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教員名 : 佐野 健一
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授業コード
520680
オムニバス
科目名
卒業研究Ⅰ
科目名(英語)
Graduation Thesis I
配当学年
4年
単位数
4単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
実習
対象学科
基_応用,基_環生
コース
科目区分
専門科目
必選の別
必修科目
担当者
佐野 健一
教室
実務家教員担当授業
担当教員の佐野は、企業の研究所はじめ様々な研究機関におけるナノバイオに関する研究開発等の実務経験がある。その経験を活かし、卒業研究での学びに関して実践的なテーマや実例を授業で扱っている。
授業の目的と進め方
3学年までに学んだ応用化学分野の中から一つの研究課題を設定し、指導教員から直接指導を受けながら独自の力で総合化あるいは深化させていく。「卒業研究Ⅰ」では、研究題目の設定と必要となる予備実験、シミュレーション等を進めるとともに、進捗状況を取りまとめて卒業研究発表会にて報告する。
達成目標1
自分が取り組む研究課題を決定する。【15%】
達成目標2
自分の研究課題の背景を調べることで、課題や問題点を抽出できる。【15%】
達成目標3
研究の目的を明確化できる。【15%】
達成目標4
研究を遂行するための手順についてまとめることができる。【15%】
達成目標5
研究に必要な予備的な実験やシミュレーションを実施できる。【15%】
達成目標6
それらの結果を集約して、発表することができる。【15%】
達成目標7
卒業研究Ⅱの実施に向けて、更なる課題を設定できる。【10%】
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
○
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
研究テーマの策定
(なお,以下に示す授業計画及び授業時間外課題は代表的なものであり,この科目は基本的に研究テーマに応じて実施される) 指導教員のアドバイスを受けて、実施可能な研究テーマを策定する。(5時間)
第2回
研究テーマの背景調査
決まった研究テーマに関する背景について学術論文等を参考にして調べる。(5時間)
第3回
研究テーマに関する課題や問題点の抽出
研究テーマには必ず課題や問題点があるので、それを見出す。(5時間)
第4回
研究目標の決定
分かった課題や問題点を吟味し、自分の研究目標を決定する。(5時間)
第5回
実験計画の立案
研究目標に到達するまでの研究計画を立案する。(3時間)
第6回
実験項目の策定
実験計画に基づき、時系列で実験項目を策定する。(3時間)
第7回
予備実験やシミュレーションの実施
実験項目に沿って、予備実験や必要なシミュレーションを行う。(3時間)
第8回
実験やシミュレーションの改善
実際に予備実験やシミュレーションを行ってみると、予想していなかった問題が発生する場合が多い。この解決策を検討する。(3時間)
第9回
中間検討
当初、予定したような計画通りに進んでいるか、間違った方向に向かってはいないか等、指導教員と十分に検討する。(5時間)
第10回
追加実験や追加シミュレーション
今までに得られたデータを吟味し、更に必要な結果を得るよう追加実験や追加シミュレーションを行う。(3時間)
第11回
卒業研究Ⅰのまとめ
ここまでの実験やシミュレーションで何が分かって、何が今後の課題なのかをまとめる。(5時間)
第12回
ここまでの実験やシミュレーションで何が分かって、何が今後の課題なのかをまとめる。(5時間)
卒業研究発表会で配布される抄録集に掲載する原稿を執筆し、指導教員の添削を受ける。(5時間)
第13回
発表練習
卒業研究中間発表会のための発表練習を行う。(5時間)
第14回
卒業研究中間発表会
学科で計画されたプログラムに従って、研究発表、質疑応答を行う。(3時間)
課題等に対するフィードバック
研究指導を通して卒業研究に対するフィードバックを行う。
評価方法と基準
卒業研究の中間抄録を提出する。くわえて指導教員による日常の研究活動の評価が合格レベルにあると認められる場合に、本科目を合格とする。成績評価にはルーブリックを用い、100点満点で60から69点の獲得でC評価とする。
テキスト
指導教員が提示する。主に、学術論文を用いる。
参考図書
指導教員が提示する。主に、学術論文を用いる。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
3学年までに習得してきた知識や技術を元に、「プロフェッショナルゼミ」で身に付けた知識・技術を用いて、研究課題に取り組み、独自の成果が得られるよう邁進する。そして、後半の「卒業研究Ⅱ」へのステップとする。
履修登録前の準備
研究を進めるテーマに関して、社会的な背景や必要な技術について自ら進んで情報収集すること。
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