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教員名 : 小峯 嘉明
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授業コード
520373
オムニバス
科目名
ソフトウェア工学
科目名(英語)
Software Engineering
配当学年
2年
単位数
3単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
月曜2限、月曜3限
対象学科
先_情報
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
小峯 嘉明
教室
5-301、5-302
実務家教員担当授業
担当教員の小峯嘉明は、情報システムの開発の実務経験がある。
その経験を生かし実践的な事例(失敗しやすい点や留意すべきポイント)を授業で扱っている。 授業の目的と進め方
高度情報化社会を支えるIT技術者にとって、ソフトウェア工学に関する知識は必須の知識になっています。
講義ではソフトウェア工学の理論的な知識に加えて、システム開発の事例を交え、大規模かつ複雑化するソフトウェア開発においてIT技術者がもつべき実務的な知識について詳しく解説します。課題はTeamsを使用して実施します。講義資料はMs_Teamsで配付します。 達成目標1
ソフトウェア開発プロセスについて説明できる【10%】
達成目標2
要求工学について説明できる【20%】
達成目標3
構造化技法について説明ができる【30%】
達成目標4
UML、オブジェクト指向分析設計について説明できる【30%】
達成目標5
テスト技法について説明できる【10%】
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ソフトウェア工学の目的
ソフトウェアプロセス成熟度 【予習】ソフトウェア工学参考書の第1章、第2章を読んでおくこと。(1時間)
【復習】ソフトウェアソフトウェアプロセス成熟度の概要を復習をしておくこと。組織の成熟度判定の課題を完成させ提出しておくこと。(1〜2時間) 第2回
要求工学とRFP
要求の構造的展開 【予習】ソフトウェア工学参考書第3章〜第5章を読んでおくこと。(1時間)
【復習】DMMの演習課題を完成させ提出しておくこと。(1~2時間) 第3回
開発方法論(開発プロセス)
構造化分析手法(DFD) 【予習】ソフトウェア工学参考書の第6章、第7章第1節を読んでおくこと。(1時間)
【復習】構造化分析・設計についてもう一度確認をしておくこと。DFDの演習課題を完成させ提出しておくこと(2時間) 第4回
構造化設計(概要・データ設計)
【予習】ソフトウェア工学参考書の第7章第2節〜第8章第1節を読んでおくこと。(1時間)
【復習】情報システム開発における外部設計の位置づけについて、もう一度しっかりと理解をしておくこと。データ設計の演習課題を完成させ提出しておくこと(1~2時間) 第5回
構造化設計(機能設計)
構造化設計(インターフェイス設計) 【予習】ソフトウェア工学参考書の第8章第2節〜第3節を読んでおくこと。(1時間)
【復習】機能設計及びインターフェイス設計の演習課題を完成させ提出しておくこと。(2~3時間) 第6回
構造化設計(システム動作設計)
【予習】ソフトウェア工学参考書の第8章第4節〜第5節を読んでおくこと。(1時間)
【復習】情報システム開発において、「動作設計」の位置づけについてもう一度確認をしておくこと。システム動作設計の演習課題を完成させ提出しておくこと。(1~2時間) 第7回
構造化設計(内部設計)
【予習】ソフトウェア工学参考書の第9章第1節〜第3節を読んでおくこと。(1時間)
【復習】プログラムの強度と結合度について、もう一度確認をしておくこと。内部設計にかかわる演習課題を完成させること。(1〜2時間). 第8回
構造化設計(プログラム設計の基礎)
【予習】ソフトウェア工学参考書の第9章第4節〜第6節を読んでおくこと。(1時間)
【復習】データ構造設計についてもう一度確認をしておくこと。今期前半の授業内容の要点をしっかりと振り返ってくこと。(1〜4時間) 第9回
オブジェクト指向プログラミングの基本概念
小テスト(第8回までの理解度確認テスト) 【予習】ソフトウェア工学参考書の第10章第1節を読んでおくこと。(1時間)
【復習】カプセル化,クラス(インスタンス、コンストラクタ)について復習をしておくこと.理解度確認テストでテストで間違えた問題について、正しい答えを確認しておくこと(1〜2時間) 第10回
オブジェクト指向プログラミング(実装の仕組み)
【予習】ソフトウェア工学参考書の第10第2節を読んでおくこと。(1時間)
【復習】オブジェクト指向プログラムの特徴的な実装内容を整理しておくこと。実装の仕組みの演習課題を完成させ提出しておくこと。(1〜2時間) 第11回
デザインパターン
【予習】ソフトウェア工学参考書の第10章第3節を読んでおくこと。(1時間)
【復習】授業で解説したパターンをその例も含めて復習しておくこと.授業で紹介したパターン以外のものも調べておくこと。デザインパターンの演習課題を完成させ提出しておくこと。(2時間) 第12回
オブジェクト指向分析・設計(オブジェクト指向設計分析の基本的な考え方。オブジェクト指向分析設計で使用する設計図表)
【予習】ソフトウェア工学参考書の第10章第4節〜第5節を読んでおくこと。(1時間)
【復習】オブジェクト指向分析設計(クラス図作成・MVCモデル)の演習問題を完成させ提出しておくこと。(2時間) 第13回
オブジェクト指向分析・設計(様々なオブジェクト分析設計手法、MVCモデルを意識したクラス設計)
【予習】ソフトウェア工学参考書の第10章第6節を読んでおくこと。(1時間)
【復習】「責任駆動アプローチ・ユースケースアプローチ・基本データ発生タイミングアプローチ」の特徴について確認しておくこと。(2時間) 第14回
テスト技法概論・テスト設計
【予習】ソフトウェア工学参考書の第11章を読んでおくこと。(1時間)
【復習】1回〜14回までの内容を改めて復習しておくこと。(3時間) 課題等に対するフィードバック
提出した課題は次回授業までにTeamsを通してフィードバックをします。また、全体の総評を次回授業の最初に実施します。
評価方法と基準
定期試験の結果(筆記試験実施)100% または
(レポート評価・第8回までの理解度確認テスト結果)50%+定期試験(筆記試験実施)50% の結果の良い方を評価点とします。 レポートは、授業に対する取り組み姿勢などの考慮ができるように、授業中のTeamsによるグループ討論の結果をもとに作成・提出をしていただきます。 上記評価基準において、60%以上の評価を得た場合を単位認定(C以上)とします。 ただし、上記の割合はおおよその目安と考えてください。 テキスト
ソフトウェア工学参考書(Teamsで配付します。)
参考図書
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
本科目はソフトウェアの設計開発に必要な基礎知識を修得し、要求仕様書や設計仕様書の作成能力を身につけることを目的とした演習科目です。
履修登録前の準備
「プログラミングⅠ」、「プログラミングⅡ」の内容を復習しておくこと。
「データベース」の単位を修得していることが望ましい。 |