|
教員名 : 櫛橋 康博
|
授業コード
511056
オムニバス
科目名
ものづくり基礎実習Ⅰ
科目名(英語)
Introduction to Manifactureing I
配当学年
1年
単位数
1単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
土曜3限、土曜4限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
共通教育科目
必選の別
選択科目
担当者
櫛橋 康博、進藤 卓也、配島 雄、峯 敏秀
教室
スチューデントラボ 技術室
実務家教員担当授業
担当教員の進藤は、防災機器メーカーにおいて、電子回路設計とマイコン制御に関する実務経験がある。
その経験を通して、ものづくりに必要な基礎力の育成を授業で扱っている。 授業の目的と進め方
全学科学生を対象とした“ものづくりの基礎”を学ぶ科目である。学科の専門性に特化したものづくりではなく、基本的な道具の取り扱いや手順・安全性を体得したうえで、品質管理や安全確保に必要な姿勢、意欲、技能、知識を修得することを目的とする。
レポートや課題についてのフィードバックは授業内で随時行う。また、実習中に加工や製作を行なったライントレースカーについて講評を行う。 達成目標1
ものづくりにおける、安全衛生、KYTについて理解することができる。【20%】
達成目標2
基本的な工具類の取り扱い方法について、木材加工、金属加工の実習を通して学び、実践することができる。【40%】
達成目標3
基本的な電子回路部品の取り扱い、はんだ付けについて、電子回路基板の製作を通して学び、実践することができる。【40%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ものづくりを学ぶ上で必要となる安全衛生教育・KYT教育を実施する。
予習として、安全衛生について調べる。(0.5時間)
復習として、安全衛生教育のレポートをまとめる。(2時間) 第2回
ライントレースカーの製作を行う上で、電気回路製作グループと機械・木材加工グループに分かれて実施する。電気回路Grは、電子部品の取り扱い説明を行う。機械・木材加工Grは、材料加工のための工具類の取り扱い説明を行う。
予習として自宅にある工具について、使い方を調べる。(1時間)
復習として工具や部品の取り扱い方を確認する。(1時間) 第3回
はんだ付けの基礎理論および取り扱い方について学習し、はんだ付け実習を行う。アルミ材のヤスリがけおよび穴あけ加工を行う。
材料加工方法について予習しておくこと。(1時間)
はんだ付けの基礎をしっかりと復習する。(1時間) 第4回
ライントレースカーの電子回路基板製作を行う。ボール盤の取り扱い方法、安全な使用方法を学びアルミ材の穴あけ加工を行う。
予習として工作機械について調べる。(1時間)
安全に工作機械を取り扱う方法について、復習する。(1時間) 第5回
ライントレースカー基板のはんだ付けを行う。ライントレースカーのボディ成型加工のための木型を製作する。木材のカット、ヤスリがけを行う。
木材の加工方法について予習する。(1時間)
はんだ付けの正確な手法を復習する。(1時間) 第6回
ライントレースカーを完成させ、動作原理を学ぶ。木材加工した木型を用いて真空成型機を使用してPET材料のボディ成型を行う。
ライントレースカーの動作原理を予習する。(1時間)
真空成型機の取り扱いおよび原理を復習する。(1時間) 第7回
電気回路Grと機械・木材加工Grが相互に入替えて実施する。電気回路Grは、電子部品の取り扱い説明を行う。機械・木材加工Grは、材料加工のための工具類の取り扱い説明を行う。
予習として、安全衛生について調べる。(0.5時間)
復習として、安全衛生教育のレポートをまとめる。(2時間) 第8回
電気回路Grは、電子部品の取り扱い説明を行う。機械・木材加工Grは、材料加工のための工具類の取り扱い説明を行う。
予習として自宅にある工具について、使い方を調べる。(1時間)
復習として工具や部品の取り扱い方を確認する。(1時間) 第9回
はんだ付けの基礎理論および取り扱い方について学習し、はんだ付け実習を行う。アルミ材のヤスリがけおよび穴あけ加工を行う。
材料加工方法について予習しておくこと。(1時間)
はんだ付けの基礎をしっかりと復習する。(1時間) 第10回
ライントレースカーの電子回路基板製作を行う。ボール盤の取り扱い方法、安全な使用方法を学びアルミ材の穴あけ加工を行う。
予習として工作機械について調べる。(1時間)
安全に工作機械を取り扱う方法について、復習する。(1時間) 第11回
ライントレースカー基板のはんだ付けを行う。ライントレースカーのボディ成型加工のための木型を製作する。木材のカット、ヤスリがけを行う。
木材の加工方法について予習する。(1時間)
はんだ付けの正確な手法を復習する。(1時間) 第12回
ライントレースカーを完成させ、動作原理を学ぶ。木材加工した木型を用いて真空成型機を使用してPET材料のボディ成型を行う。
ライントレースの動作原理を予習する。(1時間)
真空成型機の取り扱いおよび原理を復習する。(1時間) 第13回
ライントレースカーの基板とボディを組み上げる。その後走行テストを行い、タイムトライアルを行う。
予習として、製作した基板とボディの組み立てについて確認しておく。(1時間)
ライントレースカーの製作過程を復習する。(1時間) 第14回
複数グループに編成し、リーダーを選出する。ものづくりを行う上で必要な安全考慮、技術力などについてグループディスカッションを行い、グループリーダーが発表を行う。発表に対し質疑応答を行う。
予習として安全に配慮しながらものづくりの体験をまとめる。(1時間)
ものを作り上げるための手法などについて復習しておくこと。(1時間) 課題等に対するフィードバック
製作過程で製作物についてのアドバイスを行うほか、完成した課題に対する講評を行う。
評価方法と基準
実習への取り組み姿勢を主とし、安全教育レポートおよびグループディスカッションへの取り組み姿勢により評価する。
安全教育レポートが提出され、グループディスカッションを含めて実習に積極的に取り組む姿勢が見られ、ライントレースカーの製作が完成していることを基準に合格とする。 テキスト
この授業のために作成したテキストを初回に配布する。
参考図書
必要に応じて追加資料として配布する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
専門に特化しないものづくりを題材としたものづくりリテラシーを身につけ、技量・知識および安全教育・品質管理に関する基礎を学ぶ。
履修登録前の準備
オリエンテーションや説明会などを予定しているので、必ず出席すること。
|