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教員名 : 安原 鋭幸
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授業コード
520347
オムニバス
科目名
ロボット製作プロジェクトⅣ
科目名(英語)
Robot Development Project IV
配当学年
2年
単位数
1単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
集中講義
対象学科
先_ロボ
コース
科目区分
カレッジマイスタープログラム
必選の別
選択科目
担当者
安原 鋭幸、宮川 豊美
教室
実務家教員担当授業
担当教員の宮川は、ロボット・メカトロニクスの機構設計に係わる研究開発等の実務経験がある。その経験を活かし、ロボットの機構設計とその制御法に関しての実例を授業で扱っている。
授業の目的と進め方
本講義では、ロボットの企画・設計・製作・大会参加を一貫して行うことで、ロボット開発に必要な専門能力と問題解決能力を修得する。また、チームでの大会参加を経験することで、エンジニアとしての高い責任感と協調性を身につけることを目指す。ここでは、参加する大会のルールに合わせロボットに要求される仕様を決定し、それを実現する設計に取り組む。
達成目標1
ロボット製作の為のスケジュール管理について説明できる【20%】
達成目標2
ルールに合わせたロボットの要求仕様を決定できる。【20%】
達成目標3
要求仕様を実現するロボットの設計ができる。【30%】
達成目標4
論理的思考により問題解決できる。【30%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
○
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
チーム編成
【予習】自分に不足している知識の把握と整理(1時間)
【復習】プロジェクトの準備、目標・計画・役割分担等(1時間) 第2回
目標の設定
【予習】大会スケジュールについての状況整理(1時間)
【復習】大会ルールの検証をしておく(1時間) 第3回
概念設計1(基本構想)
【予習】大会のルールに対応するロボットを検討しておく(1時間)
【復習】基本構想の見直しを行う(1時間) 第4回
概念設計2(基本構想の修正)
【予習】基本構想の修正項目についてまとめておく(1時間)
【復習】基本構想の修正結果をまとめておく(1時間) 第5回
概念設計3(設計図の作成)
【予習】3DCADの利用方法について復習しておく(1時間)
【復習】設計図を完成させておく(1時間) 第6回
概念設計発表会
【予習】発表資料の準備と発表練習(1時間)
【復習】質疑応答の整理、問題点の把握と、解決方法の提案、概念設計の修正(1時間) 第7回
詳細設計1(システム構成)
【予習】概念設計を基に必要となる技術を整理しておく(1時間)
【復習】システム構成図を作成する(1時間) 第8回
詳細設計2(アクチュエータ,減速機,機械要素の選定)
【予習】アクチュエータ、減速機、機械要素について復習しておく(1時間)
【復習】選定した部品リストを作成する(1時間) 第9回
詳細設計3(マイコン,電気回路,バッテリーの選定)
【予習】マイコン、電気回路、バッテリーについて復習しておく(1時間)
【復習】選定した部品リストを作成する(1時間) 第10回
詳細設計4(図面の作成)
【予習】加工方法の特徴(加工精度、加工時間)について復習しておく(1時間)
【復習】詳細設計の完成(1時間) 第11回
ロボット製作1(部品の発注)
【予習】選定した部品リストの価格、発注先について調べておく(1時間)
【復習】発注した部品の利用方法を確認しておく(1時間) 第12回
ロボット製作2(部品の加工)
【予習】加工機の利用方法、データの作成方法を復習しておく(1時間)
【復習】加工した部品の問題点を確認する(1時間) 第13回
ロボット製作3(部品の組み立て)
【予習】設計図を基に組み立て方法を確認しておく(1時間)
【復習】組み上げたロボットを要素ごとに動作確認しておく(1時間) 第14回
成果発表会
【予習】発表資料の準備(1時間)
【復習】質疑応答の整理、問題点の把握を行い、改善方法を考えておく(1時間) 課題等に対するフィードバック
授業内における教員とのディスカッションを通して行う。
評価方法と基準
一連の作業をまとめた技術ファイル、平常点、期末に課すレポートを総合的に判断する。
テキスト
文献調査能力も身に付けることを目的としているので、特定のテキストは指定しない。
参考図書
文献調査能力も身に付けることを目的としているので、特定の参考図書は指定しない。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
「ロボット製作プロジェクトⅠ〜Ⅵ」と連続する、カレッジマイスタープログラム6科目の4番目の科目である。
また、本科目は専門科目で習得した知識を実践すると同時に、目的をもった授業履修を促し、工学技術への動機づけや自発性の喚起をはかる。 履修登録前の準備
ロボットの理解に必要な、基本的な数学・物理を自分のものにしておくこと。
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