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教員名 : 安原 鋭幸
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授業コード
520654
オムニバス
科目名
卒業研究Ⅰ
科目名(英語)
Graduation Thesis I
配当学年
4年
単位数
4単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
実習
対象学科
先_ロボ
コース
科目区分
専門科目
必選の別
必修科目
担当者
安原 鋭幸
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
自らで発見した課題に対し、自らで導いた解決方策を実際の研究や開発活動に応用するために、課題解決のための知識や技術を更に深く理解するとともに、複数の解決方策の中で最良の方策の提案とこれを実践することにより期待される成果をまとめる。
達成目標1
課題に対し、自らで導いた解決方策を実践することができる。【20%】
達成目標2
課題解決のための知識や技術を更に深く理解し、これを身に付けることができる。【20%】
達成目標3
複数の解決方策の中で、最良の方策を提案することができる。【20%】
達成目標4
提案した方策を実践することにより期待される成果をまとめ、推敲を重ねた中間報告書を作成して期日までに提出することができる。【20%】
達成目標5
必要に応じてプロポーザルディフェンス(中間審査)で成果を発表し、その妥当性を客観的に評価した上で、改善策などを検討することができる。【20%】
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
研究テーマ案の検討
必要に応じ、上級生、指導教員と相談しながら、3年次に報告書にまとめた研究テーマ案を修正すること。(予習:興味を持ったテーマに関する過去の卒業論文を読んで理解する。1時間)
(復習:ディスカッションのあとに研究で足りていない部分をまとめる。1時間。) 第2回
研究テーマの決定
上級生の例を参考に、大まかな研究実施計画を作成すること。
(予習:興味を持ったテーマに関する過去の卒業論文を読んで必要な実験装置を調べる。1時間) (復習:ディスカッションのあとに実験装置の使い方をまとめる。1時間) 第3回
研究実施計画の立案
上級生の例を参考に、大まかな研究実施計画を作成すること。
(予習:実験の方法を立案する。1時間) (復習:実験条件を詰める。1時間) 第4回
研究実施項目の洗い出し
選定した研究テーマを実施するにあたり、どのような実施項目が必要か、細かく洗い出すこと。必要に応じて、上級生や指導教員のアドバイスを受けること。
(予習:引き続き、実験の方法を立案する。1時間) (復習:引き続き、実験条件を詰める。1時間) 第5回
研究実施項目のガントチャートへの落とし込み
洗いだした実験項目をガントチャートに落とし込み、計画に無理が無いか、その実施期間は妥当かを十分に評価し、必要に応じて修正を重ねること。
(予習:引き続き、実験の方法を立案し、必要な用具をリストアップする。1時間) (復習:実験手順、方法を再度確認する。1時間) 第6回
実験装置の製作方法の検討
実験装置の製作方法や実験を遂行し、試行錯誤を重ねて検討すること。
(予習:滞りなく実験できるように準備を行う。1時間) (復習:実験結果について資料をまとめる。1時間) 第7回
機械装置の設計製作方法の検討
機械装置の設計製作方法を試行錯誤を重ねて検討すること。
(予習:引き続き、滞りなく実験できるように準備を行う。1時間) (復習:引き続き、実験結果について資料をまとめる。1時間) 第8回
数値シミュレーションプログラムの検討
実験に汎用性をもたせるために数値モデルを構築し、数値シミュレーションプログラムを試行錯誤を重ねて作成すること。
(予習:数値モデルを考案する。1時間) (復習:プログラムを完成させる。1時間) 第9回
統計的データ処理方法の検討
得られたデータを統計的に処理する方法を十分検討すること。
(予習:実験データをまとめる。1時間) (復習:ディスカッションのあとに、次回行う実験の資料を作成する。1時間) 第10回
実験・実施方法の検討
第9回までの検討を踏まえ、研究テーマ遂行にあたり必要な方法論を自らで整理すること。必要に応じて、上級生や指導教員のアドバイスを受けること。
(予習:ディスカッション用の資料を作成する。1時間) (復習:ディスカッション後に実験手順や装置の改善を行うための立案を行う。1時間) 第11回
中間報告書作成(背景及び既存研究の整理)
研究の背景、既存研究の整理を中間報告書にまとめること。必要に応じて、上級生や指導教員のアドバイスを受けること。
(予習:中間報告書を作成する。1時間) (復習:ディスカッションで指摘された点を理解して修正を行う。1時間) 第12回
中間報告書作成(既存研究の問題点の指摘)
既存研究の問題点を中間報告書にまとめること。必要に応じて、上級生や指導教員のアドバイスを受けること。
(予習:再度、中間報告書を作成する。1時間) (復習:再度、ディスカッションで指摘された点を理解して修正を行う。1時間) 第13回
中間報告書作成(研究目的と実施方法)
研究目的、実施方法を中間報告書にまとめること。必要に応じて、上級生や指導教員のアドバイスを受けること。
(予習:中間報告書の最終版を作成する。1時間) (復習:中間報告書の完成版を作成する。1時間) 第14回
プロポーザルディフェンス(中間報告発表会)
中間報告書の内容を発表した後、得られたアドバイスを適切に研究計画に反映させること。
(予習:中間報告用の発表資料を作成する。1時間) (復習:発表で指摘された点について回答書を作成する。1時間) 課題等に対するフィードバック
課題に対するディスカッションを通して、その都度アドバイスすることによりフィードバックを行う。 評価方法と基準
毎回の提出課題及び中間報告書
中間発表会での審査 中間発表で指摘された点について検討を行い、卒業研究に反映させること。 ルーブリックによる採点を行い、60点をC評価とする テキスト
研究室の態様に応じ、専門性の高いテキスト、書籍、研究論文等を利用する。
参考図書
研究室の態様に応じ、専門性の高いテキスト、書籍、研究論文等を利用する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
「卒業研究ゼミナールII」においては、自ら課題を発見し、これを解決する方策を自らで提案した。本科目では、課題解決に必要な知識と技術を更に深く理解すると同時に、この課題解決策を実践に移して最良の方策を提案することに重点を置く。プロポーザルディフェンス(中間審査)を実施し、その妥当性を客観的に判断した上で、改善案などを盛り込む実践を行い、秋学期の「卒業研究II」へと結びつける。
履修登録前の準備
常に最新の研究論文を読み続けると同時に、「卒業研究ゼミナールI・II」で整理した研究テーマの内容、方法論を十分に理解しておくことが必要である。
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