間)
第10回
キャリア教育の視点からのカリキュラム・マネジメントの意義【末吉】
職業に関する体験活動の内容、およびその効果をまとめておく。(2時間)
第11回
キャリア・カウンセリングの基礎的な考え方と実践方法【末吉】
個別指導におけるカウンセリングの課題とその指導の在り方を考察しておくこと(2時間)
第12回
高校における職業指導と進路指導・キャリア教育【工藤】
自分が経験した高校教育における進路指導の内容をまとめておく。(2時間)
第13回
高校における進路指導・キャリア教育の実際とカリキュラム・マネジメント【工藤】
新学習指導要領における高校で生じると予想される課題を考察しておく。(2時間)
第14回
進路指導・キャリア教育における理論のまとめ、及びレポート・テスト【末吉】
進路指導・キャリア教育の理論の内容・実践方法等についてまとめ、復習しておくこと(2時間)


課題等に対するフィードバック
毎回の課題(宿題)を提出と同時に、それを授業の冒頭にアクティブラーニングにより、より内容理解に努めるようにする。
評価方法と基準
・授業参加(平常点)(50%)
・課題(宿題)(20%)
・レポート・テスト(30%)
上記により評価し、60%以上をもってC評価以上(単位認定)とする。
尚、原則として欠席が3回を超える受講学生は評価対象外とする。
詳細はオリエンテーション(第一回)の授業で伝達する。 
テキスト
なし
(毎回の授業で資料配布)
参考図書
・『生徒指導提要』(文部科学省)
・中学校学習指導要領(文部科学省)
・高等学校学習指導要領(文部科学省)
・新聞記事(教育面・社会面等)
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
・2年生のおける「生徒指導論」を履修しておくことで、より理解度が高くなる。
・3・4年生の履修科目に役立つと考える。
・教育や社会の動き、現代の教育のニーズを把握して、教育に関した自分なりの考えを確立する手段を得ることになると考える。
履修登録前の準備
これまで学生自身が中学・高校で指導された進路指導を振り返り、それを包含するキャリア教育とは何か。また、その意義などの資料を一見しておくことが望ましい。