シラバス情報

授業コード
520687
オムニバス
科目名
卒業研究Ⅱ
科目名(英語)
Graduation Thesis II
配当学年
4年
単位数
4単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
実習
対象学科
基_応用,基_環生
コース
科目区分
専門科目
必選の別
必修科目
担当者
小池 隆司
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
卒業研究Iを通して身に付けた、最先端の研究を行う上で必要とされる基礎知識及び基礎技術を自ら選んだ研
究テーマの中で実践する。得られた成果を卒業論文にまとめ、内容を卒業研究報告会にて発表することを目的とする。研究室でおこなう実験中心の授業である。
達成目標1
中間報告で提案した課題解決方法を中間審査会のアドバイスに従うなど必要に応じて修正し、実践に移す
ことができる。【20%】
達成目標2
化学合成、単離、精製を自ら行うことができる。【20%】
達成目標3
スペクトルデータを測定し、客観的に分析、評価できる。【20%】
達成目標4
卒業研究を通して得られた一連の成果を卒業論文(本論及び抄録)としてまとめることができる。【20%】
達成目標5
研究成果を最終審査会で発表し、必要に応じて研究論文を修正し、学士(工学)の学位に足る内容として完成させることができる。【20%】
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
スペクトル測定の基礎(1): NMRスペクトル
卒業研究Iで学修した分析機器を使って基本的な物性測定を行う。(NMRスペクトルの測定。)
第2回
スペクトル測定の基礎(2): 吸収・発光スペクトル
卒業研究Iで学修した分析機器を使って基本的な物性測定を行う。(吸収・発光スペクトルの測定。)
第3回
本実験(1): 反応条件の検討
それぞれの研究テーマに沿って計画した合成実験を行う。卒業研究Iで学修した反応→後処理→精製というプロセスを繰り返し行い、より高い収率の反応条件を探す。
第4回
本実験(2): 反応と後処理
それぞれの研究テーマに沿って計画した合成実験を行う。卒業研究Iで学修した反応→後処理→精製というプロセスを繰り返し行うこと。
第5回
本実験(3): 精製プロセスの検討
それぞれの研究テーマに沿って計画した合成実験を行う。卒業研究Iで学修した反応→後処理→精製というプロセスを繰り返し行うこと。
第6回
本実験(4): 反応条件の再検討
それぞれの研究テーマに沿って計画した合成実験を行う。卒業研究Iで学修した反応→後処理→精製というプロセスを繰り返し行うこと。
第7回
本実験(5): 再実験
それぞれの研究テーマに沿って計画した合成実験を行う。卒業研究Iで学修した反応→後処理→精製というプロセスを繰り返し行うこと。
第8回
本実験(6): 再実験評価
それぞれの研究テーマに沿って計画した合成実験を行う。卒業研究Iで学修した反応→後処理→精製というプロセスを繰り返し行うこと。
第9回
機能調査(1): 発光スペクトルの測定
本実験(1)〜(6)で得られた化合物の機能調査として物性測定を行う。例えば、発光・蛍光寿命・量子収率など。
第10回
機能調査(2): 電気化学的測定
本実験(1)〜(6)で得られた化合物の機能調査を行う。例えば、酸化還元特性などを調べる。
第11回
卒業論文の製作(1): 章立てと構成
関連の合成実験及び物性測定で得られた成果を論文と
してまとめる。また報告会のためのプレゼンテーショ
ンのための資料の準備を行う。
第12回
卒業論文の製作(2): 要旨から考察まで
関連の合成実験及び物性測定で得られた成果を論文と
してまとめる。また報告会のためのプレゼンテーショ
ンのための資料の準備を行う。
第13回
卒業発表の準備
関連の合成実験及び物性測定で得られた成果を論文と
してまとめる。また報告会のためのプレゼンテーショ
ンのための資料の準備を行う。
第14回
卒業論文報告会
「卒業研究I・II」を通じた最終的な成果を最終報告会で発
表し、得られたコメントやアドバイスに従い、卒業論
文・本論を適切に修正すること。


課題等に対するフィードバック
適切なタイミングで議論を行い、理解を深める。課題に関してはteamsを通じて提出後、添削を行う。必要なことはその都度、口頭にて指導を行い課題の完成度を高めていく。
評価方法と基準
卒業研究の抄録及び卒業論文を提出するとともに、卒業研究発表会で発表を行う。指導教員による日常の研究活動の評価が合格レベルにあると認められるとともに、学科の卒業研究判定会議での承認を経て本科目を合格とする。成績評価は達成目標の進捗状況を考慮し、100点満点で60から69点の獲得でC評価とする。
テキスト
特になし
参考図書
専門性の高いテキスト、書籍、論文等を利用する。授業の中で紹介する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
3学年までの講義及び卒業研究Iで学修した研究のために必要な基礎知識及び技術を駆使して卒業研究に取り組む。研究には「よりよいものをつくりだす」というモチベーションがある。研究者や技術者として社会で活躍するために、自ら考え、取り組み、よりよい研究成果をめざす経験は重要である。デュプロマポリシーの「実践的技術力」に対応する。
履修登録前の準備
卒業研究Iで身に付けた合成実験の基礎、物性測定の基礎をよく復習しておくとともに、研究テーマの目的と背景をよく理解しておくこと。