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教員名 : 伊藤 暢彦
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授業コード
520957
オムニバス
科目名
データサイエンスプロジェクトⅡ
科目名(英語)
Data Science Project II
配当学年
2年
単位数
2単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
木曜1限、木曜2限
対象学科
先_データ
コース
科目区分
専門科目
必選の別
必修科目
担当者
伊藤 暢彦、船越 裕介、細沼 恵里
教室
5-501、5-502
実務家教員担当授業
担当教員の船越、伊藤は企業において研究開発プロジェクトの実務経験がある。
授業の目的と進め方
ウェブサーバに代表されるネットワーク上の各種サーバ構築やIoTアプリケーションの構築に必要な基礎技術としてLinuxの利用技術を学ぶ。各種サーバ構築やネットワークに関する様々な設定、IoTアプリケーションの構築を行うためには、サーバマシンやマイコンにおける主要OSであるLinuxの基礎知識やLinuxを使いこなすための各種コマンド、シェルプログラミングに関する知識が不可欠である。これらの知識を具体的な課題演習を通して修得する。
達成目標1
LinuxやUNIXのOSをインストールすることができる【25%】
達成目標2
さまざまなLinuxコマンドを理解し、使いこなすことができる【25%】
達成目標3
サーバプログラムの仕組みを理解し、構築方法を修得できる【25%】
達成目標4
基本的なサーバプログラムの設定ができる【25%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ガイダンス(データサイエンスプロジェクトⅡの目的と活動方法の説明)
Linuxとはどのようなものかを調べておく。(2時間)
データサイエンスプロジェクトⅡの活動内容について整理しておく。(3時間) 第2回
オペレーティングシステムとLinux
オペレーティングシステムの発明、変遷などの歴史的背景について予習しておく。(2時間)
UNIXからLinuxへの変遷についてまとめる。(3時間) 第3回
Linux OSのインストール
WindowsやMacの上で動作する仮想化ソフトウェアについて調べる。(2時間)
仮想マシン上にインストールしたLinuxの動作を確認する。(3時間) 第4回
コマンドライン操作の基本
Linuxはどのように操作するのか、どのようなコマンドが存在するのか、調べておく。(2時間)
学習後は基本コマンドを繰り返し実行し、完全に身につける。(3時間) 第5回
ファイルシステムと操作
ファイルとディレクトリの違い、属性などについて予習する。(2時間)
学習後は実際にファイルやディレクトリ操作コマンドを実行し完全に理解し、扱い方を修得する。(3時間) 第6回
エディタ vi
LinuxのエディタとWindowsやMacなどのエディタの違いについて調べておく。(2時間)
学習後は viエディタの操作を繰り返し実行し、基本的な操作が自由にできるようになっておく。(3時間) 第7回
ユーザとグループの管理
ユーザや管理者の違いや管理者の権限について調べておく。(2時間)
学習後は一般ユーザアカウントの作成やシステムの状態管理を体験する。(3時間) 第8回
シェル
シェルの特徴であるパイプやリダイレクトなどの機能を実際に使用して基本的な使い方を修得する。(3時間)
第9回
シェルスクリプト
簡易プログラミングの意味について調べておく。(2時間)
学習後は実際にプログラミングしてみる。(3時間) 第10回
テキスト処理と正規表現
正規表現について調べておく。(2時間)
WindowsやMac等ではテキスト処理をどのように行うか調べ、Linuxとの違いを調べる。(3時間) 第11回
ジョブとプロセスの管理
ジョブとプロセスの違いについて調べておく。(2時間)
WindowsやMac等のOSとの違いについて調べる。(3時間) 第12回
ネットワークとサーバ
インターネットサーバとしてのアプリケーションにどのようなものがあるか調べておく。(2時間)
学習後は自分で他のサーバ等をインストールしてみる。(4時間) 第13回
Linuxのプログラミング開発環境
C言語のコンパイラであるgccについて調べておく。また、アプリケーションのインストール方法についても調べておく。(2時間)
学習後は簡単なプログラムを作成し、実際にコンパイル、 実行をしてみる。(3時間) 第14回
まとめ
これまでの演習問題で理解できていないところを調べておく。(3時間)
課題等に対するフィードバック
学修内容を授業内でフィードバックする。
評価方法と基準
授業内で実施する演習課題60%、「まとめ」で実施する「理解度確認演習」の成績を40%として成績評価を行う。
評価点が60点以上をC評価以上とする。 テキスト
必要に応じて資料を配布する。
参考図書
前野譲二著、『Linux演習』、オーム社、[ISBN978-4-274-20169-1]
Linux標準教科書Ver3.0.4、LPI-Japan編、[講習会等テキストのためISBN無] 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
本科目は、ネットワーク上の各種サーバやIoTアプリケーションの構築において必要となるLinuxについて基礎知識と利用技術を身に付けることを目的としている。
関連する科目として、3年「データサイエンスプロジェクトIII」や「データサイエンスプロジェクトIV」、「IoTシステムデザイン」等があり、それらの科目の中で本科目で修得したことを活用できる。 履修登録前の準備
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