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教員名 : 古賀 繭子
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授業コード
520209
オムニバス
科目名
ライフスタイルと住空間
科目名(英語)
Lifestyle and Dwelling Space
配当学年
カリキュラムにより異なります。
単位数
2単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
金曜1限
対象学科
建_建築_Lコース
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
古賀 繭子
教室
1-353
実務家教員担当授業
担当教員の古賀繭子は、住宅計画におけるコンサルタントに関する実務経験がある。その経験を活かし、住生活や住環境に関する研究を指導することができる。
授業の目的と進め方
現代の住空間の原型がいかに形成されてきたか、また、多様化するライフスタイルに応じてどのような住空間が出現しているかを社会的・文化的な文脈を通じて分析的に理解する。また、そのことを通じて、身の回りの住空間を分析的に捉える視点を身につける
達成目標1
住空間を特徴づける要素として、生活様式・ライフスタイルに注目することができる。【15%】
達成目標2
家族形態・家族観の変化に応じ、どのように住空間の形成されているかが説明できる。【20%】
達成目標3
居住環境としての住宅と住宅を取りまく地域施設の実態を理解できる。【20%】
達成目標4
身の回りの住空間を社会的・文化的な文脈から分析対象として、独自の視点でその特徴を論じることができる。【15%】
達成目標5
住ライフスタイルから住空間を捉え、生活の問題に対する改善方策や新たな方策を提案できる。【30%】
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ライフスタイルから住空間を捉える視点
自分の生活と住空間の関係性を捉える視点をまとめる。(2時間)
第2回
生活行為と住空間
生活行為から住空間を形成する方法を整理する。(2時間)
第3回
生活行為と生活時間
自分や家族の生活時間の特徴を把握し、住宅計画時に考慮する点を考える。(2時間)
第4回
暮らしを管理する
自室を対象に、快適な住まいの維持に必要な家事、モノの管理について考える。(2時間)
第5回
家族と住まい
自分の家族を対象に、家族形態の移り変わりと、家族や自分の住む住まいのあり方を考える。(2時間)
第6回
子どもと住まい
子どもの発達に合わせた住空間について、自身の経験を元に考察をまとめる。(2時間)
第7回
高齢者と住まい
高齢期の住まいについて、具体的な事例を調べる。(2時間)
第8回
住まい方の多様化
多様化する住まい方の現状について、具体的な事例を調べる。(2時間)
第9回
多世代の住まい
複数の世帯が共に暮らす住まいについて、具体的な事例を調べる。(2時間)
第10回
暮らしと住まいの変遷1:古代・中世・近世の住まい
日本の伝統的な形式をもつ農家・町家の事例を自分で調べ、その特徴を把握する。(2時間)
第11回
暮らしと住まいの変遷2:近代化以降の住まい
現代日本の住宅の原型が、どのような過程で形成されたか、背景や過程等の理解したことを整理する。(2時間)
第12回
生活の外部化と地域施設
自分の生活を対象に生活の外部化について考察する。(2時間)
第13回
住み継がれる住まい
住宅ストック活用事例にどのようなものがあるか、具体的な事例を調べる。(2時間)
第14回
まとめ
14回の授業を通じて、身の回りの住空間を分析的に捉える視点として、どのようなものを得ることができたか確認しておく。(2時間)
課題等に対するフィードバック
各回の授業のふり返りシートに対して、フィードバックコメントをする。
評価方法と基準
期末試験(40%)、 レポート課題(30%)、授業時間内実施の小レポート(30%)により総合的に評価する。合計で60点以上を合格とする。
テキスト
随時資料を配布する。
参考図書
授業中に紹介する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
人が生活するさまざまな空間を、快適な空間として設計する上で、現状を多様な文脈から分析する視野を養うことは重要である。そこで本科目では、「建築計画」や「近代建築史」で学んだことを踏まえながら、主に近現代における住空間の形成過程や構成について、社会的・文化的側面からみていく。同時期以降の設計製図系科目に取り組む上でも重要な科目である。
履修登録前の準備
生活や住居に関わる話題は身近で具体的な内容が多いため、日頃から自分の身の回りに関心をもって、自分自身の生活に置き換えて考え、観察してみてください。
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