シラバス情報

授業コード
510818
オムニバス
科目名
教員実技演習Ⅱ
科目名(英語)
Integrated Course of Exercisefor Teacher's License Examination Ⅱ
配当学年
1年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
火曜5限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
自由科目
必選の別
自由科目
担当者
宮原 浩、小山 将史、山口 剛、末吉 雄二
教室
5-601
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
「教員実技演習Ⅰ」の学習の基礎の上に、教員を目指す学生が、学校を取り巻く諸課題について、具体的な事例を通して学修することにより、教育現場の諸課題にも適切に対応できるよう演習を多く取り入れながら実践的な指導力を身につけるようになる。
達成目標1
教育現場における問題や諸課題を自ら発見し、課題解決ができる能力を身につけることができる。【40%】
達成目標2
教員としての資質・能力を引き出し伸ばすため、関係法規を理解するとともに教育活動全体を理解する力を身につける。【30%】
達成目標3
具体的な事例を取り上げ、演習を通して、教員として必要不可欠な自らの考えを文章で表わすことや人前で述べることができる実践力を身につけることができる。【30%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
本授業の学修の進め方について解説する。
教員採用選考に関する心構えや進め方について学修する。【山口、末吉、小山、宮原】
各自が受験する自治体の教育委員会等について調査する。(2時間)、授業の自己評価をおこなうこと。(1時間)

第2回
小論文の目的や自己の教育理念、教育の課題や改善を提案できる文章表現を学修する。【宮原】

教育課題に関して、国や都道府県の現状について調査すること。(2時間)授業後それらのまとめを整理し、ノートに記入すること。(1時間)
第3回
埼玉県教育委員会が主催している大学連絡協議会等で提供している受験者小論文の具体例を用い、グループ協議等を踏まえた、目指す小論文を学修する。【宮原】 

論題に正対するための自身の教育論を挙げられるようにする(2時間)、短文表現をまとめておくこと。(1時間)
第4回
具体的な小論文(800字)を記述する(演習)。自身の記述や考えの意見交換を含め、不足している点を重点的に学修する。【宮原】

小論文のある種型をきちんと時間内に記述できるか、正対した論文となるのかを事前に行う。(2時間)、授業後のまとめをノートに記入すること。(1時間)

第5回
教育基本法について(1条〜10条)学修し、教育法規練習問題(演習)を行う。【末吉】

教育基本法(第1条〜10条)の概要を予習しておくこと。(2時間)、授業のポイントをノートに記入すること。(1時間)
第6回
教育基本法(第11条〜18条)、校則について、また学生が受験している近県教員採用試験問題の事例について学修する。【末吉】

教育基本法(第11条〜18条)の概要を予習しておくこと。(2時間)、授業のポイントをノートに記入すること。(1時間)
第7回
前年度〜今年までの新設・改正教育法規等を学修する。教育基本法を中心とした演習問題をとおして法規を総合的に学修する。【末吉】

関係教育法の改正等について事前に調べておくこと(2時間)、自身の受験自治体の教育法規について傾向をまとめる。(1時間)
第8回
教員採用試験全般(学修計画発表、教育観・学力の3要素、教育課題)について学修する。【小山】

最新の文部科学省の教育施策、各都県の教育重点施策、教育観等を調べ、教育課題等を比較検討すること。(2時間)、整理したものをノートにまとめること。(1時間)

第9回
教員採用試験について(教職教養、時代と教育、面接)学修する。【小山】

教職教養の対策を自身の受験地問題の分析をしておくこと。(2時間)、受験地の傾向対策をノートに記入すること。(1時間)

第10回
教員採用試験の記述問題を中心にした実践演習、個人面接、集団面接・討論、場面指導について広く学修する。【小山】

個人面接、集団面接などは想定問答を自分自身でまとめておく。(2時間)、場面指導は大まかな対策をノートにまとめること。(1時間)
第11回
教員としての表現力の育成(文章の心理的背景が説明される文章記述(演習))、文章の添削と注意点について学修する。【山口】

心理的背景が説明できる文章表現を考えておくこと。(2時間)、添削結果をもとに、表現方法をノートにまとめること。(1時間)
第12回
教員としての表現力の育成(論理記号の確認と文章の応用(演習))、各自添削を受け、その意味を学修する。【山口】
前回の内容を踏まえ、より具体的な文章表現について練習を重ねること。(2時間)、添削を受けて、自分の考えをノートに記入しておくこと。(1時間)

第13回
教員としての表現力の2回講義、演習を受け、筆記の練習(演習)を行い、総括し、自身の文章表現を深める学修をする。【山口】

小論文対策としての表現方法や面接などに活かせるよう推敲する。(2時間)、関係問題に活かせるように研究しまとめること。(1時間)
第14回
教員採用試験総合演習と二次対策に関する対策について学修する。【小山、末吉、山口、宮原】

13回までに学習した資料を整理する。(1時間)、授業後にノートの振り返りをおこなうこと。(1時間)



課題等に対するフィードバック
提出された課題等は、各担当教員より、解説や補足、講評等を講義もしくは、各担当より個別指導を行う。
評価方法と基準
教育論文や調べ学習、演習課題を基準の60点(100点満点)とし、面接や個人発表、グループワーク等の関わり方(自己評価等も踏まえ)等により総合的に評価(各実施回毎に5点以上を付与)する。さらに各担当の課題については、提出毎に評価(各実施回毎に5点以上を付与する)。小論文は、次回添削し返却する。面接、発表、グループワークについてはその時間内に講評をする。
 なお、上記の提出状況等の合計点が60点の学生は、C評価とする。 
テキスト
教職教育センター発行の配布資料
参考図書
『中学校学習指導要領』(平成29年3月告示)【ISBN978-4-8278-1-1461-3】
『高等学校学習指導要領』(平成30年3月告示)【ISBN978-4-8278-1-1478-1】(文部科学省)
『文部科学省白書』『中央教育審議会答申』『初任者研修会テキスト』(東京都、埼玉県)
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
1学年の「教職論」で教職の意義を学び、2学年では「教育原理」で教育の理念及び思想を学び、教師として必要な教育学上の基礎的な知識と使命感を身につけている。また、「教育課程論」や「教育制度論」、「生徒指導論」で学んだ具体的事例を取り上げ、演習や討議を行いながら、実践力を身につけることができる。3学年の「教員実技演習Ⅰ」を基礎にして、演習や場面指導、集団討論など実践的指導力を身につけることができる。
履修登録前の準備
教育基本法、地方公務員法、教育公務員特例法、学校教育法、学習指導要領について整理・理解しておくこと。