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教員名 : 勝木 祐仁
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授業コード
520107
オムニバス
科目名
ケア空間体験実習
科目名(英語)
Field Experience in Space for Care
配当学年
1年
単位数
1単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
集中講義
対象学科
建_建築_Lコース
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
勝木 祐仁、野口 祐子、古賀 繭子、藤井 佑太朗
教室
実務家教員担当授業
担当教員の野口祐子は、福祉の現場での実務経験があり、その経験を活かし、高齢者、障がい者や福祉空間に関する指導が可能である。
授業の目的と進め方
健康や生活上の課題を持つ人の生活空間(施設や住まい)に身をおき、その人やその暮らしに関わる様々な人と直接向き合いながら、その人の心身の状態、思い、生活や生活空間のありようを、その人の立場で理解する態度を養う。
達成目標1
人の生活の場において、人と向き合いながら学ぶ時の態度・マナーを身につけ、適切な行動がとれる。【15%】
達成目標2
コミュニケーションの大切さに気づき、具体的な場面における適切なコミュニケーションのとり方を自分なりに模索できる。【20%】
達成目標3
人それぞれの社会的な背景や生活状態、ニーズ、人生観、価値観などの多様性を理解できる。【20%】
達成目標4
実習の対象者の暮らしに関わる様々な人の役割、関わり方、連携のあり方について理解できる。【15%】
達成目標5
実習の対象者の暮らしにおける生活空間の役割や地域社会における位置付けについて目を向け、考察できる。【15%】
達成目標6
実習での体験のリフレクション(振り返り)を通じて、自分の人との向き合い方、人や暮らしの場の捉え方を客観的に捉えることができる。【15%】
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
オリエンテーション(1)実習の目的・進め方・達成目標・ルール
実習の手引きを熟読しておく。 (1時間)
第2回
オリエンテーション(2)実習対象者とその生活空間
実習を行う地域について調べておく。 (1時間)
第3回
オリエンテーション(3)実習対象者と関わる様々な人々
健康や生活上の課題を持つ人を支援する職種について調べておく。 (1時間)
第4回
オリエンテーション(4)コミュニケーションの意義・種類・方法
コミュニケーションについてこれまでに学んだことを整理しておく。 (1時間)
第5回
実習1日目 人と空間に慣れる
実習中の自分の振る舞いや態度について客観的に把握しておく。 (1時間)
第6回
実習1日目 コミュニケーションに慣れる
実習中に体験したコミュニケーションについて客観的に把握しておく。 (1時間)
第7回
実習1日目 関係する様々な人と向き合う
実習中に関わった人の、対象者との関係・役割・関わり方について把握しておく。 (1時間)
第8回
実習1日目 1日のふり返り
1日の体験をふり返り、自分の課題と成果を把握し、翌日の目標を立てておく。 (1時間)
第9回
実習2日目 コミュニケーションを深める
実習中に体験したコミュニケーションについて客観的に把握しておく。 (1時間)
第10回
実習2日目 生活空間に寄りそう
対象者の立場にたって生活空間のあり方を捉えられたか確認しておく。 (1時間)
第11回
実習2日目 思いに寄りそう
対象者の思いを捉えられたか確認しておく。 (1時間)
第12回
実習2日目 1日のふり返り
1日の体験をふり返り、自分の課題と成果を把握しておく。 (1時間)
第13回
リフレクション(個人)
グループでの討議における自身の果たした役割や態度について客観的に把握しておく。 (1時間)
第14回
リフレクション(グループ)
実習の体験をふり返り、自分の課題と成果を把握し、今後の目標をたてる。 (1時間)
課題等に対するフィードバック
グループワークの発表や、実習のふり返りの記録に対してフィードバックのコメントをする。
評価方法と基準
一日ごとのふり返りの記録(20%)、グループでのリフレクションへの貢献(40%)、最終レポート(40%)
実習の全日程に参加し、提出物を全て提出していること、対象者のおかれている状況と思いを理解しようとしていること、実習での体験を振り返ろうとしていることを「C」評価となる基準とする。 テキスト
特になし。
参考図書
埼玉県立大学『新しいIPWを学ぶ 利用者と地域とともに展開する保健医療福祉連携』中央法規出版(2022)【ISBN:978-4-8058-8464-5】
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
「ヒューマンケアと生活空間」(1年秋)で学んだ「ヒューマンケア」について、人の暮らしの現場で体験的に理解する。「協働デザインの手法」(2年秋)、「福祉空間の設計」(2年秋)、「専門職連携実習」(3年夏期集中)で連携と協働を学ぶ上での基礎的な態度と認識を養う。
履修登録前の準備
「ヒューマンケアと生活空間」(1年秋)で学んだ「ヒューマンケア」について復習しておく。
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