|
教員名 : 勝木 祐仁
|
授業コード
520096
オムニバス
科目名
ヒューマンケアと生活空間
科目名(英語)
Humancare and Living Space
配当学年
1年
単位数
1単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
木曜1限
対象学科
建_建築_Lコース
コース
科目区分
専門科目
必選の別
必修科目
担当者
勝木 祐仁、古賀 繭子
教室
2-274
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
ヒューマンケアの概念が登場した社会的背景と制度的背景について基礎的な知識を得る。生・老・病・死・障がいなどのテーマに基づく具体的な事例から、ケアを必要とする人やその暮らしに関わる様々な人の思い、その人たちと向き合う自分について考える。また、ヒューマンケアにおける生活空間の位置づけと役割を考える。 授業はビデオ講義、ゲスト講師による講義、グループワークによるリフレクション(ふり返り)で構成される。
達成目標1
ヒューマンケアの概念と、その登場した社会的背景・制度的背景について概要を説明できる。【20%】
達成目標2
ケアを必要とする人やその暮らしに関わる人たちの置かれた立場や思いを具体例に基づき表現することができる。【20%】
達成目標3
生の意義、老・病・死・障がいとともに自分らしく暮らすことの意義について自分の考えを述べることができる。【20%】
達成目標4
コミュニケーションの様々な形と、ケアし/される関係について自分の考えを述べることができる。【20%】
達成目標5
ヒューマンケアと生活空間の関わりについて説明できる。 【20%】
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ヒューマンケアとは
「ヒューマンケア」とは何か、現時点での自分の考えを整理し、人に説明できるようにしておく。 (1時間)
第2回
生をみつめる
生の意義や出生に関する社会的・文化的な課題について、自分の考えを整理し、表現できるようにしておく。 (1時間)
第3回
老いをみつめる
老いをめぐり、ケアを必要とする人やその暮らしに関わる人たちのおかれた立場や思いについて、自分の考えをまとめておく。 (1時間)
第4回
病と向き合う
病をめぐり、ケアを必要とする人やその暮らしに関わる人たちのおかれた立場や思いについて、自分の考えをまとめておく。 (1時間)
第5回
緩和ケアを通じて「生」の意味を知る
緩和ケアをめぐり、その当事者やその暮らしに関わる人たちのおかれた立場や思いについて、自分の考えをまとめておく。 (1時間)
第6回
コミュニケーションについて考える
コミュニケーションの多様なあり方について、自分の考えをまとめておく。 (1時間)
第7回
チームについて考える
チームの多様なあり方やチーム形成について、自分の考えをまとめておく。 (1時間)
第8回
ケアを必要とする人の思いを知る(1):生・老・病・死
生・老・病・死 をめぐり、ケアを必要とする人やその暮らしに関わる人たちのおかれた立場や思いについて、自分の考えをまとめておく。 (1時間)
第9回
ケアを必要とする人の思いを知る(2):障がい
障がいをめぐり、ケアを必要とする人やその暮らしに関わる人たちのおかれた立場や思いについて、自分の考えをまとめておく。 (1時間)
第10回
ヒューマンケアと生活空間(1):住まい
ケアを必要とする人やその暮らしに関わる人たちにとっての住まいの意義や課題について自分の考えをまとめておく。 (1時間)
第11回
ヒューマンケアと生活空間(2):施設
ケアを必要とする人やその暮らしに関わる人たちにとっての施設の意義や課題について自分の考えをまとめておく。 (1時間)
第12回
ヒューマンケアと生活空間(3):まち
ケアを必要とする人やその暮らしに関わる人たちにとってのまちの意義や課題について自分の考えをまとめておく。 (1時間)
第13回
リフレクション(グループディスカッション)
この授業を通じて自身が学んだこと、他の学生が学んだことをふり返り、自分の考えをまとめ直しておく。 (1時間)
第14回
まとめ
この授業での一連の学びを総括し、これからの学びと行動にどのように活かせるか、自分の展望をまとめておく。 (1時間)
課題等に対するフィードバック
各回の授業のふり返りシートに対して、フィードバックコメントをする。
評価方法と基準
各回の授業のふり返りシート(70%)、最終レポート(30%)
各回のテーマにそって、ケアを必要とする人やその暮らしに関わる様々な人の思いと、その人たちと向き合う自分自身について考え続ける態度を身につけていることを合格の条件とする。 テキスト
配付資料を用いる場合がある。
参考図書
埼玉県立大学『新しいIPWを学ぶ—利用者中心の保健医療福祉連携』中央法規出版(2022)【ISBN:978-4-8058-8464-5】
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
この科目で学んだ「ヒューマンケア」を、「ケア空間体験実習」(1年秋・集中)では人の暮らしの現場で体験的に理解する。その2つの科目を通じて、「協働デザインの手法」(2年秋)、「福祉空間の設計」(2年秋)、「専門職連携実習」(3年春・集中)で連携と協働を学ぶ上での基礎的な態度と認識を養う。
履修登録前の準備
自分のこれまでや今の人との関わりに照らして「ヒューマンケア」とは何か考えておく。また、「ヒューマンケア」と生活空間について考えておく。
|