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教員名 : 齋藤 理佳
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授業コード
520105
オムニバス
科目名
生命と生態系のしくみ
科目名(英語)
Life and Ecology
配当学年
1年
単位数
2単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
火曜2限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
共通教育科目
必選の別
選択科目
担当者
齋藤 理佳
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
学生が生命のしくみと生態系のしくみを理解するために、この科目では細胞、DNA及び遺伝子レベルのミクロな側面および脳、神経系、睡眠などのマクロな側面から、我々人間の生活の法則及びその環境について理解し、生命と生態学の本質を的確に判断できるようになる。
なお、提出された授業内課題については、次の授業内で説明及び補足します。 達成目標1
・細胞から個体、個体群、生態系への生物界の階層構造を理解し、説明できる <20%>
達成目標2
・遺伝子や細胞レベルでの生命の基礎的機構を理解し、説明できる <30%>
達成目標3
・神経系と感覚系の関係を科学的な見地から説明できる <30%>
達成目標4
・私たち人間と環境との関係を科学的な見地から説明できる<20%>
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
生物の分類
「生物」とは「生きる物」であるが、「生物」には何を意味しているのか事前に調べておくこと(2時間)
動物、植物、細菌のちがいについて学修すること(2時間) 「生物」全般の同じ点と異なる点を復習すること(2時間) 第2回
「細菌」と「ウイルス」の違いを学修する
ウイルスは生物かどうか、について授業内容をもとに考えてみること(2時間)
細菌とウイルスの違いについて学修する。(2時間) 細菌とウイルスのそれぞれの特徴について復習すること(2時間) 第3回
「細胞」について学修する
生物を構成しているものはなにか、を考えておくこと(2時間)
生物は「細胞から構成されている」について学修すること。幹細胞についても学修する。(2時間) 生物の基本単位とはなにかを復習すること(2時間) 第4回
化学的構成部品、エネルギーと酵素について学修する
私達の身の回りになる酵素にはどんなものがあるか考えておくこと(2時間)
化学的構成部品、エネルギーと酵素について学修する(2時間) モノマーとポリマーの違い、様々な酵素について復習すること(2時間) 第5回
ヒト、細胞、核、染色体、DNA、遺伝子の関係を学修する
遺伝と遺伝子の関係について事前に考えておくこと(2時間)
遺伝子とはなにか、遺伝子の意義について学修すること(2時間) ヒト、細胞、核、染色体、DNA、遺伝子の関係について復習すること(2時間) 第6回
遺伝子の機能について学修する
遺伝子と遺伝形質の関係を考えておくこと(2時間)
どのようにして、遺伝子が働くのか?を学修すること(2時間) 遺伝子が生物の表現型を決定するチャートと共に突然変異のメカニズムについて復習すること(2時間) 第7回
DNAテクノロジーを学修する
私達の身近なところでもDNAテクノロジーは活用されているかどうかを考えてみること(2時間)
DNAテクノロジーがどのような分野で応用されているかを学修すること(2時間) DNAテクノロジーは今後どのような分野で応用できるかを復習しておくこと(2時間) 第8回
感覚系を学修する
私たちが感じる感覚としてはどのような種類のものがあるかを考えておくこと(2時間)
「五感」にはどのような感覚は含まれるのかについて学修すること(2時間) 五感の役割について復習すること(2時間) 第9回
「睡眠の意義」について学修する
睡眠不足だと何が起こるか事前に考えておくこと(2時間)
断眠が私たちに与える影響について学修しておくこと(2時間) 睡眠の意義について復習しておくこと(2時間) 第10回
「睡眠に関わるホルモン」について学修する
私たちと関係のあるホルモンについて調べておくこと(2時間)
その中でも睡眠に関するホルモンとその相互作用について学修すること(2時間) 睡眠に関するホルモンは、他にどのような役割を持ったホルモンであるかを復習すること(2時間) 第11回
「睡眠とリズム」(生態)について学修する
私達の体内にある生物時計について調べておくこと(2時間)
断眠と体内時計の関係について学修しておくこと(2時間) 覚醒時にはどのような体内時計が動いているのかを調べてみること(2時間) 第12回
「睡眠と特異的な体内物質」について学修する
なぜ私たちは朝になると目覚めことができるのか、について考えておくこと(2時間)
睡眠をコントロールしている体内物質とホルモンについて学修しておくこと(2時間) 体内にある特異的な体内物質について復習しておくこと(2時間) 第13回
神経系(中枢神経系(脳と脊髄)と末梢神経系)を学修する
身近で経験した反射について思い出しておくこと(2時間)
中枢神経系及び末梢神経系からなる神経系の特徴について学修すること(2時間) 中枢神経における情報伝達のしくみについて復習すること(2時間) 第14回
脳の構造としくみを学修する
ヒトの脳の働きについて事前に考えておくこと(2時間)
ヒトの脳の構造と機能について学修するここと(2時間) 脳を構成している細胞の種類とその特徴について復習すること(2時間) 課題等に対するフィードバック
オンデマンドにおいて、提出された課題等は解答(採点)して配信返却する。各課題ごとに必要な内容については授業内で説明を行うので、間違えた内容については必ず復習すること
評価方法と基準
学期末試験、毎授業時における小テスト、平常点、授業への取り組みかたなどの総合得点を基準として、60点以上を合格とする。
テキスト
授業に必要な資料は、その都度配信します。
参考図書
D.サダヴァ 監訳・翻訳:石崎泰樹・中村千春 『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書』(1〜3巻) 講談社ブルーバックス(2021) ISBN-978-4-06-257674-1
日本生態学会編『生態学入門』(第2版) 東京化学同人(2012) ISBN-978-4-8079-0783-0 伊藤武史『学んでみると生態学はおもしろい』ベレ出版(2023) ISBN-978-4-86064-343-0 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
現代社会に”もの”を積極的に創造し提供して行く工学は、私たちをはじめとする他の動物や植物の生物界の環境に対して大きな影響を与えている。地球環境の重要なサブシステムの構成要素であり、私たち自身でもある生物の生命のしくみと環境を考えるうえで役に立つ知識を根源から知ることで、生命と生態系のしくみを理解する。
履修登録前の準備
生物学、生命科学及び生態学に関する記事或いは書物を予め読んでおくこと
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