シラバス情報

授業コード
520111
オムニバス
科目名
建築のしくみ
科目名(英語)
Space and Structure Form
配当学年
1年
単位数
2単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
月曜3限
対象学科
建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
専門科目
必選の別
必修科目
担当者
竹内 宏俊
教室
2-375
実務家教員担当授業
担当教員の竹内は、住宅や児童養護施設における木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の建築設計等に関する実務経験がある。その経験を活かし、建築物の形態を実現できるようにするために必要な図面表現や基本的な部位と部材の構成、施工方法、施工順序等について授業を行う。
授業の目的と進め方
空間を形成する架構の仕組みについて理解することを目的とする。木質構造を中心に、鉄骨構造、鉄筋コンクリート構造について、部位に関する用語と意味、施工方法、並びに力学的な特徴の概要を理解する。
達成目標1
木材/鋼材/コンクリートの基本的な性質が理解できる。【20%】
達成目標2
木質構造/鉄骨構造/鉄筋コンクリート構造の基本的な架構の仕組みと力の流れが理解できる。【20%】
達成目標3
木質構造建築物の基本的な施工方法、施工順序が理解できる。【20%】
達成目標4
建築の基本的な部位と部材の構成が理解できる。【20%】
達成目標5
内装の基本的な材料と下地が理解できる。【20%】
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
木造建築の変遷、木造住宅の構法と構造
木質構造への期待と可能性
古代、中世、近世の代表的な木造建築は何か、明治以降の木造建築の変化について文献等で調べておくこと。(3時間) 
第2回
木質構造住宅の仕組み①基礎・土台
木質構造住宅の地盤・基礎について、復習すること(3時間)
第3回
木質構造住宅の仕組み②柱・耐力壁・開口部
木質構造住宅の柱・壁について、復習すること(3時間)
第4回
木質構造住宅の仕組み③梁・屋根
木質構造住宅の梁・屋根について、復習すること(3時間)
第5回
木質構造住宅の仕組み④屋根葺き・壁防水
木質構造住宅の屋根葺き・壁防水について、復習すること(3時間)
第6回
木質構造住宅の仕組み⑤設備等
木質構造住宅の設備について、復習すること(3時間)
第7回
演習テスト①木質構造住宅について
木質構造住宅の各部の名称、役割、特徴について、復習しておくこと(3時間)
第8回
木質構造住宅の仕上げ①屋根・外周壁
木質構造住宅の屋根・外周壁の仕上げについて、復習すること(3時間)
第9回
木質構造住宅の仕上げ①間仕切壁・階段
木質構造住宅の間仕切壁・階段の仕上げについて、復習すること(3時間)
第10回
木質構造住宅の仕上げ②床・天井
木質構造住宅の床・天井の仕上げについて、復習すること(3時間)
第11回
木質構造住宅の仕上げ②内外開口部
木質構造住宅の内外開口部の種類や仕上げについて、復習すること(3時間)
第12回
鉄骨構造の仕組み
鉄骨構造の各部の名称、役割、特徴について、復習しておくこと(3時間)
第13回
鉄筋コンクリート構造の仕組み
鉄筋コンクリート構造の各部の名称、役割、特徴について、復習しておくこと(3時間)
第14回
演習テスト②各種構造について
各種構造について各部の名称、役割、特徴について、復習しておくこと(3時間)


課題等に対するフィードバック
提出課題は添削し返却します。内容を必ず復習すること。
評価方法と基準
授業内で行われる演習課題(40%)+演習テスト(60%)
演習課題と演習テストの結果に基づいて総合点を求め、60点以上を合格とする。 
テキスト
「世界で一番楽しい 建物できるまで図鑑 木造住宅」エクスナレッジ(2012)【ISBN978-4-7678-1435-3】
「世界で一番楽しい 建物できるまで図鑑 RC造・鉄骨造」エクスナレッジ(2012)【ISBN978-4-7678-1719-4】
参考図書
「木造の詳細1構造編」彰国社(2008)【ISBN978-4-395-11119-0】
「木造の詳細2仕上げ編」彰国社(2010)【ISBN978-4-395-11131-2】
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
1年次の「建築設計Ⅰ」における木造の設計を進めるため、本科目における木質構造の仕組み、構成方法を学習することが必要となる。
2年次以降の「建築設計Ⅱ~Ⅴ」における設計において、どのような構造システムを選定するのが良いのか、本科目で学習する知識が役立つ。更に本科目は3年次の「木質構造」、「鉄骨構造」、「鉄筋コンクリート構造」などに繋がる。
履修登録前の準備
建築物における主な構造材である木、コンクリート、鉄骨などの基本的な構造特性を調べておく。また建築物の各部(天井・壁など)の仕上げ材の特性を調べておく。