シラバス情報

授業コード
520292
オムニバス
科目名
住まい文化論
科目名(英語)
Theory of Living Cultures
配当学年
3年
単位数
2単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
火曜2限
対象学科
建_建築_Lコース
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
勝木 祐仁
教室
5-601
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
民俗学的視点から日本の住まい文化の基本的特質を理解する。また、生活学の視点から住まいを取りまく多様な営みと住まいの関わりを理解する。
達成目標1
住まいを民俗学的視点・生活学の視点から学び、新たな視野と知見を得る。【40%】
達成目標2
住まいの原理を学ぶことで過去と現在の関連性を理解できる。【30%】
達成目標3
住まい文化へのまなざし、分析方法・思考方法を獲得する。【30%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
民俗学・生活学という学問領域について、概要を把握しておく。(2時間) 
民俗学・生活学という学問領域について、概要を把握しておく。(2時間)
第2回
くつ脱ぎ文化とユカ座
どのような時、施設、場所で靴を脱ぐか、脱がないか。自分の日々の行動および日本における慣習について考えておく。(2時間)
第3回
入浴と住まい
過去から現在における入浴の習慣とその設備の変遷について、概要を調べておく。(2時間)
第4回
家畜と住まい
日本の1960年代までにおける農家における家畜の役割について、概要を把握しておく。(2時間)
第5回
儀礼と住まい
暮らしの中の様々な儀礼が、日本の住まいにおいて、どのように執り行われていたか、その具体的な事例を3つ程度調べておく。(2時間)
第6回
家の中の神と仏
日本の住まいにおいて、どのように神や仏の場が占められてきたか、概要を把握しておく。(2時間)
第7回
家相と建築儀礼
家相および日本の住まいの建設に関する儀礼の概要をは把握しておく。(2時間)
第8回
貸家と持ち家
日本における貸家に住む人、持ち家に住む人の割合の変遷について概要を把握しておく。(2時間) 
第9回
引越と住まい
引越の理由・運搬方法の変遷、引越業の成立過程について、自分なりの仮設を立てておく。(2時間)
 
第10回
テクノロジーの進化と住まい〜家電の展開
自身を取りまく家電をリストアップし、それが存在しない住まいのあり様について想像しておく。。それらが日本の住まいの導入された時期について概要を把握しておく。(2時間) 
第11回
テクノロジーの進化と住まい〜メディアの進入
自身を取りまく情報・メディア機器をリストアップし、それが存在しない住まいのあり様について想像しておく。それらが日本の住まいの導入された時期について概要を把握しておく。(2時間)
第12回
レポート課題の発表1
レポート課題の発表の準備をしておく(2時間)
 
第13回
レポート課題の発表2
他の学生の発表からの学びを総括しておく。(2時間)
第14回
まとめ
授業を通じた学びについて総括しておく。(2時間)


課題等に対するフィードバック
各回の授業のふり返りシートに対して、フィードバックコメントをする。 
評価方法と基準
期末試験(50%)+ レポート課題(35%)+ 小テスト(15%)
住まいの原理について自身の見解を示すことができるとともに、過去・現代の住まいについて、民俗学的視点・生活学の視点から分析・思考する方法を獲得していることをC評価の条件とする。
テキスト
授業中の配付資料 
参考図書
中川武『日本の家』角川ソフィア文庫 ISBN978-4-04-408338-0
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
人が生活する空間について考究する上で、その本質を理解しようとする態度、分析・思考方法を身につけることは不可欠である。そこで本科目では、「ライフスタイルと住空間」で学んだことを踏まえながら、民俗学や生活学の視点・方法に学び、住まい文化について本質を捉えるための素養をみにつける。そのような素養は「卒業計画」におけるテーマを見いだし、深めたり、対象を分析・思考する上でも有効である。
履修登録前の準備
自分の身の回りの住環境をよく観察する習慣をつけておくこと。
「ライフスタイと住空間」を履修した学生は、その内容を復習しておく。