シラバス情報

授業コード
520304
オムニバス
科目名
まちづくりと地域計画
科目名(英語)
Community and Regional Planning
配当学年
3年
単位数
2単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
火曜3限
対象学科
建_建築_Aコース
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
佐々木 誠
教室
1-355
実務家教員担当授業
担当教員の佐々木は、建築設計・監理に関する実務経験をもつ。その経験を活かし、建築計画や建築設計に関して、実践的なテーマや実例を授業で扱っている。 
授業の目的と進め方
多岐にわたる地域や都市の計画で扱う諸領域に関するさまざまな考え方と事例を「住む・住まい」の視点より網羅的に学び、体系的な理解をめざす。それにより、地域計画や都市計画等、さまざまな環境整備に建築の側からかかわる専門家に求められる基礎的素養と問題意識を身につける。
課題のフィードバックは授業内で実施しているが、それ以上を希望する学生がいれば、その都度相談する。
達成目標1
用語と代表事例を理解し、説明できる【40%】
達成目標2
時代の潮流を理解し思考し、社会への働きかける意見を述べることができる【15%】
達成目標3
住まいにかかわる地域や都市を計画する視点を説明できる【15%】
達成目標4
近代の地域計画や都市計画の考え方を理解し、基本事項を説明できる【15%】
達成目標5
住まいにかかわる現代の地域や都市の課題を理解し、それを解決するアイデアを考えることができる【15%】
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
視点1:住むための建築計画からの発想
テキスト1-1を読む/授業で扱った内容に関連する事例を調べる(4時間)  
第2回
視点2:風土とすまい/集落
テキスト1-2、6-1を読む/授業で扱った内容に関連する事例を調べる(4時間) 
第3回
視点3:歴史上の都市
テキスト6-2を読む/授業で扱った歴史上の都市を調べる(4時間)
第4回
近代の計画論1:都市計画法と建築基準法(計画の階層性)
テキスト8-5を読む/授業で扱った内容に関連する事例を調べる(4時間)
第5回
近代の計画論2:住宅団地・ニュータウンの開発
テキスト6-2、6-3、6-5を読む/授業で扱った内容に関連する事例を調べる(4時間)
第6回
近代の計画論3:道路と交通計画
テキスト6-4、6-5を読む/授業で扱った内容に関連する事例を調べる(4時間)
第7回
近代の計画論4:オープンスペースと住棟配置
テキスト6-5、6-6、6-7を読む/授業で扱った内容に関連する事例を調べる(4時間)
第8回
現代の課題とアイデア1:少子高齢化とコミュニティ
テキスト8-1、8-3を読む/授業で扱った内容に関連する事例を調べる(4時間)
第9回
現代の課題とアイデア2:犯罪不安とまちの防犯
テキスト8-3、4-5を読む/授業で扱った内容に関連する事例を調べる(4時間)
第10回
現代の課題とアイデア3:モータリゼションと郊外化とその反動
テキスト6-4を読む/授業で扱った内容に関連する事例を調べる(4時間)
第11回
現代の課題とアイデア4:郊外化の抑止と地域交通
テキスト6-2を読む/授業で扱った内容に関連する事例を調べる(4時間)
第12回
現代の課題とアイデア5:住宅地の未来への時間
テキスト6-7、6-8、8-5を読む/授業で扱った内容に関連する事例を調べる(4時間)
第13回
現代の課題とアイデア6:既成市街地における過去から未来
テキスト6-9、8-3を読む/授業で扱った内容に関連する事例を調べる(4時間)
第14回
現代の課題とアイデア7:住むためのまち・地域のためのアイデアと実戦
テキスト7-2、7-5、7-8、7-9、8-2、8-4を読む/授業で扱った内容に関連する事例を調べる(4時間)


課題等に対するフィードバック
前回授業の課題の学生の成果を複数選択し、授業において投影して共有し、コメントする。
このフィードバックをその後の課題に生かすことを促す。
評価方法と基準
課題(授業にて学んだことや、上記の「課題等に対するフィードバック」を生かせているかを重視する)【50%】
期末試験【50%】
C評価となる基準は、全授業の2/3以上出席し、課題及び期末試験においてそれぞれ50%以上の評価を得たうえで、総合評価60%を満たすことである。
テキスト
佐々木誠ほか著『住むための建築計画』彰国社(2013)【ISBN978-4395023080】  
参考図書
脇田祥尚著『みんなの都市計画』理工図書(2009)【ISBN978-4844607434】  
都市計画教育研究会編『都市計画教科書 第三版』彰国社(2009)【ISBN978-4395006120】  
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
「建築計画Ⅰ」(1年秋)、「建築計画Ⅱ」(2年春)、「建築計画Ⅲ」(2年秋)、「建築計画Ⅳ」(3年春)に加え、「建築基準法と都市計画」(3年春)、「まちづくりと地域計画」(3年秋)を通じて、建築・都市・地域に関する計画を網羅的に学ぶことができる。なかでも本科目は最も広域の地域・都市の視点から住宅や建築を扱う。
また、同時期の開講している設計科目「建築設計Ⅴ」と連携した内容となっている。
履修登録前の準備
「建築基準法と都市計画」(3年春学期)を履修していることが望ましい。日頃より都市や地域と住宅や建築との関係を意識的に観察し、気づいたことをメモ等に残す。都市や地域に関する時事情報を新聞やWebのニュースから収集する。