シラバス情報

授業コード
521071
オムニバス
科目名
ものづくり基礎実習Ⅱ
科目名(英語)
Introduction to Manifactureing II
配当学年
1年
単位数
1単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
土曜3限、土曜4限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
共通教育科目
必選の別
選択科目
担当者
櫛橋 康博、配島 雄、峯 敏秀
教室
スチューデントラボ 技術室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
本科目は、「ものづくり基礎実習Ⅰ」を履修し単位取得した学生が、修得した基礎力をさらに発展させるために、より難易度の高い製作課題に取り組むことにより、高度な工具等の取り扱いや加工の知識、安全衛生の重要性への認識を高め、安全かつ高度なものづくりを自主的に進めていくための基礎力を修得することを目的とする。
達成目標1
木工・電気・機械加工系のものづくりに関する安全教育・品質管理に関する基礎知識を修得できる 【50%】
達成目標2
ものづくりに関して自主的な創作力を加えた技量・知識を身につけることができる 【50%】
達成目標3
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
安全衛生教育
[予習]安全衛生講習の動画を視聴し予習しておく。(1時間)
[復習]安全衛生クイズを各自で再度実施しておく。(1時間) 
第2回
2種類の課題(赤と青のイス(木工系)、アンプ付スピーカー(電気系))のいずれかを選定する。
[予習]選定した課題内容について機能・構造などを調べておく。(1時間)
[復習]配布された資料を熟読し、全体の工程の概略を確認しておく。(1時間)
第3回
各課題についての機能や構造等の解説
[予習]選定した課題について、機能や構造を確認しておく。(1時間)
[復習]配付資料に注意事項等を追加記入するなどして機能と構造について詳細に確認しておく。(1時間)
第4回
各課題の図面作製
[予習]配付資料の図面で不明な点がないか確認しておく。(1時間)
[復習]製作物の図面の書き方を復習しておく。(1時間)
第5回
各課題の製作(部品の製作:板取り、切削等)
[予習]製作物の部品ごとに形状や寸法を確認しておく。(1時間)
[復習]製作したした部品が、図面通りにできているか確認しておく。(0.5時間)
第6回
各課題の製作(部品の製作:穴あけ等)
[予習]穴開け加工に必要な工具や方法について調べておく。(1時間)
[復習]実際に使用した加工方法と注意した点などについて、記録としてまとめておく。(0.5時間) 
第7回
各課題の製作(部品仕上げ)
[予習]仕上げ加工の方法について調べておく。(1時間)
[復習]実際に行った仕上げ加工の方法や注意点をまとめておく。(0.5時間)
第8回
各課題の製作(部品の最終仕上げと測定)
[予習]図面と全体の工程スケジュールと各自の進捗を比較し、遅れや未着手の部分が無いか確認しておく。(1時間)
[復習]部品の仕上げが完成していない場合は、時間外に完成させる。(2時間) 
第9回
各課題の製作(組立・加工) 
[予習]加工機械の構造と操作法を調査しておく。(1時間)
[復習]使用した加工機械をどこの加工に使用したか記録としてまとめておく。(1時間)
第10回
各課題の製作(組立・加工・修正)
[予習]必要な材料と工具について把握しておく。(1時間)
第11回
各課題の仕上げ(修正加工・表面仕上げ等)
[予習]加工精度を上げるため、工具類の取り扱い方法を調査し理解しておく。(1時間)
第12回
各課題の仕上げ (表面仕上げ・塗装)
[予習]最終仕上げがどこまで完了しているか確認しておく。(0.5時間)
[復習]授業時間内で完了しない場合は、時間外で作業して完成させる。(2時間)
第13回
最終仕上げと調整
[予習]最終仕上げおよび調整の状態を確認して追加で実施する作業について確認しておく。(1時間)
[復習]最終仕上げおよび調整が完了しない場合は、さらに時間外で作業して完成させる。(2時間)
第14回
グループディスカッションを行い、課題製作に対する安全衛生および各課題製作過程の特徴などについてまとめる。
[予習]ものづくりの製作過程について必要となる知識や技術・技能についてまとめておく。さらに、安全にものづくりを行うために気がついたことや類推されることなどをまとめておく。(2時間)


課題等に対するフィードバック
製作過程で製作物についてのアドバイスを行うほか、完成した課題に対する講評を行う。
評価方法と基準
実技への取組と製作物の完成度で評価する。未完成の場合は不可とする。
テキスト
適宜プリントを配布する。
参考図書
適宜プリントを配布する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
ものづくり体験を行うことで、ものづくりに対する意識を高め、電子回路の回路図の読み方、材料の選定から加工工具の選定、切り出し、加工など図面通りに行うことの重要さを認識することが本科目の位置づけである。また、高度な加工機械を取り扱うことからも、安全教育を身につけることができる。
履修登録前の準備
 この科目を受講するためには、「ものづくり基礎実習Ⅰ」の単位を修得おかなければならない。履修前に、簡単な電子回路の基礎、木工加工の基礎、機械加工の基礎を調べておくことが望ましい。