シラバス情報

授業コード
521021
オムニバス
科目名
経営情報システム
科目名(英語)
Management Information System
配当学年
3年
単位数
2単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
水曜1限
対象学科
先_情報,先_データ
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
辻村 泰寛
教室
5-104
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
情報化社会における組織情報システム、ナレッジマネジメント、インターネットビジネスモデル、情報システムの設計から運用について講義を行う。ビジネスシステムにおける様々な場面で役に立つ知識を身に付けることで、社会とのつながりを意識した情報技術者の育成を目的とする。講義を中心とし、授業中の課題については解説を加えてフィードバックする。 
達成目標1
情報という観点で経営を捉えることの重要性とその代表的なモデルを理解し、説明できる【20%】
達成目標2
経営情報システムとは何か、またその構成要素にはどのようなものがあるか説明できる【20%】
達成目標3
意思決定の概念やプロセスを理解した上で、意思決定における情報システムの役割を説明できる【15%】
達成目標4
横断的組織情報システムの意義と適用業務を説明できる【15%】
達成目標5
意思決定支援システムおよびエキスパートシステムの目的と基本構造を説明できる【10%】
達成目標6
電子商取引の意義と種類を説明できる【10%】
達成目標7
情報セキュリティ・マネジメントの意義と情報セキュリティ対策について説明できる【10%】

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
情報システムの発展と経営情報システム(1):産業・経営の情報化と情報システムの発展
産業の発展の歴史の中で、情報技術がどのように寄与したかを時代の流れに沿って調べる。(予習100分)
第2回
情報システムの発展と経営情報システム(2):経営と情報システム
産業・経営の情報化について時系列的に整理する。(復習100分)「システム」の定義を調べ、経営情報システムとは情報的視点とシステム工学的視点でどのような定義になるのかを調べておく。(予習100分)
第3回
意思決定と情報システム(1):組織における意思決定と情報
経営情報システムの定義を再確認し、その役割ついてまとめる。(復習100分)組織における意思決定とは何かについて調べる。(予習100分)
第4回
意思決定と情報システム(2):組織と情報システム
組織における意思決定の重要性を整理する。(復習100分)組織における情報システムの役割を調べる。(予習100分)
第5回
問題解決のためのコンピュータ(1):データベースシステム
組織の意思決定における情報システムの役割についてまとめる。(復習100分)データベースシステムの基本的な構成につて調べる。(予習100分)
第6回
問題解決のためのコンピュータ(2):ネットワークコミュニケーション
情報システムにおけるデータベースシステム位置づけと役割についてまとめる。(復習100分)ネットワークコミュニケーションとは何かについて調べる。(予習100分)
第7回
エンドユーザシステム
ネットワークコミュニケーションの重要性と課題についてまとめる。(復習100分)エンドユーザシステムの種類について調べる。(予習100分)
第8回
組織情報システム(1):機能別組織情報システム
代表的なエンドユーザシステムについて、役割と機能をまとめる。(復習100分)機能別組織情報システムについて調べる。(予習100分)
第9回
組織情報システム(2):横断的組織情報システム
機能別組織情報システムの長所と短所をまとめる。(復習100分)横断的組織情報システムについて調べる。(予習100分)
第10回
意思決定支援システムとエキスパートシステム(1):意思決定支援システム
横断的組織情報システムの長所と短所をまとめる。(復習100分)意思決定支援システムとは何かについて調べる。(予習100分)
第11回
意思決定支援システムとエキスパートシステム(2):エキスパートシステム
意思決定支援システムの基本的な機能と構成についてまとめる。(復習100分)エキスパートシステムとは何かについて調べる。(予習100分)
第12回
インターネットと電子商取引(1):インターネット
エキスパートシステムの長所と短所について整理する。(復習100分)インターネットとは何かについて改めて調べる。(予習100分)
第13回
インターネットと電子商取引(2):電子商取引
TCP/IPプロトコルの各階層の機能についてまとめる。(復習100分)情報セキュリティマネジメントシステムについて調べる。(予習100分)
第14回
情報セキュリティ
情報セキュリティポリシの構成についてまとめ、その必要性について整理する。(復習100分)


課題等に対するフィードバック
レポート課題に対するフィードバックは、授業内において、全体に対する総括として行う。
評価方法と基準
授業中の課題・小テスト(40%)、定期試験(60%)で評価し、全体を100点満点に換算して60点以上で合格とする。
テキスト
島田達巳、高原康彦:「経営情報システム(改訂第3版)」、日科技連、ISBN978-4-8171-9214-1
参考図書
宮川公男、上田泰:「経営情報システム(第4版)」、中央経済社、ISBN978-4-502-09170-4
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
ビジネスシステム分野の学習・教育目標において、組織横断的な企業情報システムを理解した上で、データベースを中心とした簡単な情報システムを、経済性を考慮して企画し、評価できる知識を修得し、顧客を終着点として、製品/サービスを届けるまでに行う諸プロセスにおいて、どのような活動が必要なのかを理解し、説明できるよ能力を身につけるための科目である。
履修登録前の準備
2年秋学期の「ソフトウェア工学」を履修していることが望ましい(テキストの第6章「情報システムの開発と導入」は「ソフトウェア工学」の授業内容と重複するため、割愛する)。