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教員名 : 橋本 秀一
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授業コード
520883
オムニバス
○
科目名
現代社会の基礎知識Ⅱ
科目名(英語)
General Understanding of Modern Society Ⅱ
配当学年
1年
単位数
2単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
木曜3限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
共通教育科目
必選の別
選択科目
担当者
橋本 秀一、筒井 研多、芝 佑樹
教室
3-325
実務家教員担当授業
担当教員の筒井は14年間、ITコンサルティング会社の起業・経営経験を有しており、この経験を踏まえた会社と学生のかかわり方についての授業を行う。
授業の目的と進め方
社会で活躍するにあたって、時事ニュースや社会のベースにある法律・民主主義に対する理解をもつことは重要である。つまり、自分がどんな社会で生きているのかを具体的かつ客観的に理解していることが求められる。情報の整理の仕方を練習するための課題と授業を通じて、ビジネスや暮らしを支える法律・政治・経済といったシステムについて理解し、説明できるようになることが本授業の主な目的である。
授業は40分の授業、20分のアンケートあるいはグループワーク、その後40分の授業で進める。 達成目標1
ビジネスや身の回りの具体例を通じて、基本的な経済・法律・政治制度に関しての知識を理解し、キーワードを与えられれば説明できる。 【70%】
達成目標2
情報を要約し、説明できることを内容と形式の両面で示すことができる。【30%】
達成目標3
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ガイダンス【橋本・筒井・芝】
予習として、「18歳になって成人することでできるようになること」、「20歳にならないとできるようにならないこと」をそれぞれ調べる(1.5時間)。復習として講義内容から、成人することが法律上では何を意味するか、まとめる(2時間)。
第2回
支出とライフプラン【芝】
予習として、自分のイメージするライフプランと老後の貯蓄残高の関係について調べる(1.5時間) 。,
復習として税金といった支出の主要な内容や、一生を通じた収入・支出についてまとめる(2時間) 。 , 第3回
借金とクレジットカード【芝】
予習として身の回りのローンにはどのようなものがあるか、クレジットカードのリボ払いのメリット・デメリットとは何かについて調べる(1.5時間)。,
復習として、担保と連帯保証人とは何かまとめる(2時間)。 , 第4回
金融商品と貯金【芝】
予習として金融商品にはどのようなものがあるかと、利率などのデータを調べる。 (1.5時間) 。
復習として、各金融商品の特徴を整理した上で、金融トラブルに巻き込まれずに、投資と健全に向き合うための自分の考えをまとめる。 (2時間) 。 第5回
対人理解とコミュニケーション【橋本】
予習として、自らが行っているコミュニケーションのあり方を振り返る(1.5時間)。復習として、講義内容を自分なりに理解して、自らの理想的なコミュニケーションの指針をまとめる(2時間)。
第6回
多様性・ジェンダー・ハラスメント【橋本】
「多様性・ジェンダー・ハラスメント」のニュースを調べる(1.5時間) 。
身近な例と関連させながら、自分が今後に活かせる形で授業を復習して整理する(2時間) 。 , 第7回
日本の戦後【芝】
予習として日本の高度経済成長期がいつ頃にあり、なぜ日本が急激に経済成長できたのかと、非正規雇用とはどのようなもので、いつ頃増え始めたかを調べる(1.5時間)。,
復習として1960 年代から2010 年代の日本経済の流れについて整理する(2時間)。 , 第8回
日本と世界の政治【芝】
予習として、「議院内閣制と大統領制の違い」について調べ、自分の言葉でまとめる。(1時間),
復習として、国会・内閣・国民・選挙の関係についてまとめる。また、イギリス・アメリカを中心に、諸外国と日本の政治制度の共通点・違いを整理する。(2.5時間), 第9回
契約【芝】
予習として身の回りにはどのような種類の契約があるか、具体的に調べる(1.5時間) 。,
復習として、 「債権・債務」など契約に関係する用語の意味と使い方を具体例に即して整理する(2時間) 。 , 第10回
民事事件とトラブル解決【芝】
予習として示談と裁判の違いについて調べる(1時間) 。,
復習として、トラブルがどうやって起きたか、どのような点で賠償を求めているかなどを実際のADRのケースを通じてまとめる。 (2.5時間) , 第11回
刑事事件と社会の多角的な理解【芝】
予習として検察と警察の役割の違いを調べ、自分の言葉で整理する。また逮捕から裁判までの流れを調べる(1.5時間)。,
復習として民事事件と刑事事件の違いについて整理する。また、ここまでの金融と法律関係の授業内容を見直し、自分でうまく説明できない用語などを見つける(2時間)。, 第12回
技術・社会の変化とエンジニアのキャリア【筒井】
予習として、「ロボット・AIなどによる仕事の変化」「少子高齢化などの社会変化」「SDGsや社会貢献などに関する注目」の3点について、自分のエンジニアとしての生き方、もしくは自分が就職しようとしている会社の分野にとって「ピンチ」になるか「チャンス」になるかを考え、自分なりの意見をまとめる(1.5時間)
復習として、授業を踏まえ、社会課題を自分のチャンスに活用する方法を検討する(2時間) 第13回
会社の仕組みと「働く」ということ【筒井】
予習として営利企業と非営利組織の違いについて調べる。(1.5時間)
復習として自分が就職後、どのようにイノベーションに貢献できるかを考える。(2時間) 第14回
第1~13回の授業の総括【橋本・筒井・芝】
予習として、これまでの授業内容をすべて復習してまとめる(3.5時間)。
課題等に対するフィードバック
課題はWORD形式の授業小レポートと、アンケートフォームを活用した授業の感想や事前学習の2つがある。いずれも提出した内容はフィードバックとして次回授業などで活用する場合がある。
評価方法と基準
毎回の授業小レポート(39%)+テスト(61%)。13回の授業において、1回3点の小レポートを課す。第14回の授業内で61点満点の総合テストを行い、授業小レポートとあわせて総合得点を100点とし、60点以上を合格とする。
なお、本授業では、特別の指示がない限りは、AIを利用せずに小レポートを作成すること。これは、自らの力で論理を組み立てる思考力を養成するためである。 テキスト
毎回プリントを配布する。
参考図書
参考図書は授業内で適宜指示する。
大学LCセンターで閲覧できる本も多いので、積極的に利用すること。 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
「現代社会の基礎知識1」が1年春学期に開講されているが、この授業を受講しなかった人も本授業に参加することができる。また、後続科目として「現代社会の諸問題」が2年で開講されている。
これらの科目を通じて、複雑に関係し合う現代社会の見取り図を自分なりに構成していくことができる。 本大学は全体のカリキュラムを通じて、「自立した個人として将来にわたり学び続ける学習態度や意識及び自らの思考を他者に伝えることができるコミュニケーション能力の涵養」を目指しており、これらの授業はこの目標に対応している。 履修登録前の準備
本授業においては、グループワークやグループディスカッション、また事前アンケートなどで自分の意見を問われる機会やコミュニケーションが必要とされる機会が多くあるので、あらかじめ留意しておくこと。とはいえ、過剰に緊張する必要は無く、むしろ、その機会を活用して大学生活における多くの友人関係を築いてほしいと考えている。
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