シラバス情報

授業コード
510908
オムニバス
科目名
マーケティング概論
科目名(英語)
Introduction to Marketing
配当学年
2年
単位数
2単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
月曜4限
対象学科
基_機械
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
小笹 文
教室
1-304
実務家教員担当授業
担当教員は、外資系企業およびスタートアップ企業にて20年弱のマーケティングにおける実務経験がある。その経験や知見から、マーケティングの歴史、デジタル時代に入ってからのマーケティングの変遷などの視点も踏まえたマーケティングの基礎について展開する。
授業の目的と進め方
製品の開発、設計、生産等に携わるにあたり、マーケティング視点でのものの見方や考え方を養う。企業側・消費者側の両面から、マーケティングの基本的な理論・フレームワークを実際の事例も参照しながら学び、これらを通して、プロダクトアウトになりがちな技術者の思考にマーケットインの視点を身につける。
達成目標1
マーケティングにおける基本的なフレームワークと理論が理解できる。[20%] 
達成目標2
環境分析など市場を分析する方法が理解でき、必要に応じて活用することができる。[20%] 
達成目標3
4Pについて深く理解し、個々の切り口を簡潔に説明することができる。[30%] 
達成目標4
企業のマーケティング活動について興味を持ち、講義内容を踏まえて分析することができる。[30%] 
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
イントロダクション:マーケティングの基本概念・マーケティングの必要性
<予習>マーケティングとは何か、インターネットや書籍などで調べ自分なりの考えをまとめておくこと(1時間)
<復習>授業内容から必要なキーワードをノート等にまとめ、マーケティングは何故生まれたか考察・整理すること(1時間)
第2回
マーケティング戦略とマーケティング施策
<予習>マーケティングプロセスとは何かを調べ、整理しておくこと(1時間)
<復習>授業内容から必要なキーワードをノート等にまとめ、マーケティングプロセスの各キーワードを理解すること(1時間)
第3回
調査分析・環境分析
<予習>マーケティング調査とはどのようなものがあるか、環境分析にはどのようなものがあるか、それぞれ調べ、整理しておくこと(1時間)
<復習>講義内容から必要なキーワードをノート等にまとめ、PEST分析、5force、SWOT分析のそれぞれの要素について理解すること(1時間)
第4回
マーケティング戦略策定:市場の細分化(STP)
<予習>マーケティングのSTPとは何かを調べ、整理しておくこと(1時間)
<復習>講義内容から必要なキーワードをノート等にまとめ、STPとバリュープロポジションについて理解すること(1時間)
第5回
マーケティング・ミックス(4P)①:製品戦略・価格戦略
<予習>マーケティングの4Pとは何かを調べ、自分の興味ある製品の製品戦略・価格戦略をまとめてみること(1時間)
<復習>講義内容から必要なキーワードをノート等にまとめ、製品戦略と価格戦略について理解すること(1時間)
第6回
マーケティング・ミックス(4P)②:流通戦略・プロモーション戦略
<予習>自分の興味ある製品の流通戦略・プロモーション戦略をまとめてみること(1時間)
<復習>講義内容から必要なキーワードをノート等にまとめ、流通戦略とプロモーション戦略について理解すること(1時間)
第7回
実施、管理・評価:消費者行動の理解①
<予習>ペルソナおよびカスタマージャーニーとは何かを調べ、整理しておくこと(1時間)
<復習>講義内容から必要なキーワードをノート等にまとめ、自分の興味ある製品のペルソナやカスタマージャーニーをまとめてみること(1時間)
第8回
実施、管理・評価:消費者行動の理解②
<予習>前回授業をふまえ、デジタル時代に入り消費者行動がどう変化したかをイメージし、整理しておくこと(1時間)
<復習>講義内容から必要なキーワードをノート等にまとめ、前回授業の復習でまとめたペルソナやカスタマージャーニーを見直し、必要に応じて修正すること(1時間)
第9回
実施、管理・評価:実施:企業のマーケティング活動の変化①
<予習>フィリップ・コトラーが提唱するマーケティング1.0とマーケティング2.0について調べ、要点をまとめておくこと(1時間)
<復習>講義内容から必要なキーワードをノート等にまとめ、デジタル時代以前のマーケティングについて理解すること(1時間)
第10回
実施、管理・評価:実施:企業のマーケティング活動の変化②
<予習>フィリップ・コトラーが提唱するマーケティング3.0からマーケティング5.0について調べ、要点をまとめておくこと(1時間)
<復習>講義内容から必要なキーワードをノート等にまとめ、デジタル時代以前のマーケティング施策について理解すること(1時間)
第11回
マーケティング視点での価値創造:商品企画
<予習>自分が何か製品を開発しなくてはならない立場に立った時、どのようなプロセスでその企画開発をおこなうか、これまでの授業内容も参考にしながらまとめておくこと(1時間)
<復習>授業内容から必要なキーワードをノート等にまとめ、価値創造のための製品企画について理解すること(1時間)
第12回
マーケティング視点での価値創造:ブランディング
<予習>自身が愛好する「ブランド」を1つ選び、そのブランドをなぜ愛好するのか考え、まとめておくこと(1時間)
<復習>講義内容から必要なキーワードをノート等にまとめ、ブランディングに欠かせない要素について理解すること(1時間)
第13回
マーケティングの未来:ビジネスの在り方とマーケティングの倫理
<予習>これまでの学習を踏まえて、マーケティング活動において何が重要なのか、自分なりの考えをまとめておくこと(1時間)
<復習>講義内容から必要なキーワードをノート等にまとめ、顧客との共創について理解すること(1時間)
第14回
これまでの授業の総括(総合テスト)
<予習>第1回〜13回の授業内容におけるポイントを改めて振り返り、重要なキーワードおよび内容について簡潔に説明できるようにしておくこと(2時間)


課題等に対するフィードバック
課題はWORD形式の授業小レポートとし、提出内容はフィードバックとして次回の授業などで活用する場合がある。
評価方法と基準
13回の授業において、1回3点満点の小レポートを課す。第14回の授業内で61点満点の総合テストを行う。
毎回の授業小レポート(39%)+テスト(61%)。総合得点を100点とし、60点以上を合格とする。
テキスト
適宜オンラインで配布する。
参考図書
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科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
マーケティングマインドの醸成
履修登録前の準備
日頃から興味のある製品やブランドがどのようなマーケティングをおこなっているのか、インターネットや各種メディアなどで調べ、注目しておくこと。