シラバス情報

授業コード
520233
オムニバス
科目名
メディアデザインプロジェクトⅡ
科目名(英語)
Media Design Project Ⅱ
配当学年
2年
単位数
2単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
木曜1限、木曜2限
対象学科
先_情報
コース
科目区分
専門科目
必選の別
必修科目
担当者
髙津 洋貴、新井 啓之、小林 桂子
教室
1-304
実務家教員担当授業
担当教員(髙津洋貴、新井啓之、小林桂子)は,多くのソフトウェア開発や調査研究等のプロジェクトを民間企業等で実施してきた.その経験を踏まえ,本演習におけるプロジェクトの進め方や管理方法を指導する
授業の目的と進め方
情報化社会の要求に応え得る実践的な技能を「人間中心設計」「メディアデザイン」「メディアプログラミング」の3つの系統から学習します。3名の教員が、各系統の授業を行ない、初回の授業ではメディアデザインプロジェクトの趣旨の説明、14回目の授業ではメディアデザインプロジェクトⅢの成果発表会見学を行ないます.
また、各回の授業での課題は、期限内に必ず提出する必要があります。各自のクラス分けや教室については,サポータルにて確認を行なってください。
達成目標1
人間中心設計系では、ヒトが使いやすい高次レベルでのインターフェースのデザインについて、設計・開発可能な能力の育成を目的とします。【30%】
達成目標2
メディアデザイン系では、メディアコンテンツ制作のための基礎的な知識を身につけ、デジタルメディアを用いたデザイン能力を育成することを目的とします。【30%】
達成目標3
メディアプログラミング系では、様々なライブラリを応用しながら画像や映像などのメディアデータを分析、加工、活用するためのプログラミング能力を育成することを目標とします。【30%】
達成目標4
メディアデザインプロジェクトⅢ,Ⅳや卒業研究において,興味深い分野を見つけることを目標とします。【10%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
メディアデザインプロジェクトⅡの概要
・プロジェクト形式の授業への取り組みを理解する
・授業に必要なソフトウェアを確認する
本授業の趣旨を復習し、理解すること(1時間)
ソフトウェアのインストールすること(1時間)
第2回
<人間中心設計系>
高次レベルのマンマシンインターフェースを理解する。ナッジ理論の理解とそれを活用した事例を調査する。
メディアデザインプロジェクトⅠの授業資料を参考に、マンマシンインターフェースについて復習を行なうこと(1時間)
ナッジ理論を活用した事例を調査し、発表資料にまとめること(1時間)
第3回
ナッジ理論を活用した事例についての報告会を行ない、他のメンバーとの相違点を理解する。
ナッジ理論を用いたGUIのプロトタイプの制作を行なうために、要件定義書を策定する。
要件定義書を仕上げること(1時間)
「Prott」の操作方法を修得すること(1時間)
第4回
プロトタイプ制作:「Prott」を用いて、要件定義書の内容を実現できるプロトタイプの制作を行なう。
プロトタイプの制作を進めること(2時間)
第5回
プロトタイプ制作:「Prott」を用いて、要件定義書の内容を実現できるプロトタイプの制作を行なう。その後、制作内容についての報告会を行ない、他のメンバーとの相違点を理解する。
他のメンバーの報告内容を踏まえ、自身の制作内容を考察すること(2時間)
第6回
<メディアデザイン系>
デジタルデザインにおける色の扱いについて学ぶ。扱う色の表現方法や、出力に応じた色の調整等について修得する。課題提出あり。
デジタルデザインににおける色の扱いについて説明できるようにしておく。課題が終わっていない場合は終わらせて提出しておくこと(2時間)
第7回
Adobe Photoshopを使用し、基本的な画像の調整、合成等について修得する。また、生成AIを用いた画像制作を行う。課題提出あり。
授業で扱った以外のことも含めて、Photoshopの基本的な作業ができるようにしておくこと。課題が終わっていない場合は終わらせて提出しておくこと(2時間)
第8回
これまでに学習したことを生かして、IllustratorとPhotoshopを使った印刷物を作成する。課題提出あり。 課題提出あり。 
作成した印刷物の特徴と工夫した点について説明できるようにしておくこと。課題が終わっていない場合は終わらせて提出しておくこと(2時間)
第9回
指示されたテーマを解釈し、撮影から画像の加工、作品にするまでの一連の制作を実施する。課題提出あり。
テーマに基づいた課題制作についてよく考えること。課題が終わっていない場合は終わらせて提出しておくこと(2時間)単位にはメディアデザイン系1〜4の全ての課題提出が必要となる。
第10回
<メディアプログラミング系>
ネットワーク上でのメディア登録、加工サービスを実装する環境としてDjangoをインストールし、サーバ構築を行い、その基本動作を確認する。
Djangoがどのような機能を持つライブラリであるかを調べておく。また春学期に学修した内容を復習しておく(2時間)
第11回
WEBサーバ上で動作する、サーバに画像や動画をアップロードする機能の基礎部分の実装を目指し、関数やアプリの作成を実践する。
第10回で実施した内容(サーバ構築の基礎)の手順を自ら実施しながら復習しておく(2時間)。
第12回
第11回までの内容を応用し、サーバに画像や動画をアップロードするアプリについて、チームで設計を行い、実装を進める。 
授業中に完成しなかった場合には、基本的な処理が動作するところまで作成しておく(適宜)。
プログラムの利用場面や動作を効果的に紹介できるような画像、動画データを用意しておく(2時間)。
第13回
第12回で作成したプログラムを動作させながら、その概要を発表する。(作成したプログラムを提出する)
作成したプログラムの問題点や、より良いものにするために必要なことを整理し、書き出しておく(2時間)。
第14回
メディアデザインプロジェクトⅣ(3年生)の成果発表会見学
レポート課題を提出すること。今学期学んだことを自分の研究や進路にどのように生かすか考察しておくこと


課題等に対するフィードバック
学修内容を授業内でフィードバックする
評価方法と基準
授業中のすべての課題、取り組みにより総合的に評価する。
合格(C評価以上)になるには、2/3以上出席し、すべての提出物を期限内に提出することが原則である。
テキスト
必要に応じて資料を配布する。 
参考図書
鈴木敏恵 「プロジェクト学習の基本と手法‐課題解決力と論理的思考力が身につく」 教育出版(2012年) [ISBN-13: 978-4316803500]
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
この科目は、総合的問題解決能力を養う実践型PBL実習科目である「メディアデザインプロジェクトⅢ・Ⅳ」(3年上位科目)の準備として位置付けられる。上位科目に円滑に移行できるように、必要な知識と技能、及びチームで問題を解決する能力を修得することを目標とする。
履修登録前の準備
メディアデザインプロジェクトⅠの復習をしておくこと。
プログラミングの復習をしておくこと。