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教員名 : 岡本 美雪
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授業コード
520029
オムニバス
科目名
統計学
科目名(英語)
Statistics
配当学年
1年
単位数
2単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
木曜2限
対象学科
先_ロボ,先_データ
コース
科目区分
共通教育科目
必選の別
選択科目
担当者
岡本 美雪
教室
2-274
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
統計学は工学にとどまらず様々な分野で利用される手段であり、確率論は日常生活でも目にする統計的推測の理論的背景となっている。特に工学では、実験データの分析において統計的手法に関する知識が欠かせない。この科目では、統計的手法を身につけるために、基礎的な統計量や仮説検定について学習する。基礎的な統計量の算出技法に習熟するとともに、仮説検定の手法を理解する。
授業は講義を中心として進め、内容に応じて問題演習を行う。 達成目標1
1次元データの基礎的な統計量を算出することができる。【20%】
達成目標2
2次元データの基礎的な統計量を算出することができる。【20%】
達成目標3
確率変数・確率分布の概念を理解し、確率変数の平均値・分散を求めることができる。【20%】
達成目標4
仮説検定の考え方を理解し、具体的な問題に適用することができる。【40%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
データの種類と視覚化
【授業前】データの種類についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】データを視覚化する際の注意点を確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 第2回
1次元データの縮約 (1) 中央傾向を表現する代表値
【授業前】平均値・中央値・最頻度についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】平均値の性質について確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 第3回
1次元データの縮約 (2) 散らばり傾向を表現する代表値
【授業前】分散・標準偏差・四分位偏差・平均偏差についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】分散の性質について確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 第4回
2次元データの縮約 (1) 相関と散布図
【授業前】相関・散布図・共分散についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】共分散の意味を確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 第5回
2次元データの縮約 (2) 相関係数と回帰直線
【授業前】相関係数・回帰直線・最小2乗法についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】回帰直線の求め方を確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 第6回
標本調査
【授業前】標本調査・標本抽出法についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】標本調査を行う際の注意点を確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 第7回
確率変数と確率分布
【授業前】確率変数・確率分布についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】離散型確率変数と連続型確率変数の違いを確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 第8回
正規分布
【授業前】正規分布についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】標準正規分布表の使い方を確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 第9回
母平均の仮説検定
【授業前】母平均の仮説検定についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】母平均の仮説検定の手順を確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 第10回
母平均の差の仮説検定
【授業前】t分布についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】母平均の差の仮説検定の手順を確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 第11回
母分散の仮説検定
【授業前】カイ二乗分布についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】母分散の仮説検定の手順を確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 第12回
母比率の仮説検定
【授業前】二項分布についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】母比率の仮説検定の手順を確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 第13回
無相関の検定・適合度の検定
【授業前】相関係数・観測度数・理論度数についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】無相関や適合度に関する仮説検定の手順を確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 第14回
独立性の検定
【授業前】分割表における独立性についてテキストを用いて調べ、理解できなかった事項をノートに記しておくこと。(1時間)
【授業後】独立性に関する仮説検定の手順を確認し、授業で扱った例題や類題を解き直すことで知識の定着に努めること。(1時間) 課題等に対するフィードバック
授業毎に用意した類題を使って、問題演習を実施する。問題演習へのフィードバックとして、授業内で解答例を提示し、解説も行う。必ず復習すること。
評価方法と基準
テスト (80%) と課題 (20%) により評価する。60点以上を合格とする。
テキスト
塚田真一『これだけはおさえたい確率統計』実教出版(2014)[ISBN-13:978-4407332506]
参考図書
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科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
統計的手法とは、身の回りに溢れる数字やデータから価値を創造し、よりよい判断を下すためのスキルであり、情報化が進む現代社会において社会人として最も必要とされる素養でもある。共通教育科目「確率論」と併せて履修することにより、統計的手法に係る基礎知識を修得することができる。
履修登録前の準備
この科目で学ぶ内容に関して、あらかじめ自分なりのイメージを作っておくことが望ましい。イメージをつかむためには、授業時間外課題で挙げたキーワードについて、書籍・インターネット等を活用して調べてみるとよい。
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